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May 16, 2005

キングダム・オブ・ヘブン

 初日に見に行った。大作にいいものはなしといつも書いていますが、「トロイ」や「アレキサンダー」よりも良かったです。きっと、思想や背骨がしっかりした内容だったからでしょう。
 十字軍のエルサレムの地での話しである。第三回の遠征の頃が舞台になっている。主人公は実在の人物か分からないが、他は実在の人物が出てくる。ここで語られているように、本当にキリスト教徒は他宗教を殺害したが、ここの敵役イスラム教徒のサラディンは他宗教を皆殺しにするような人ではなかった。こんな人が今出没して欲しいね。
 主人公は、十字軍の騎士の息子だった。父が死んで、エルサレムに行くだけで、見つけられて大地主の騎士になるのだが、話しがとんとん拍子過ぎて、この壮大な闘いまで持っていかないといけないから、そんな風になって、尚かつ余計な配役の説明も飛ばしているという感じだ。でも、主人公が貫いていた精神は、素晴らしく、カリスマ性を帯びるに相応しいような描き方をしている。逆にもっと近しい人や民衆にまで凄いという態度を作ったらいいのにと残念だった。やりすぎないでさらっとストイックに見せていた。もし、自分の国が狙われている場合に私はこのように民衆を守るために残ることが出来るのか、人々に奮起させ、解放まで促すことが出来るのか、絶対ジェレミー・アイアンズの役柄のように先におさらばしてしまうだろう。真正面に立ち止まれる、こんな生き方が素敵だ。ジェレミー・アイアンズの役柄は、テンプル騎士団だと思うので、そういう意味合いもあるかなぁとお先に失礼を見ていたのだが、でも、まぁそーいうことはまだまだよく分からない。
 十字軍の歴史は、長い。ヨーロッパの教科書も自国のこと以外に、こーいうことが巻き込まれているだろうから、中国の教科書のようになっているだろうなぁ~。歴史で簡単にしか習わない日本人では深くは分からないよ。騎士団は今でも存在する。それぐらい歴史が色々あるのと、誇りが色々あるのだ。私の知り合いにも騎士団に入っている人がいる(マジだ)。男の子の夢が騎士で本懐を遂げることが出来るような任務が目指す生き方なのだから、今でもあるということはおかしくないのだ。この映画では、こっそり、聖遺物の真の十字架をサラディンが拾い上げていましたね。きっと、何のこっちゃか分からない人が多かっただろうなぁ~。この映画も色んなキーワードを読み取ってから見に出かけた方がよかったのではと思ってHPを見に行ったら、役者情報だけだった。
 オーランド・ブルームは、どんどんよくなっていっていますね。ハンサムなのに重厚な役が今後も演じて行けそうです。リーアム・リーソンやジェレミー・アイアンズの出演は嬉しかった。甲冑のコスプレ(笑)素晴らしかった。

 この映画で今年映画館で見た映画は51本目。見ている割には、進化しない文章。でも、幸せでもある。

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「映画」カテゴリの記事

Comments

はじめまして。TBさせていただきました。こちらの記事を「そうなのかぁ」って感心しながら読みました。映画観に行く前に読むべきだった…。
オーランド・ブルームはもちろんなのですが、ジェレミー・アイアンズもかっこよかったですね。

Posted by: メープルップ | May 16, 2005 at 10:46 PM

TB&コメント有り難うございます。
感心するほど分かってないですよ、きっと騙されているはず(笑)。聖遺物が出たときに、しまったもっと情報集めときゃよかったと、毎度毎度の同じような反省をしながら見ていました。きっと、もっと知らないことが出ていたはずですよね。

Posted by: 海音 | May 16, 2005 at 11:07 PM

TBさせてもらいました。
今でも騎士団ってあるんですか!驚きです!恐るべし、ヨーロッパの歴史の重み・・・ですね。でも、イスラムとの平和共存について日常的に考えたくなるアメリカ人やヨーロッパ人とは違って、日本人には分かりにくかった映画でしょうか?

Posted by: ももママ | May 22, 2005 at 01:56 AM

コメント&TB有り難うございました。
今は慈善団体として活動しているようです。折角だから、本部のHPのアドレスを
www.deutscher-orden.at/

>日本人には分かりにくかった映画でしょうか?
 メッセージ性が強い映画でしたね。それは変わりやすく描かれていましたが、根本的なキリスト教を知る人は日本人は少ないので、ちょっと歴史と精神面は分かりにくかったですね。この頃は、教会が欲得で動いていたような時代で、それにのかっていた国や騎士達が精神のよりどころとして、十字軍を結成したり、参加しています。が、逆にイスラム教の方がいいようにも見えてしまう。この二つの宗教の取ったり取られたりは、エルサレム以外でも繰り広げられているので、その勢力分布も分からなかったから、もうちょっと、知識があったら面白かったのにと思いました。

Posted by: 海音 | May 22, 2005 at 05:25 PM

May 16, 2005の記事

誤・ニーアム・リーソン
正・リーアム・ニーソン

投稿する前に確認して欲しいな~。「今年映画館で見た映画は51本目。見ている割には、進化しない文章。」がシャレになってないですよ。

Posted by: ちょこ | June 10, 2005 at 11:34 AM

ちょこさん、間違い教えて頂き有り難うございます。ちゃんと見直ししてないですね(笑)。
しゃれじゃなくマジですよ(笑)。
このblog誤字脱字・勘違いが多いので、ご容赦頂かないといけないです。

Posted by: 海音 | June 10, 2005 at 12:33 PM

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