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March 27, 2007

反●マンガ

 反日マンガの世界という本が平積みされていた。
 雑学で有名になった唐沢さんが記事を書いていたりして、マンガ読みにも面白い内容になっていた。
 6カ国協議で、北朝鮮と同じような姿勢になってきた他の4カ国を相手に、日本は戦時の際の言動をどのように持っていくのでしょうか。侵略したものはどうしても批判されますから、まだ戦後60年を過ぎたぐらいでは、まだまだ続いていくでしょうと言わざるを得ません。

 そっか、「美味しんぼ」は反日マンガだったのですね。まぁ、反日というのをどうとらえるかによるかもしれませんが、ここでは原作者の雁屋 哲さんの政治的姿勢がそのようにさせているように書かれていました。一番最初に取り上げられているぐらいなので、相当有名なのですね。アニメでは1.2回程見たことはあるのですが、そのような感じなのはその回数だけでは伺えないですものね。その本では、浦沢さんの「Masterキートン」が絶版になっているのも、関係者でもない雁屋さんの物言いが付いたと言うことらしいです。
 「はだしのゲン」も上がっていました。
 上記2冊とも読んでいないので、コメントの書きようがないのですが、この本に取り上げられていた山上たつひこさんの「光る風」は私の子供の頃の愛読書でした(笑)。小学生が読むべきものではないような気がしますが、小学生でもこの漫画で表しているものは何かが分かる作品でした。何となく、私が手塚作品で一番好きな「MW」にも通じるものがありますが、こちらは政治的プロパガンダががんがん響いているような作品なんで、手塚作品の映画的なドラマチックさとは異なります。
 ストーリーを要約すると、主人公が偶然知ることとなったのは、孤島で行われていた細菌兵器の存在とその兵器のために畸形となって生まれた人達を人知れず政府が隠していると言うことでした。そこから、何も知らなかった日本の社会とは何かと言うことを主人公は苦悩し、軍事大国化していく日本と四肢を失った優秀な兄の存在にだんだん精神の崩壊をさせていくという話です。大分前に読んだっきりなので、あっているかなぁ?
 「がきデカ」で有名な山上さんだけれど、珠玉の作品を多く残されています。彼のイメージががきデカで象徴されてしまっているので、あまり知られていなかったとしても仕方がないことかもしれません。

 先日、ETV特集で「あしたのジョー」の時代を討論されていました。今の60歳未満が戦後の誕生で、団塊の世代と言われるベビーブーマー。彼らの人口の多さが社会を変えてきているのは事実で、戦争のために失った「日本」を独自の形で支えだしたのも、この人達が社会に出てからで、まだ戦前の踏襲と民主教育の中庸をうまく渡ってきた世代の人達が生み出したのは、敗戦国日本の立て替えと戦前の踏襲の批判、そして、守ることが出来なかった家族の形を守らない姿で今に伝えて、多くのニートの子供達を抱える世代となっていきました。
 いつものように面白いなぁとまとめることが出来ない多様性が、今なお続く自国批判の源泉かもしれないとも思えます。
 ETV特集で言っておりました。何かのエネルギーの発散、それが学生運動にかき立て、何かを求めているだけで、思想的なものがないと、この何かが多様性の1部、自国批判だったのでしょうか。一要因として必要不可欠なものでもあったのでしょう。あしたのジョーの力石が死んだように、仮想敵が見えなくなってきた彼らの世代が必要としたのかもしれません。

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