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October 15, 2004

デビルマン

 あっちゃー。

 学生の頃、飛鳥了というペンネームを使っていたことがあった。どれだけの思い入れがあったかを推し量って頂けるだろう。多くの漫画家がアンソロジーを描きたくなるぐらい凄い作品なのだマンガは。
 前売りにDVDがつくというので、いまだ見ていないけれど、前売りを買い、上映を楽しみに待った。作品をよりよいものにするために、公開はのびたのだから、待つ価値はあるものと期待してしまった。
 上映が始まり、アンケートの得点の低さ、キャシャーンをしのぐひどさと書いているところもあった。期待は無となり、悲しい気持ちで見に行った。
 あんまり、悪く書く批評は映画好きには映画を作る苦労がどんなに大変かと思うので好かないが、こんな前置きを書かないといけないほどの作品だったのだ。
 今はJAZZが聞ける喫茶店で前の方の席に30代の髪型と服装をして似合っているおじさんがいる所で書いているで、だいぶん落ち着いてきているが、やっぱり、ひどい。
 まず、キャスティングはどうしてもあの双子を使わないといけないのなら、もっと演技の勉強をしてもらってから使うべきだったのではないだろうか。あまりにひどすぎて悲しすぎた。アップが多いので、台詞だけでも何とかなれば良かったのだがと悲しい。立ち居振る舞いももっと演技指導できなかったのか、バトルロワイアルのような殺戮シーンをしても、どんなに深作監督が表現力があったかと思い起こさせるだけであった。ストーリー展開もマンガのいい場面取りをするなら、それまでの盛り上げをもっとして欲しかった。当然比べられるであろう「キューティーハニー」とは比べものにならないぐらい。何を描きたかったかが徹底していなかった。
 監督スタッフキャストの皆さん、これを読むことはないでしょうが、こんな風に書いてしまうぐらい、デビルマンに対するファンのこだわりは凄いんだよ。なめてちゃだめだよと言いたい。東映では無理なんじゃないかとも思ってしまいました。
 今後は頑張って下さい。

 映画館を出たら、友人Fも同じ回に来ていたようだ。感想を聞くと、「なんともこたえられん。いうことないわ。」だって。

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「映画」カテゴリの記事

Comments

ところがどっこい、ちゃんと見てるんだ、これが。

「悪く書く批評は映画好きには映画を作る苦労がどんなに大変かと思うので好かないが」ってゆぅけどさ、料理屋に行って不味いもん食わされたら「ちっ!」って思うでしょ。
これ作るのたいへんだったろうなって、お客さんが思った時点で、その映画は負け。
映画を始め、ドラマ、小説その他…どれだけの人を騙せるか、見た人がその作品の虜になるくらい大きな嘘が吐けるかが勝負ですから。
ここんとこ、昔の漫画、アニメの実写リメイクが流行りでしたけど(パチンコの台じゃあるまいし)、もともと人気のある作品ばかりで、これは映画界の企画力が低下してることの表れだと思っとります。
求む!企画力のあるプロデューサー。
あ、自分でやればいいのか。

ま、実際に作るのはたいへんな作業なんだけどね。

Posted by: katsura | January 02, 2005 at 09:40 PM

 私は映画好きだけれど、映画関連の本は読まないので、映画のことはあんまり詳しくない。フリーペーパー情報や感だけで見に行っていたりするので、こんな映画感想文を書いていたら、なんも映画知らんくせにと、そんなやつからいわれとうないわ。って思う人もいるだろうなぁって思っています。でもって、なんも知らないから、分かってないなぁって思われてるだろうなぁって。あと、自分が小心者で何か言われるとふにゃふにゃふにゃになってしまうから、書けない。武田鉄矢の贈る言葉の歌詞だね。自信持ってるのならなんぼでも書けるが・・・。映画は大事だからあんまり痛めつけられないなぁ。でも、デビルマンはお金勿体ない。
 韓国が以前からソフト産業の映画やアニメに金を出すようになっているけれど、良く言われている「原作がない」というのと反対に、日本は最近でこそ映画に金を出してくれるようになったけれど、力有る監督やプロデューサーはハリウッドに取られそうになってるぐらいに、映画産業に力がなく、で、原作は豊富なのだ。原作のドラマや映画は面白くないと良く言われてるし、映画やドラマ用にアレンジしても、原作を超えることはない。この間からやってる「レディ・ジョーカー」も酷いもんだと思う。でも、台湾ドラマが日本の漫画をドラマ化して、アジア全域で外貨を稼いでいる。ドラマも原作通りで忠実に作られていて面白いのだ。日本で作る漫画原作ドラマと比べものにならない。どこが違うんだろうと思ったら、制作サイドの愛情のかけ方が違うみたいなのだ。もう何本も作り続けられていて、台湾の日本の漫画のドラマ化で成功したプロデューサーはnewsweeksでアジアでもっとも有名な○人で取り上げられているほどだ。
 彼女は原作の大ファンだった。漫画に出てくるような俳優を捜した。これは無理があるだろうとおもうようなところも原作に忠実に描いた。彼女のこの原作が好きというのが、画面いっぱいに現れていたのだ。それだから出来ることなのかなぁ。
 ドラマは長い原作を忠実に出来ても、映画は短時間に絞らないといけない。なら、デビルマンを映画化したかった人達は、デビルマンの何を映画化したかったんだろう。
 韓国映画がカンヌで賞を取った。日本の漫画が原作だ。でも、原作に忠実に描いているわけではない。ここにも答えがあるのではと私は思っている。

Posted by: 海音 | January 02, 2005 at 11:16 PM

コ、コメントがモグラ叩きの如くなってきてしまった。
こんどはここだっ。

「なんも映画知らんくせにと、そんなやつからいわれとうないわ」ってゆぅ業界人は多いと思うけど、それはその人たちの勘違い。
てきとーに作っても面白ければOK、精魂込めて作ってもつまらなければNG、これあたしのスタンス。
だからそんなこと気にしないで、思ったこと素直に書いたらいいのよ。
それから日本でもやっと映画にも助成金が出るなど、文化育成にチカラを入れるようになったけど(ホントになったのかな?)、そんなのはどーでもいーこと。
むしろ制約の多いほうが、いい作品が出来ると思うのですが。
天皇にまで昇り詰めた黒澤の晩年の作品は、はっきり言って面白くないものね。
最近、韓国の映画が元気なのは、そぉねぇ、状況が昔の日本映画界に似てるから、かな。
民主化されて、徐々に色んな規制が外れて、また外そうとして、その情熱が伝わって来るからだと思いますよ。
なーんつって、全然見てないんだけどさ。

Posted by: katsura | January 03, 2005 at 12:57 AM

 たたかれていたのかー。うぅ。
 このblogを読む人なんてあんまりいないだろうし、友人にはこのblogの場所はあんまり知らせてないから、思ったことは書いているのだ。きっと、私は甘いのだ。自分にも甘いし・・。
 自足自給率が40%になって、反日教育している中国が大きくなって、戦争でアメリカはダメになるから、日本なんて守ってくれるわけないしの状態で、日本が明日をかけるのは、映画・アニメ・漫画といった文化的な産業しか残されていないのだ。別にハリウッドを越せとか思っていないけれど、欧米がcoolな日本人と言ってくれている間に、欧米・亜細亜の手に届かないほど文化ワンダーランド日本になって欲しいのだ。映画は単純に大好きだけど、未来も欲しい。

Posted by: 海音 | January 03, 2005 at 09:46 PM

ポコッ ポコッ !

甘くってもいいじゃな~い、ハニー。

ポコッ !

反日教育している中国が大きくなって…ってとこ。
天安門事件があって、共産党への求心力を高めるために仮想敵を作る必要があったので反日教育をしている、とゆぅのがホントのとこじゃないでせうか。
それはさておき、今のままの日本では、文化ワンダーランドは夢のまた夢。
あたしゃ国粋主義者でも右翼でもないけど、自国の文化を次々に捨てるよぉな国には未来はないと思っとります。
道徳の教科書に古事記、日本書紀を採用しよお。
天照大神を天岩戸から引っ張り出すのに、みんなで酒喰らってドンちゃん騒ぎ、おまけにストリップまでやった、おおらかな八百万の神々たち。
あは、こんなんじゃ教科書載せられないか。

この項終わり。
「インストール」へ…

Posted by: katsura | January 03, 2005 at 11:27 PM

海音さん、トラックバックどうもありがとう。

そうか、海音さんはデビルマンを観に行ったんだね。
私は観に行ってないので偉そうなことは言えないけど、駄作は駄作とはっきり口に出してイイと思うよ。
客だから何をしても良いとは思わないけど、海音さんは少なくとも1800円を払ってるわけだしね。

もう監督は故人なので死者に鞭打つような真似はしたくないけど、要は脚本をカミさんにやらせる必要があったのかってこと?
私は映画もTVも脚本が全てだと思っている。
まあ中には堤幸彦みたいな人もいるので一概には言えないけど、少なくとも信者を多数持つデビルマンですよ。
デビルマンを舐めちゃいけないよね!

Posted by: sozoro | April 03, 2005 at 06:38 PM

 監督のことを書かれているところとか読むと、サラリーマンのような人だったようです。あれを作れと言われたら、会社の方針や周りのことを考えて、映画作りをする人のようでした。そういう人で、デビルマンは難しいかなぁって思ってしまいました。あっているかどうかは、知らないですが、デビルマンに関しては、原作者の通りに作っていてもダメなんですよね。悪魔になって貰わないと(笑)、もうファンは辛いです。
 ここにもコメント有り難うございました。確かに脚本家の面白い映画は、次が見たくなります。大きい部分を占めていますよね。

Posted by: 海音 | April 03, 2005 at 10:16 PM

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