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January 10, 2006

ロード・オブ・ウォー 史上最強の武器商人と呼ばれた男 -耐えられず残り17分で逃げ帰ってきた

 苦手な怖い映画のリングやカルでも何度もトイレに逃げながらも最後まで見たのに、マイケル・J・フォックスとショーン・ペンの戦争映画以来2度目の途中退場をしてしまった。耐えられなかった。

 Control Armsのキャンペーンで何度かこの題名を目にしていたので、やはり武器商人とは武器を販売することとはなんぞやを見るために映画館に足を運んだ。見るんじゃなかった。とても耐えきれない現実。アフリカ諸国でまだ続いている内戦、子どもの兵士達、何度も文章や写真で見ているのに映像で見ると、実際行われていることがこんなに怖いなんて・・・。
 売っている人間は、信念も何も持たず、人すらも殺したことがないそんな普通に街を歩いているような人間だ。ニコラス・ケージがお金で演出して手に入れた嘘の幸せも、普通のごく当たり前な家庭に見える。まるで、インターポールのイーサン・ホークが演じる正義感の固まりの警察官の語るセリフが絵空事のようににも聞こえてくる。
 帰りに、「えー、どっちが現実っ-。」って、叫んじゃったよ。頭が麻痺してきそうだ。
 冒頭シーンからいけない。イーサン・ホーク演じるバレンタインが、「核兵器で死ぬ人は少ないが、9割は銃で死んでいる」と語る銃の弾が普通にオートメーションで作られていき、必要な人達の元へと届く。私たちの視線は弾が向かうところに連れて行かれ、最後にはこめかみにたどり着いた。
 あー、武器商人なんて、サイボーグ009でもVICEという私の好きな漫画でもいっぱい出てきていたのに、漫画の世界だからと憤りを感じることもなかったから、映画の世界として見られるはずだったのに、悲しいかな私は正気の弟と同じ目線で見てしまっていたのだ。ラストはどうなったかは知らない。この作品は、何人かをモデルにして作られているので、実際の人物ではない。しかし、弟は殺されたのだろうかと案じてしまう。
 ロードは道ではなく、戦争王の方だった。
 帰りがけ、日本は武器を持たない国でよかったと思った。世界中で12人に1丁持っているだけでも異常である。銃があるから犯罪があるとは言わないけれど、銃があるから紛争が長引くとは思う。
 防衛費につぎ込んだ時代が終わったはずなのに、余計に武装している人達を作ってしまっている。まるで、電気店で設備機器を説明するようにトカレフを語る主人公のユーリ。何かが間違っている。

今年の4本目 2/2

公式HP

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