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January 06, 2007

リトル・ミス・サンシャイン -これが今のアメリカかぁ

 どこにでもいる家族のおはなしだ。「恋愛小説家」でゲイの画家を演じていたグレッグ・キニアの父親は、勝ち組負け組の思考で生きるえせ心理学者。毎日詰まらぬ事を言って家庭を崩壊させつつある。祖父はエロくて薬をやっていたものだから老人ホームを追い出されてこの家にやってきていて、兄はニーチェに心酔し航空学校に行かせて貰うまで一言も喋らない業を行い、自殺未遂した伯父は自称一番のプルースト学者なのに、2番手に賞も男も取られたと嘆いているし・・・。そんな問題を抱えた家でしっかりまとめてるのがこの家の母親で、それでなんとか成り立っている所に、末っ子のオリーブがミスコンの繰り上げ代表に選ばれてカリフォルニアに行くことになったロードムービーである。
 サンダイス映画祭で話題になって日本にも上陸したのだが、何というか、映画もアメリカもついて行けない世界で・・・。ただただそんな風に観てしまっていた。毎日テイクアウトの鶏ですか?家族が集まってするはなしでもないでしょうにとか、父親の陳腐な考えに先行きのことも考えずにほったらかしで・・・、ラストもラストで子供が何をするのか分かっていないで・・・、今のアメリカを浮き彫りにしているのなら、日本もいずれこうなるってことなのかと思うと、げろげろ・・なのだ。
 兎に角、この世界について行けずに、とりあえず兄と叔父だけを頼りに見守った。こんなに家族が揃って生きているのにバラバラでいいの?ラストには「家族」になったような姿を見せるが、これでいいの?アメリカってこんな国なの?私ぐらい家族に興味もないやつはいないのに、この世界に愕然としてしまった。
 個人主義はここまで崩壊していくんだね。日本人はこれを見てよーく勉強しないと。あんな子供の趣味が分かりませんてな作文を読んでいるCMを作るようじゃ、こんなんになっていくよ間違いなく・・。


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