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January 07, 2005

危険マークを付ける

 日本人って甘いから、自分のことを考えたら、厳しいことが言えない。また、だんだん情報の影響で他人は怖いというのを吹き込まれているから、余計に何にも言えなくなってしまう。
 性犯罪のような繰り返されるものとか、凶悪犯罪で、社会復帰するような事があった場合に、アメリカのように家や車に危険マークを付けるってのはどうだろうと、今朝考えた。人権弁護士ががうがう言うと思うけど、刑の償いは刑務所に入ったら終わりではないはず、そのような社会的な制裁は、罪を償うことの一つではないだろうか。なんで、今朝そんなことを考えたかというと、死刑にしてくれと犯人が言っているからだ。死んで逃げるなんて卑怯だ。被害家族は同じ空気を吸ってると思うとイヤだろうから、死刑を望むかもしれないが、死んで終わりでいいのだろうか。
 でも、危険マークを付ける人に、家を貸さないだろうし、仕事もない。近隣住民は出ていけって言うだろうし、加害者家族にそこまでの責めをおわしていいわけないので、家族と離れている犯罪者じゃないといけないし、事実上無理な話だ。でも、社会に出ても何か制裁があるべきなのに、無いから何度も事件を起こしているのではないだろうかと、思ってしまった。実は死刑はなんとなく反対なのだ。だからといって、日本のように無期懲役でも15年で釈放されてしまうシステムでは、許されない。自分がもし殺人罪を犯した場合に、15年我慢したら出られると考えて、深く考えることがないんではないかと思ってしまうからだ。なんて、底の浅い私。深く反省する人もいるだろうから、何年って言うのも関係ないかなぁ。昔読んだSF漫画に、犯罪者の記憶をなくしてあらたな人格にして社会に送り出すってのがあったが、それが一番いい方法だと今でも思っている。

 昨日友人Mと職安に行き、受けたいところが一つもないので、また、暗くなってしまった。辞める前に1年は無理だろうし、何かしたいしとか思って、無職用にお金を残していたが、働いていたときと同じ金額で生活費はいるのだから、だんだん底が近づいている。こんなんで、海外旅行も行こうってんだから、母じゃなくても、何にも考えていないと言われて当然だろうなぁ~。月生活費で8万いって、小遣い入れたら、10万はいる。5月で辞める時点では、年末にはと思ったけれど、秋になり、来年4月に伸びた。いや今の時点で、バイトを始めようかとも思っているが、折角するならしたこと無い業種とまだ選り好みしている。仕事だって、給料基準を下げたら受けたいところも出てくる。でも、以前もその前もその前も30万ぐらい貰っていたのを20万以下にするなんてつらいつらすぎる。だんだん、自分の価値が下がっているのを認識していっててもこだわっているのだ。きっと、15万で手取り10万ちょっとなんて所に就職したときには、こんな偉そうな人格が大きく変わっているだろうなぁ。
 友人Mは手持ち600円でやってきた。今日は日払いのバイトの給料日なのでそれもついでに貰いに行ったのだが、いつもは世界がバラ色の彼女もダーリンがいようと、お金がないって事でこんなに人間くらーい世界に引きずり込まれるのだってぐらい過去反省大会を暴露して帰った。私への警告だにゃー。うぅ。

 夜、録画していた小津の「秋日和」をみる。前に見たことがある映画じゃないかというぐらいに、設定も役者も人数もセリフも似ていて、どことなく味わい深い。母はあの陰影のゆらゆら影がいいといい、私は床に置いたカメラの構図で無機質なところに声が入ってくるのが繰り返されるのが面白かった。最近の映画はドラマのように俳優のアップが増えてるから、斬新とさえ思える。部屋の隅から見た原節子、いい女だなぁ。入り口から少し覗いて、時間をおいてから3人組の食事全体を撮る。同じセリフを繰り返す小津作品。いっつも、脚本に小津の名があると、脚本家の書いた科白の連呼をしているんだろうなぁなんて思っている。生涯結婚もせず、子もなかった小津がなんで、こんなに家族や娘の嫁入りを題材にしたんだろうってのが、私のずっと持っている疑問だ。あの3人組に入りたいのかなぁ?

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Comments

「性感極秘マッサージ」
新しい就職口を紹介します…嘘。
新東宝のピンク映画のタイトル、監督は佐野和宏。
小津安二郎「秋刀魚の味」他がモチーフになってる味わい深い映画でしゅ、もちろんエッチな場面もあるけどさ。
田舎から出てきた父親が、東京に住むふたりの娘を訪ねるのだが、それぞれの人生が始まっていることを知り、また田舎に帰っていくとゆー話。
女の子が男と同棲してる部屋にあったNゲージの模型を予算1万円で作らされた。
今でもとってある、ワープロ、コピー、ホッチキス止めの台本には「南瓜の味」って原題があります。
タイトルは配給が勝手にいやらしく付けちゃうからね。

犯罪者の記憶を消すのであれば、被害者の記憶も消してあげなくちゃだなあ。

Posted by: katsura | January 07, 2005 at 10:25 AM

 その題名は、男装しないと見に行く勇気はないです。そんなややこしい映画はどぎまぎするので見に行けませんが(寺山は見に行くのに)、アンドレ・マルロウがやった実験っての映画は見てみたい。題名がなぁ。内容もだけど。あぁあしゅら男爵だったら、片方の顔隠して映画館には入れるのに~。
 Nゲージというのを初めて知りました。模型は学校で自分が設計した作品を自分で模型にしたぐらいしか無いけれど、子どもの時は駄菓子屋さんで安い模型を買って組み立てていた。今は作るのは興味ないのだなぁ。かくのは大好きだけど、組み立て手順図とか大好きだ。手書きで描くのが好きだー。CADなんか筆感の良さが出ないので残念だ。今は仕方ないけれど。枠に収まった美しさとか好き。写真的な周囲の収まった映画があったけど、あんな画面構成も好きだ。
 タイトルって大きいですよね。インパクト無かったら見に行かないもん。邦題もうまく付いてるのは、感心しちゃう。配給会社ええ人つこてるなって。最近では「永遠の片思い」かな。原題は何だっけ忘れた。うまいこと付けてるよ。

 そうだね。犯罪被害者の記憶を消すか、一部書き換えてあげるのが望ましいですよね。
 私の好きだった脚本家の「眠れる森」って作品は、そういう犯罪被害者が記憶を操作される話だった。面白いドラマでわくわくしてみていた。ラストもきれいに描かれていた。

Posted by: 海音 | January 07, 2005 at 01:53 PM

みんなで記憶を消しちゃえばいいのか。
一億総白痴時代の到来だー!
って、もーなってるなあ。

Posted by: katsura | January 07, 2005 at 08:42 PM

 「白痴」ドフトエフスキーですね。黒沢の映画見たこと無いです。

 katsuraさんの記憶を消してあげましょう。
 wwwwwwwwwwwww
「正月前から何か変なものを読んだ記憶が・・・なんだったっけ。まっいか。」

 よかったよかった。これで、私の変人ぶりを覚えている人はいなくなった。よかったよかった。

Posted by: 海音 | January 07, 2005 at 09:35 PM

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