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February 28, 2006

ヒトラー 最後の14日間

 今月初めに方に見に行ったのに、忙しくって、しんどくって、書く元気が湧かなくて・・・、こんな感じになってしまいました。ところどころわすれていますが・・・。

 この映画見に行けて良かったです。私は、絶対見に行かないといけない映画でした。私は、変わったことが好きで、中学生の時には第二次世界大戦のナチス、高校時代はロシア革命と、ちょっと危なそうな子どもでした。
 なんせ中学生だから、周りは殆ど知らないのをいいことに、黒い下敷きに私の好きなゲッペルズやイギリスへ終戦を訴えに行ったルドルフ・ヘスの名前を書いていました。で、ヒトラーの忠臣ゲッペルズを好みながら、白バラの活躍やフランスのパルチザン、ヒトラー暗殺計画などに夢中になり、「大脱走」などの映画も愛しました。今の好きな有名人が、坂本龍馬と土方歳三という好対照なのと同じで、忠義を尽くしたり、それを守る美を愛したりすることと相反するテロやレジスタンスに魅力を感じるのです。割と、土方と龍馬のフアンは多いそうです。人間両方必要なのかもしれません。
 黒い下敷きに名前を書くぐらいでしたから、第二次世界大戦シリーズを読み、我が闘争を読み、ナチス関連本を読みする中学時代でした。そのおかげでこんなに変わった人間に形成されましたが、頭と外見は違って、ゲシュタポのコートも着ることなく、ごく普通のおねーさんになりました。
 その頃の歴史や好きだった暗殺計画の関係者や国防省の人達の名前なんかはカナリス提督ぐらいしか出てこないぐらい忘れてしまっていましたが、この映画で最後のヒトラーの周辺を見ると子どもの頃に返って血が呼び起こされたような感じでした。と言っても、また本を引っ張り出して読みたいまでは思いませんが・・・。

 この映画は、戦時中ヒトラーの秘書をしていた人からみたヒトラーやその周辺の人達を描いています。最後の2週間は、諦めムードのヒムラーに代表されるような嘘の顔で接していた忠臣は離れ、指揮系統も把握出来ずに始終イライラしているヒットラーのそばに、色々不満を漏らしながらも、最後まで離れずにいた人達の姿や、忠義をつくし、ヒトラーが死んだ後に同じように死んだゲッペルズなどの姿を見せて貰い、ブルーノ・ガンツが本当のヒトラーに見え、本当の最後の参謀本部がそこにあり、歴史を見せてくれているようでした。自分の街が壊滅されていくのに、第三帝国のためには綺麗に無くなった方がいいと語り、国民なぞ礎としか考えておらず、その中では600万のユダヤ人は完全に無視されていた。そんな中にいたら、普段は優しいヒットラーはヒットラーおじさんとして愛されもするだろうし、有能な秘書がそんな悪いことをしていたと知らなかったと言っても仕方がなかっただろう。
 荒廃したミュンヘンは、最後の姿をまるでソドムのように君臨している。

 凄い世界だなぁと今なら冷静にその時代を見ることが出来る。
 一番驚いたのは、四方から敵がやってきて、ミュンヘンで無条件敗北をしたのにもかかわらず、600万のユダヤ人が亡くなったのにもかかわらず、亡くなったドイツ人は5000人ぐらいだった。阪神大震災より少ない数字。600万と0.5万。なんて違いだ。惹かれる気持ちは今でもよく分かる。でも、本当の姿は大人になってやっと理解出来たのだ。

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