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May 16, 2005

旅芸人の記録

 ずっと以前にNHKのBSで放映していたのを録画していた。長い作品でもあるし・・・。この監督の他の作品では「永遠と一日」を見たことがあったので(たしかそうだと思うが・・・)、4時間を家で見たら全編お眠り!?なんて思って、奥になおしておりました。そんなこったぁーすっかり忘れていた昨今、先日書店でくだんの監督の評論を見つけてしまい、そうそうそういえばまだ見ていなかったと思いだし、探してみたら見つからないから、げげーっもしかして流した???て探しまくって、必死で見つけてしまったから、そののりで見始めてしまいました。「永遠と一日」で思いっきり分かっていたけれど、静止画がもっと長い、寝ちゃいかんと大変な思いで見ました。ふー。疲れた。
 内容は、とある古典劇を演じる旅芸人一座が、ナチス占領前から連合軍占領のあたりまでを生き抜いた姿をドキュメンタリーのように見せて貰いました。ギリシャって元々政治に意欲を持つ人が多いので、色々あったんだろうと思っていたが、たった20年だけでもあれだけ色んなことがやってくるのだ。あのあたりってずーーーっともめている国がひしめき合っているところだ。一般市民が淡々と生きていたとしてもどうしても恐怖や支配におびえて隠れて生きていかないといけないという歴史を見せてくれた。効果的なのは、反乱軍等の銃撃戦を音だけであらわしていること、その続きはどうなるかは分かるだろうと、話しを次に進めてしまうこと。ラ・マルセーズが歌われたり、バグパイプが鳴ったり、歩いて通り過ぎてしまった民衆の道とかだけで、どんなことが起こっていて、どこが侵攻・占拠しているのを分からせる。でも、私の思っているのがあっているのだろうかと、最終的には心配なのだ(笑)。その静止画はすごくて、とぼとぼ歩く姿以外は、紙芝居方式でもいいぐらいの静止状態なのだ。気候や建物や気質のせいだろうか、すべての静止画が印象派の絵画のように見えた。ユトリロではないんだけれど、あんな風に建物の家を書いて、もっと輪郭線が荒く、ユトリロよりくすんだ街並みを描く人がいたはずだと思ったのだが、悩んでも検索しても思い出さない。その絵画のような映画の場面場面だった。建物も光の色もとてもいい。なんというか、私の中に映画の世界が横たわっていくようなのだ。あのアコーディオンの音楽が耳に残る。
 「永遠と1日」はこの映画よりももっと柔らかい視線でとっているような気がする。
 う~ん、いまいち分かりにくい私の表現力だなぁ。

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Comments

こないだシナリオ集買ったけど…ずいぶん前にも読んだけど…台本だけは2時間ドラマの半分くらいしかない。
「霧の中の風景」観てみれ。
あれは短編だから。。。。アンゲロプロス的には(笑)

Posted by: ani. | May 17, 2005 at 01:08 AM

 おにー、コメントくれたのか、忙しいのに相手してくれて嬉しいっす。

>台本だけは2時間ドラマの半分くらいしかない。
 もっと、短いと思わせるぐらい、セリフ無いよね(笑)。
>「霧の中の風景」観てみれ。
 ずっと、頭に入ってるよ。金がないから衛星放映待ちなんだけれど・・・(笑)。そっか、同じ監督さんだったんだね。題名しか頭に入っていなかった。


Posted by: 海音 | May 17, 2005 at 07:54 AM

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