« 今日のメントレに美輪さまが・・・ | Main | ボルベール<帰郷> -ペネロペ・クルス、うつくしいー »

July 02, 2007

踊れ、グローズヌイ!

 チェチェンの舞踏家が子供達の舞踊団を作り、西側にチェチェンの実体を知らせるのと、資金集めの公演を行った。その記録とチェチェンの実体を描いている。
 この映画の中では、「ロシア兵が」といういい方がなぜかされていない。大人達は、次は自分たちに来るであろうミサイルを落とされる所や、ロシア軍が徘徊してどこかの家に入っていく姿を銃弾の跡が生々しく残る外壁の窓から覗き込んでいる。子供達は恐れおののき、子供ということでは許されずに尋問を受け連れて行かれる。その子供達が少しずつ生気を取り戻したと親が語るのがこの舞踊団のことだ。ロシア軍からチェチェンに対して行われていることは報道を通して聞くことが出来るが、自分たちと同じ普通の人達が衣食住もままならない状態で、いつ順番が回ってくるか分からない恐怖に耐えて生きている。その姿は、ニュースの何千、何万よりも威力がある。
 ロシアとチェチェンの抗争は、クリミア戦争に遡る。戦争後、ロシア帝国に併合されたイスラム教徒の多いこの場所は、ソ連消滅後第一次、第二次チェチェン紛争を起こす。ロシア連邦から離脱したいがために、行っているが、イスラム原理主義も関連しているので、複雑になっている。現在は、100年以上も続く抗争に住民達は疲れているというのが概ねの見方のようだ。日本では、モスクワ劇場占拠事件アンナ・ポリトコフスカヤの殺害事件で大きく取り上げられたが、ビルマなどと同じで、解決を見るのは長くかかりそうである。
 ちなみに、グローズヌイはチェチェン共和国の首都で、舞踏団の名前ではない。そー言う意味での踊れなのだ。

|

« 今日のメントレに美輪さまが・・・ | Main | ボルベール<帰郷> -ペネロペ・クルス、うつくしいー »

「映画」カテゴリの記事

「歴史」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/43685/15623953

Listed below are links to weblogs that reference 踊れ、グローズヌイ!:

« 今日のメントレに美輪さまが・・・ | Main | ボルベール<帰郷> -ペネロペ・クルス、うつくしいー »