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June 28, 2005

乾いた人生

 だんだん忘れてきている(笑)。
 前に見た「大地のうた」のブラジル版のような作品。
 生活の場を求めてさまよう家族。たどり着いた空き家に入り込み、牛飼いの仕事を貰って働くが、稼いだ金を博打ですってしまい、妻が攻めると、「誰が働いたと思っている」・・・。なんか世界中どこにでもあるような家族の風景。今は日本だと少なくなってるのかしらん。で、日照りが続き飼っている牛もやせ衰え、またよりよい生活を求めて、放浪の旅に出てしまう家族。
 乾いた大地がそうさせてしまうのだろうが、明日を求めて生きている人達の前には、残酷な未来しか写していないようだ。これでもかと、歩き続けなければ行けない。この間、宮崎哲弥さんが、今の世代は2代目の世代。苦労して築きあげた1代目の苦労を知らずにのうのうとしているといわれていたが、その通りかもしれない。この映画祭の主流は60代の人達だったので、その人達のはもっと感じることが出来る映画だっただろう。しかし、私の世代はぬくぬくした時代なので、絵空事、他人事になってしまう。
 この父親の世間との関係のまずさが、私の世代ではバカにしていしまうものなのだが、親の世代なら深く感じずにはいられないだろう。「大地のうた」の時も何にも考えていないような夫と、うるさい妻だった。世界共通のようだ。なんというか、歯がゆい映画だった。

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