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February 12, 2006

PROMISE 無極

 友人Aがいうには、笑えるところが多いらしい。そんなことを聞いて映画館に入った。単純なストーリーではあるのだけれど、豪華さが凄いために、そんなことも忘れて見入ってしまいました。

 「北京ヴァイオリン」以来のチェン・カイコー監督作品とあって、どの作品も素晴らしいと思っている私は今回、とうとう今の流行のワイヤー・アクションに入ってしまったのかととても残念に感じていました。映画宣伝を見ているだけでは、HEROやLOVERSを思い起こさせていましたから、同じように感じた人もおられるかもしれません。
 しかし、この映画は、それを超えた世界を見せてくれました。細部にわたるこだわり、モブシーンまでCGを使わないために、人々が生き生きと動いているではありませんか。中国ならでは、チャン・カイコーじゃないと出来ない映像です。
 また、誰を連れてきたんだろうと、目を見張った衣装の数々。衣装が重要な役割をするこの映画は、それに十分答える衣装を身にまとわせていました。そんな凄い役割を日本人の正子公也さんがされていました。エンドロールに出た四文字のいかにも日本人な名前。誰?ってパンプレットを見ると、三国志等の挿絵画家をされている方だった。「コブラ」の寺沢さんの下で働いておられた経緯がある。監督も凄い情報網があるのだなぁと、意気込みが伝わった。
 
 長いこと真田さんが、チェン・カイコー監督の映画に出ているという噂が出ていたが、いつ出来るんだろうと思っていた。ようやく、内容が出てきたら、中国語で喋り、主役だという。真田さんの演技力は他国に自慢出来るぐらいすごい俳優さんだが、母国語を喋る訳ではなく、ましてや中国語を母国語として喋る演技はどうなんだろうと思った。確かに、初級クラスで終わった私が言うのは何だが、日本人が喋る英語を聞き取るように、単語がよく聞こえるし、四声が中国人並みとは言えない。しかし、チャン・ドンゴンさんと共に素晴らしいと思う出来映えであった。まぁ、本国の人はどうとるかはおいておこう。そうそう、アクションが多かったのが、救いになったとも思う。40なかばにしてあの動きが出来るのも真田さんではないとダメだろう。花鎧も似合ういい男である。しかし、花柄のペアルックにエロ親父ぶりは、真田さんもそんなのが似合う年になったのねと、ちょっと悲しかった。
 チャン・ドンゴンさんは本当に美しい男ですね。真田さんも美しいオヤジだと思いますが、どんな姿でも麗しい。汚い姿で、セリフも少なく、感情表現も少ない演技なのに、迫力があった。ずっと、走ってばっかりだったので、一番しんどい役割だったかも。ニコラス・ツェさんは、見ながら名前が全然出てこなかった。香港国際警察の時も味がある役で、気になる存在だったが、今回も昔と全然変わらない美しい姿を出していた。あんなに立っているだけで、麗しいのも大したものだ。これで、彼の人気も日本でもっと大きくなるだろう。もともと、日本で人気のある人なのだが、歌手をしていたので、そういう関係のファンじゃないと知られていなかった。役者としての彼をもっと見たいと思った。男性陣が凄いために、ちょっと負けてる感のあるセシリア・チェンさん。こんな映画だから仕方がないんだろうけれど、もうちっと色っぽくいて欲しかった。なぜか、今回俳優人に文句がないのかというと、監督が描き方、構図の中の置き方を凄く意識して撮っているのだ。それぞれ、カメラワークを替えて良さを出しているような気がする。どんな映画でもそこまで考えているんだろうけれど、出来映えは素晴らしいのである。

 しかし、人間の心や愛の形を描いていたとしても、前作「北京ヴァイオリン」は超えていないなぁ~。

3点/3点

 余談 チャン・ドンゴンさんの中国名はやっぱりあーなるんだと、改めて感じた。と、sinaという芸能のHPを以前よく見ていた。その名前が載っていたのが懐かしかった。http://movie.sina.com.hk/cgi-bin/mv/nw/show.cgi?id=70128

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