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August 08, 2004

茶の味

 石井監督作品は2度目。カンヌの招待作品で劇場入りした監督の一言「アニメと漫画の国から来ました」っていうのが、全編にちりばめられていた。この映画こそサブカルチャーに詳しい人たちは大いに喜ぶ作品ではないだろうか。私はちと知識不足のために、監督の遊びが理解出来ていないかもしれないけれど、あの不思議なおかしさを楽しませて貰った。映画の中でクリエーターのジュンがいうセリフがこの映画を集約しているかもしれない。
 話は至ってシンプル。ほのぼのとした田舎の背景に春野家一家の日々が綴られる。風景がきれいだったで終わった人は、お気の毒さま。このシンプルな中に我修院や浅野、庵野や草なぎ剛や武田真治まで入れて、石井風にした世界を見るのがこの映画の良さなのだ。
 草なぎ君の使い方がよかった。あんな所に草なぎ君がって感じが生きていた。武田真治は、私の中のうまい役者のベストに入る俳優さんの一人で、今回も短い時間で、ジュンがばっちり効いていて、とどめのセリフが生きていた。今回見た彼はより美しくなったのではないだろうか。フリーマガジンの対談で、我修院が、家でもあんな風だと子どもが言ったというのを読んでいたので、我修院自体の面白さも楽しめた。土屋アンナは「下妻物語」が面白かったので、注目の俳優さんだった。さっさと結婚してスクリーンから消えてしまうにはあまりにも惜しい。(敬称略)
 

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August 07, 2004

永遠の片思い

 今のところ今年上映のマイベスト1圏内の映画だった。最初は、「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョンの主演作だから日本に上映されているのだな程度で、ただの三角関係を描いた作品だと思っていたら、意表をつく展開だった。
 可愛い小さな男の子と女の子の写真が入ったお手製の封筒。差出人の名前はない。それは5年前のあの頃・・・・と、男女3人の結びつきが展開していく。小道具としての写真がいい。複線も色々はっていて、素晴らしい演出。尚かつストーリーに3人の優しさがちりばめられていて、それを知るたびに涙が止まらなかった。いいシーンもいっぱいあって、場面を大事にしているのがよく分かった。邦題も上手につけている。エンディングのチャ・テヒョンの優しい歌声もいい。余韻が残らずエンディングソングが終わるのがちょっと残念だが・・。映画館でもDVDでもBSでもいいから、是非見て貰いたい作品です。

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