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September 10, 2007

大阪ハムレット

 大阪ハムレット、おすすめやねん。この作品、マンガノゲンバでも取り上げられていたと思う。本屋の平積みに置いてあって、手塚治虫文化賞短編賞受賞、文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞の帯が付いていたので、何となく手に取った。そうそう、夕凪の街桜の国もダブル受賞じゃなかっただろうか?選考委員は同じメンバーか?うぃきで確認したら、やっぱりダブル受賞になっている。選考委員を追ってみたら、見事に違うメンバーだったが、時代の波や作品性がダブル受賞にしたのだなぁ。

 昔買っていたごまふアザラシのごまちゃんを脇に抱えて走っていた主人公少年アシベを描いていた森下裕美さんの作品だ。舞台は大阪市、短編がオムニバス形式で綴られている。

 あ、おすすめって描いたけど、これは割と限定されるものもあると思う。日本の中で関西って、思ったことははっきりいうきつい街やと思われている。中国地方の人に、怖い人達という総称で言われたこともある。関西は怖い!これが今では日本の常識ともなってきている。しかし、九州出身の友人Oは、思ったことをはっきり言わない街だという。思ったことをはっきり言うときついのは承知の上だから、笑いをとりながらがやがやと本質を貫くように喋る。「空気を読め!」それが関西の子供達が社会に生き抜くために備わった訓練なのだ。思ったことをはっきり言っているときには、きついつもりでいっているわけではなく、濁して笑いに変えて言っていることが、本当はおまえ気付よ!という話なのだ。そうなのかどうなのか、いっぺん、関西で暮らしてみて下さい。

 その関西の中でも、はっきり物言う世界の中心が大阪だ。大阪はめちゃくちゃ都会なのに、一番下町感がある。私が住んでいる下町も、しらんおばちゃんがしらん子に話しかけるのを見るのが普通で、私も悪いことしている子供を叱ったりする。しかし、そんなことが出来るのも下町だけ。そんな濃い世界がこの漫画の中で溢れているのだ。いいか悪いか分からないが、この漫画はなんか近所の話のような気安さで入ってくる。で、みんな何かいい奴なんだ。それを知って、人間って、みんないい奴やねんなぁって思える。そんな漫画やねん。

 こんな感想で、わかるかい!!!やろなぁ(笑)

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