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February 22, 2005

赤いアモーレ

 捨てないで
 1ヶ月に1度、1年に1回だけしか会えなくてもいいから
 私を捨てないで

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 別れた妻に、今度は本気の恋をしなさいと言われた

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 ねたばれになるかも・・・。

 イタリア人は皆アモーレだ。人生でなにが一番大切なのかを知っている。この主人公の咽び泣く背中を見て、私も涙が止まらなかった。
 美しいペネロペが歩き方まで変えて汚い女になり、男の前に現れる。男はこの汚い町で、女を辱め、女を忘れられない男は何度も彼女の元に通うようになる。この女との始まり、愛の深さ、愛しい人に対する気持ちは、古今東西どこにでもあるような恋愛劇なのに私を惹きつける。きっと、こんな気持ちを一つでも持った者たちとの共有出来る世界なんだろう。男は娘の事故から、手術の合間に過去を振り返る。大切な娘を失いかけた時に、大切なのに失ったものを思い出す。男は美しい妻と社会的な地位を持ち、憧れすら抱かれるような世界の住人だった。しかし、なにも接点がないような女と自分の子ども時代の母が重なり、本当の愛を見つけてしまう。男が結婚をしている以上、二人が苦しむ愛に変わっていくのだが・・・。

 きみは僕を一生許してくれないだろうね
 私が許しても、神が二人を赦さないわ

 業を背負い生きる二人は離れることが出来ない。しかし、悲しい結末はいつもそばにやってくるものなのだ。
 駆け引きが出来ても、素直になれない今の私たちには、一番上に書いたような言葉すら忘れてしまっていると思う。2番目の言葉は、主人公の男性が学会に行く時に、突然出発する飛行機から降りていくのを一緒に降りた友人に、「僕は恋をしている」という言葉を放つので、それと対になった、その友人が、手術を待つ主人公に語る言葉だ。

 本当の愛は目の前にある。

 本当にその通りかもしれない。純粋な気持ちになれた作品だった。原作者の夫であるセルジオ・カステロットが主演・監督を行った。魅力的な男優さんである。

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Comments

赤いアモーレ 観に行こうと思っていたけど
日記を読んで「絶対」観に行こうと決めました。

イタリアに行ってきたばっかりなので
イタリアの映画が観たいのもあったし内容が面白そうなので‥‥

評判が気になる。
でも
「捨てないで。1ヶ月に1度、1年に1回だけしか会えなくてもいいから。私を捨てないで」
何とも切ない‥‥
若い時の恋愛を思い出しちゃいました。

Posted by: natumi | February 24, 2005 at 09:00 PM

 コメント有り難うございます。セリフは間違っていたらごめんよぉ(笑)。ちっこいお脳が覚えていただけなので、ちと自信なし。私感動しぃなので、はまりやすい映画でした。ペネロペの役の気持ちが入り込みました。

Posted by: 海音 | February 24, 2005 at 09:13 PM

今 non ti muovere
観ました。
本当に素晴らしかったです。

あまりに感動して
コメント出来ないぐらい。
下手な私の云々より
まずは 観て欲しい

静かに集中して
一生懸命みてほしい作品です。

Posted by: | October 28, 2005 at 01:54 AM

★ななしさま
 コメント有り難うございました。
 同じ感動を共有出来たことを嬉しく思っています。

Posted by: 海音 | October 28, 2005 at 06:36 AM

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