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May 10, 2005

模倣される日本 を読んだ

 前にこれを読んでいると書いた記事にTBして貰ったことがあるのだが、やっぱりかきましたぜってTBする勇気がない。あほなことしか書きそうにないもの・・・。

 やっぱり、あほなことしか書けなかった・・・。


 昔、外国から見た日本人のことを書いた本が流行っていた。母が本棚に置いていたが今は処分しているだろう。私を含める日本人は日本人のことを書いている本が好きだ。テレビでも、ヨーロッパのとある国は日本がロシアを破ったから親日家が多いといか言ったりするときがある。いつのはなしやってもんだけれど、そんな昔のことをだして来るぐらいにまぁ嫌われ者でもあるのだ。開国した頃は、学識経験者がこぞってヨーロッパをまねし、フランス語を母国語にしようとまで言った学者が出たほどだったことは有名な話。昔の映画なんて、黒縁眼鏡をかけ、カメラをぶら下げた日本人をアジアの俳優が滑稽に演じていた。戦争を起こす前、いじめられていたことも戦争の原因の一つになった。戦後は、アメリカに操作されて、アメリカみたいになりたいと思わせるのに成功し、いつまでも欧米の下に位置づけられ、アジアでは何にも言えずせずでいじめられっ子。そんな日本に、この題名のようなことが近年起こりだしたのだ。まぁ、子どもでも分かるほどに、日本のゲームなどのカルチャーが有名になり、仕事のためではなく、昔文化レベルを上げるためにフランス語を習ったように、外国人は日本語を習い始めだしたのだ。いじめられっ子が慣れている日本人には予測出来ない出来事が始まった。日本製品がいいというのは、昔の話しだった。今は韓国や中国などが安くていいものを市場に送り込んでいる。色んな国で日本の製品が売れなくなってきたのだが、それと反比例して、日本製品を持っているのがかっこいいというブランド化が起こってきたのだ。金髪のヨーロッパ人に、日本のサラリーマンが持っているあれを欲しいと言われているのだ。まぁ、これは最初に書いたことと同じで話半分かもしれない話しだが、欧米で日本人のことを「cool」と言われ出しているのは本当だ。この本は、そんな嬉しいことを半分と、今まで日本が模倣してきた歴史を綴っている。
 鎖国が解かれたときまで、日本人は中国に向いていた。千年以上の間隣の大国の精神性の高さに憧れ、漢書が書けるものが素晴らしいと思われていた。それが、欧米のアジアの植民地支配で、尊敬する国が植民地にされ、アジアでされなかったところは、日本とタイだけになった。学者達の悲哀はどれほどだったであろうか。そこから、日本の中国等を見る目が180度変わってきたとこの本は書いている。
 なぜか日本人は他に優れたものがあると思う体質なようで、貿易や戦術などに向けられるのは分かっても、文化的なものまで、ヨーロッパの方が凄いと思い、たくさんの留学生がヨーロッパの地を踏んだ。だから、上記のように日本語までかえてしまおうなんてことを真顔で話していたようなのだ。元々、話し言葉だけで中国から文字が入ってきて、そのまま日本人の使いやすいようにしていったのだが、役所などは漢語のままだったりするので、簡単にフランス語に変えることが出来る素因があったと書いている。お隣韓国では、独自の文化をはぐくむために、新しく文字を作っている。日本とは大違いの国だと言えよう。簡単に自分の文化を変えることが出来る日本人なのだが、岩倉使節団がヨーロッパの凄い物たちを持って帰ってくるだけではなく、自国の文化も大事にしている精神も持って帰ってきたおかげで、京都だけは変革されずに日本の財産として残った。よかったよかった。
 今でもそうなのだ。フランスなどでは、グレン・ダイザーが人気になったときに、自国の文化が侵されるからと日本アニメを規制した。アメリカでも子どものアニメは殆どアメリカ製である。でも、日本は面白いもの、お金になりそうな物は、文化維持なんて考えずに何でも持ってくる。今まで他のアジアと比べて、韓国ドラマや台湾ドラマが放映されなかったのは、文化的側面からではなく、日本の芸能界のお金の流れが変わってしまうのを予測して取り入れなかったこともあるのだろう。今でも続くヨ○さまブームも、芸能通では予測出来ないことだったろうが、日本人気質を知っている人には軽く予見出来たことかもしれない。横道それた。
 この本を読んでいたら、文化面でもてはやされてきた日本なのに、日本人は外国の物を買い着ると非難する。自国のことなど振り向きもしない日本人。もっと、日本を大切にしようとメッセージを送っているようだ。

模倣される日本 浜野保樹 祥伝社新書

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Comments

パンにあんこを入れてアンパンにしちゃう国だものねえ。
私はそういう日本が嫌いじゃないっすよ。
そうそう、昔フランスに行った時、フランス人は英語を話せるのに話せないフリをされたのは辛かったなあ。
母国語に誇りを持つのは悪いことではないけど、そこまで意固地になるかと思いました。

Posted by: sozoro | May 11, 2005 at 03:34 PM

sozoro様、コメント有り難うございました。
 今の完成されたものはごっちゃ煮ですもんね。
>そうそう、昔フランスに行った時、フランス人は英語を話せるのに話せないフリをされたのは辛かったなあ。

いいなぁ。英語は出来るってことですよね。私なんて、フランス語圏で、声をかけられ、英語がむちゃくちゃだったから、「ならフランス語なら話せるのか」と言われました(泣)。

 漢語が難しすぎたから、アジアに広がらなかったんですね。南の方なんてバラバラ。せめて漢字が分かれば、今でも中国語の漢字を見たら何となく分かるぐらいの意思疎通は出来たのにとは思いますが・・・。でも、世界に広まった言葉は、侵略と兼ねてってこともあるから、言葉は微妙な問題だ。

Posted by: 海音 | May 11, 2005 at 07:36 PM

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