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March 25, 2005

「熱帯植物園」を読んだ

 嘘は由美を優しく守ってくれたのだろうか。(「熱帯植物園」室井佑月)

 電車の中で、3日間。1時間15分の短編映画を見た。なぜか、この登場人物の誰にもなれないのに、私の目の前には、すべての登場人物達が顔や背格好や服装まできちんと決めて、目の前で繰り広げてくれた。熱帯という題名だから、最初から赤みがかった色彩のフィルムに、画面の枠飾りは、南国の赤い花たち。私に画才があれば、あかを基調にこの小説の挿絵を描いただろう。なぜか、ほとばしるものは、絵で表したいと思うものだった。
 ただ一度でも、「愛している」と言って抱きしめてあげればよかったのにと、同調も同情もこの主人公にはしないけれど、悲しさは伝わりそんな風に考える。悲しい、違うなぁ。この小説から漂うのは寂しいという言葉だけだった。

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