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January 26, 2009

チェ 28歳の革命

 時代祭で坂本龍馬をやりたがるように、有名俳優が無償でいいからと坂本龍馬を演じたがるのと同じ感じなんだろうなぁ。好きな人の伝記をプロデュースして自分がチェ・ゲバラを演じる。思い入れが強いから、彼が男に惚れられる部分を余すところ無く描かれる。
 映画は、メキシコの地で亡命中のフィデル・カストロと出会い、キューバに乗り込む所から始まる。また、年代が交錯して、キューバの代表として国連で演説するという時代にも飛ぶ。あたかも、青春時代は28歳の時の革命だったと言いたいように、未来を描いている国連演説は白黒の映像で、キューバ革命は天然色だった。
 最初は名もなく、外国人と言うことで小さく動いて行ったのが、革命内容の賛同と政府のやり方の酷さ、またフィデル・カストロの人気で勢力が大きくなり、本来のあるべき姿をその小隊でも行動を起こして、学校や病院を営みながら、革命をしながら無知な人達に政府や外国と戦うために知識を得らないといけないからと読み書きを教えていくのだ。見事なマルクス主義の実践。理想の人物が理想を行っているのだ。観ているものには、キューバが羨ましく思ったりするだろう。
 私は国連演説を通して、その時どう考えていたかも聴けて、28歳のチェが登っていく姿を見て、今までのチェ・ゲバラの歴史が分かるから、面白く感じられたのだが、その時代やチェ・ゲバラに興味がなかったら、彼らの行動やアメリカとの対立、国連でのアメリカ批判が意味をなさず、よく分からないという結果になってしまったようだ。

今年観た映画の今のところの順位
1.ラースと、その彼女
2.チェ 28歳の革命
3.青い鳥
4.永遠のこどもたち
5.おそいひと

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January 24, 2009

永遠のこどもたち

 めちゃ怖い映画なのだが、評判も良かったし、パンス・ラビリンスの監督の作品というのがあって、友人Aをつれて観に行ってきた。
 一番褒めるのは、配給会社の邦題担当者さま。うまいやんこの題名!2009年度邦題大賞のノミネート作品です。
 パンスラビリンスを見ている人は覚悟していると思うのだけれど、この監督は子供の残酷性や人間の恐ろしさを余すところ無く描ききる。この先はネタばれにあるので観に行かれる方はここでおさらば。

 舞台設定も恐怖を抱かせるもので、最後の大感動をもたらす複線としては、どうしてこんなに恐怖を抱かせる必要がある。この映画は母子の愛情の深さを描く主題で作られたわけではない。恐怖から感動に変わる時の心の痛みを与えるためだけに作られた考え尽くされた映画なのだ。怖い映画を観た時にいつも書いているのだが、主人公はバカだったり、怖いもの知らずだったりする。この映画の母親も自分の息子を見つけるために、どんどん霊の世界まで入っていく。これは、以前友人Sに見せて貰った心霊研究をしているアメリカの財団のビデオを思いだした。亡くなった娘に会うために夫妻はここにすがり、何度目かの接触で入り口にたどり着いた話を講演していた。私はそんな不思議世界よりも、自分が子供を持たないから、子供にそこまで会いたいという気持ちが掴めずにいた。同じ肉親でも親や兄弟まではそこまで思わないだろう。心血を注いだ子供だから出来るストーリーなのだ。しかし、それはあくまでこの映画のために使われたモチーフとして受け取る。映画というのものは感動を与えたらいいものだけではないのだ。断念だが、人間の感情を揺さぶることで映画の能力が問われることもあるのだ。感動と言うよりも考え尽くされた世界に驚かかれる。
 この映画で主人公が息子を捜し出す度にたくさんのヒントが出てきて、彼女と共に導かれる。複線が繋がる時彼女と共に答えを見つけるような仕組みで進んでいくのだが、それはあまりにも切ないおとぎ話。希望が叶えられたとしても、主人公が望んだことがかなったとしても、観るものには悲しみが押し寄せる。出ていくはずの夫もその入り口を見つけたラストはこれで良かったような印象を与えたが。
 濃密に張り巡らされた複線のひもを解く鍵を色んな所に潜ませているのだが、映画の時間におさめないといけない為に盛り込んだ鍵だけを指し示すから、怖く無くて他を見ていたら容易に答えにたどり着いて面白い作品に成り得なかっただろう。階段下の物置が開いて何気なく重たいものを入れた行為だけで奥に何かあるというのを察してしまう。友人Aは凄いと言ってたが、これは他の人も察していたのではないか?それじゃなければ、2時間ドラマを30分で犯人と犯行理由が予測出来た能力はまだ衰えていないか(笑)しかし、怖さで、その先を放置していたので、映画作りは大したものだ。この監督に騙されっぱなしである。

今年観た映画の今のところの順位
1.ラースと、その彼女
2.青い鳥
3.永遠のこどもたち

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January 21, 2009

今は寂しい

 10月から全然仕事をしなくなり出して、やっと先日退職した隣席のTY氏。辞めてから、毎日のようにメール来るから、色々嫌なことを言い合ったりもしたけれど、仲良かったんだなぁと今更ながら、寂しい・・・。
 で、彼がここに戻りたいと毎日冗談のように言っている。嫌で嫌でやめたんちゃうんか!
 今日も、「あれだけ悩んで考えた結果なんだから迷うな!」とメールした。一人で動いているから寂しいのもあるだろうし、離れるといいところだけを思い出すからだろう。帰ってきたらやっぱり辞めたいと思うに違いないのだから。私もさっさと辞めなきゃ。

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January 18, 2009

カラオケ三昧 その2

 肝心なことを書くのを忘れていた。
 DAMステとUGAnextが置いているのは、シダックスなのだ。
 平日は料金が下がるかどうか分からないけれど、いつも行く時には、12時から20時までのフリータイムを使っていて、ソフトドリンクは飲み放題が付いているにも関わらず、毎回頂くサービス券で5%値下げして貰って、950円で行っているのだ!こんな破格値でいけるなんて凄いから、いつも友人Mが予約してくれている。当然、8時間歌って歌い足らないのだ。もしかすると、20時の会計の列でお会い出来るかもしれませんね。シダックスさん有り難う!

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大阪ハムレット

 少年アシベで有名な森下裕美さんの作品。文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞と手塚治虫文化賞短編賞を受賞している作品で、私も刊行されている2巻までを持っている。
 大阪のある地域を舞台にオムニバス形式で綴られている大阪の人達の話だ。映画は、その中の別々の作品を一つの家族にまとめている。
 もてる明るいお母ちゃんと3人の息子、そしてお父ちゃんが亡くなってから、一緒に住んでいるお父ちゃんの弟。3人とも顔が違うし、49日にもなっていないのに、一緒に住んでいるおっちゃんがいるしで、荒れている次男は、学校の先生に「ハムレットやな」と言われる。
 原作そのままのストーリー展開で、川の多い大阪を背景に色んな人達の悩みをそれでええんやと解きほぐしていく。大阪しかありえへんストーリー展開かもしれないが、みんな悩んで大きくなるって言うのは、それぞれの心の中で受け止められるだろう。
 凄いなぁと思ったのは、今までの大阪の映画と違い、言葉が大阪弁だと言うこと。どんな人が喋っても、関西人以外は、大阪弁は喋られへん。致し方ない。だって、大学の先生が、抑揚の方程式が関西弁にはあらへんから、その土地で生まれ育ったものしか身につかへんと言っていたぐらいだ。だから、関西が舞台なら関西人の起用が多いし、他県出身者の大阪弁なんて聞いたら、虫ずが走るぐらいおかしくなるのだから。
 しかし、この映画の重要人物松坂慶子は東京だし、加藤夏希は秋田県出身だがそんなことを感じさせないほど関西弁になっていた。
 この映画は、松坂慶子と岸部一徳のひょうひょうさが余計に味を添えている。

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January 17, 2009

カラオケ三昧

 友人Mが携帯サイトのカラオケのコミュニティに入ってから進化を始めた。もともと、私の様に歌さえ歌っていたらいいというのではなく、元々芸能活動に興味があり、専門学校でお芝居や歌を習っていたので、いきつけの店でミニコンサートの時に前で歌ったりしていたが、本格的に歌手になりたいと思う程ではなかった。しかし、コミュのおかげで、携帯でどんどんダウンロードして聞き込んでいる。行く度に声も出ているし、うまくなっているのだ。

 以前はmジャンカラが安いからと行っていたのだが、DAM stationというのを知ってから、彼女は登録して、オンラインの順位に挑戦するようになった。
http://www.clubdam.com/app/damStation/page.do?type=damstation&source=memberscard&subType=help
私はDAMならだいたい参加者の半分ぐらいの順位。1位から3位までは1ヶ月間名前が載るので、うまい人は自然と名前を覚えてしまう。友人Mが歌う歌にはいつも「みっくん☆オカマ」さんが上位に入っている。すごい!って検索したら、HPを立ち上げられていて、
http://mickn.client.jp/ranbato.htm
ランキングバトルの点数表があった。
あと、私達がよく見る名前は、「キアヌ☆シダ流通」さん
これまた、ランバト公開中
http://d.hatena.ne.jp/s_ya/20080513/p3
あとは、「みえパパ変態赤色」さん、検索すると、
http://www.clubdam.com/app/damtomo/member/info/Profile.do?damtomoId=MzkwNTgyMQ
なんと、歌っている姿が登録すると見えるのだ。すごい!

 で、今回友人Mも初めてといううわさのUGAnextをやってみた。赤いリモコンが反応が早いらしく、シャアリモコンと言われているらしい。使うと確かに早い。
 UGAはお金がいるDAMと違って無料で会員登録が出来る。比べると、結構差がある。

 ・今日の題名が載っている本は、DAMがいい
 ・UGAは終わったあとに再度タイトルと歌手と作詞作曲者名が出てくるのがいい
 ・UGAは本人映像が少ない
 ・UGAはアニメの映像が殆ど無い
 ・ランキングバトルの順位表示で、DAMは歌の題名が出てこないので、デジカメで撮ったら、何が何位なのかが分からない
 ・まだまだ始まったばっかりなので、歌っている人がUGAの方が少ない
 ・UGAは上位3位までで、90点以上なら自分の歌を試聴出来、公開することも出来る
 ・曲と曲の間に入れているものがないので、UGAのCMばかり見せられる
 ・UGAの方が点数厳しいのだが、点数の高かった人の歌を聴かせて貰うとそんなにうまくない人もいるのでどんな採点か分からない
 ・アニメの歌の題名が曲名になっておらず、探しにくい
 ・UGAはランキング表示したあとの反応が遅い

 UGAは他人のうまい歌を聴くことが出来るのが画期的。友人Mもうまいので早速何曲か公開されることになった。で、うまい人達のを聞いたのだが、「VODAPONE」さんがうまいのでファンになってしまった。絶対、歌手だよぉぐらいうまかった。彼女の残酷な天使のテーゼを聞いてみたい!あと、名前がよくでてくる「CESKA」さんもうまい!あと、一度聞いてみたいのが「ゆうこせんせい」。名前がいつも上位にあるのに、公開されていないのだ。
 この3人は何にも情報がない。UGAは11月に出来たのであまり知られていないのだが、これから人の歌が聴ける機能はすごいことなので、する人が増えてくるかもしれません。

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アバターで甲冑を着る

yahooでアバターを作っています。
ここでは書いたことがないかもしれませんが、最近は携帯の方が主流になった掲示板の3000を超えるコメント数のトピ主をしています。
ってなんのことか分からない方もおられるかもしれませんが、興味のあるカテゴリーで質問等を掲示してそれに関して色んな人が書き込んでいくというものです。5年以上前からトピ主となって色んな人に書き込んで貰っているので、逆に3000を超えたぐらいはすくないかもしれません。
で、その中にも私の分身として出てくるのが、アバターです。殆ど私と同じです。ここに載せることが出来たらまた載せます。
その服装で、甲冑のが出来ました。試しに試着させましたが、全然ダメです。
でも、きっと、戦国武装をしたいんだろうと思います。愛じゃないけれど、全身自分を表現出来るのもまた、そう言うものかもしれません。でも、どの程度体を守れたんでしょうね?

荒れる戦乱の世を体感!「戦国絵巻特集」
http://drd.yahoo.co.jp/dm/s/20004/20004405_300058891_10.html

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January 15, 2009

1月は忙しい・・・

 隣席のTY氏が明日退職する。10月頃から辞めると言いだし、機嫌が悪いわ、仕事はしないわで、12月には彼は5%程度しか仕事をしていない毎日だった。嫌だから仕事をしないって言われて、相談出来る上司もおらず、本当に辞めてくれたら、私はこのストレスで顔に出来たぶつぶつが治まるのかなぁ~と思っていました。彼が辞めたら、補充して貰えずに、今でも忙しいのに、大変だなぁと思っていたら、以前いたY氏が戻ってくるとのこと。
 辞めたあと、就職先と折があわず、辞めることになった50代のY氏がしたことは、私に対して、TY氏は今の仕事向いていないから、Y氏に戻ってきて欲しいと社長にお願いしてくれと言うことと、TY氏には、仕事向いていないから早く辞めろの攻撃でした。自分は辞めたくて違うところに就職して、そこがダメになったからと、そんな風に言ってくるなんて、人間じゃない!当然社長に私はそんなこと言わないし、彼にそんなことを言うのを止めて下さいとメールしました。そんな人が戻ってきます。どないなってるんや!見る目の無いのもほどがある。私もこんな会社よく我慢している。しかし、簡単に今の条件よりいいところが見つからない。
 沈黙は金とか思うタイプだし、見てる人は見ていると思っているけれど、この会社の上層部は何にも見えていない。文句言う人の意見ばかり聞いて、何も言わずに一生懸命やっている人達が重い口を開いても、話を聞かず、いったいどこを見ているのだろう。根回しや奸計に長けなければやっていけない会社なんてやっぱり嫌だ!私は無理だ!素直でまっすぐでばかだもん。

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January 08, 2009

初めてWebチャックインしたよ!

 貧乏なので旅行は久しぶり、今は旅行会社から、Webチャックインの認証番号を渡される時代なんだ。ショッピングの時にマイレージカードのポイント貯めなきゃなぁ。

 さて、座席をどこにするか、朝からチェックイン出来る便だったので、予約された席が多い。自分がいいと思う判断基準で、出入り口側の左側で、出入り等のことを考えて、前の方にした。次回早くできる時は、出入り口は冷えるだろうから、その次ぐらいにある足が伸ばせそうな二人席を予約したいなぁ。

 座席をどこにするか?検索すると意外としっかり書いてくれているHPが見つかる。どうやら、私の選び方は正解だった。と言うよりも、ブログ書くために検索する前に、座席を取る前に検索しろよ!だなぁ(笑)

 短い時間だから、お肉が無くなる心配もないので、そこまで気張らなくてもいいけれど、考えると言うことは良いことに繋がるなぁと、アホみたいな事で納得する。

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January 07, 2009

年頭所感

2009nennga
 今年の年賀状は、このような物を送りました。なかなか、うまく気持ちが伝わらない文章になりました。
今年のテーマは「美」です。
 私は、今日も入院した人のお見舞いに行って、事故で眼鏡が壊れているから、「美しい」と言われ、横で隣席のTY氏が笑うという程度の顔の持ち主で、服装も元々の仕事の関係上、とうとうパンツばっかり履くようになっているし、お化粧が嫌いだから、基礎化粧と口紅と香水しか付けていないし、いつも忙しく仕事をこなしているからバタバタしてがさつで・・と、美からほど遠い人間なんです。
 以前何かで、手に持ったものを手から離れるまで目で追うというのを知り、自分も実践すると、物を大切に扱い、その仕草や自分までが違ってくるような気がしました。
 目線と手先がテンでバラバラだったので、ひとつひとつが全然大切にされていなかったと思うのです。それは、きっと、「忙しさのあまり」が原因なのです。
 私の性格は、好奇心が旺盛すぎて、うぃきなんて見出し始めたら、長いこと先に進まず、検索対象から大きく外れたところまで行ってしまいます。その為に、したいことやりたいことが山積みで、1日48時間欲しい、自分が3人いたら、やりたいことが全部出来るのにとずっと言っていたのです。
 しかし、そんなことはかなわないので、毎日毎日自分がやりたいことに追っかけ回されている状態で、何をやってるんだかと言う状態が、社会人になってずっと続いているのです。
 これはいかん。逆に考えていかなければ。
 自分の人生で動ける時間はあと何十年も無いのです。そこから、逆算していって、大事な時間を取っていったら、もっと、自分のやりたいことを取捨選択していかないといけないと言うことにやっとこの年で気がついたのです。
 その為に、一番やりたいもの、やっておかなかったことに後悔するもの、大事な人達をより一層大事にしていくことに時間を費やさなければいけません。時間の合理化とそれをスムーズにするための手先を目線で追うような大事なものを見据えた時間が必要だと気が付いたのです。
 なんか、また思っていることのすべてをお話し出来ていないような気がしますが、ここらで年頭の所感を終わります。
 

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January 05, 2009

最強運2009今年の運勢全部見せます

http://wwwz.fujitv.co.jp/saikyo2009/index.html
今年もやっていたんですね。

うげぇ、見るんじゃなかった。半分より下だぁ~。

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青い鳥

 学校のいじめ問題を題材にした作品で、わぁめっちゃ暗そうどうしようと、観に行くのを迷っていたのだが、友人Aが、行っても良いと言ってくれたので、観に行くことが出来た。
 病気休暇の担任を引き継ぐために、3学期に2年1組にやってきた国語の教師は、吃音で、「先生はこんなだから、本気の言葉を喋る。君たちも本気の言葉を話してくれ。」と語りかける。寡黙な先生が淡々と接していく姿は、観る者に何かを与え続けた。
 いじめの小説で有名らしい重松清の原作で、本人も語られているのだが、主人公と同じに、吃音である。
 不思議なことに主人公の先生は、あまりにも言葉を出さないために、映画の中で、生徒達にどういう言葉を最後には語るのだ。この生徒にはどうアクションを取るのだと考えながら観ていた。浅はかな私は、子供を育てることも接することもないために、大人に話す内容のような言葉しか浮かんでこない。しかし、映画の中の先生は、生徒に必要な本気の言葉を話してくれ、聞いた生徒のように、私の中にもそう言うことなのかと、一つの答え合わせが始まるのだ。最後に教えることを悩んで主人公に話しかけた先生にも、本気の言葉を話す。「運が良ければ教えたことが届くかもしれないけれど、でも、子供達のそばについてやることしか出来ないんだ。」と。
 セリフが少ない分、色んな言葉がとても入り込んだ。言っている内容は、本当にどの先生も語ってくれそうな内容だけれど。本気の言葉を生徒が話した時に、主人公みたいにそばで本気の言葉を返せているのかは、人によるのではないかと思う。
 今年始まって観た2本とも良い映画で嬉しい。

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January 04, 2009

ラースと、その彼女

 偶像を愛するという内容を聞いていたが、話は思っていたような展開ではなく、いいように裏切られた。
 田舎町に住む兄夫婦とその敷地内のガレージに住む弟。彼は敬虔なクリスチャンで、勤勉で、しかし、ネガティブな行動は兄嫁を不安にさせていた。ある日笑顔で僕の彼女と紹介したのは、男性用のセックスの道具であるリアル・ドール。HPの設定のまま彼女の生い立ちを語り、聞こえない彼女の声を代弁する。彼女を病院に連れて行こうと、医者に相談し、彼の行動は今彼が必要としているから、このままつきあっていきましょうと。この町のいい笑い者になると、兄夫婦は嘆いた。
 観客の私達は、彼がどうしてこのようになっていってしまったのか、兄が自分を責めたり、ラースが医者と話をすることで色んな情報を与えてくれる。でも、主人公が悩んだ話がこの映画の中心ではないのだ。彼に接していく多くの人達が、あまりにも優しく、彼を包み込む。彼が自分でも分からない程に殻を作り、まわりにも大きな壁を作っていたので、人々の声が届いていなかったこと。それを少しずつ接していくことで解放されていく。その少しずつを見せて貰えるお話しなのだ。
 この映画で泣く人はいないのだと思うのだが、あまりにも人に対する優しい気持ちが溢れていて、私は涙を流していた。
 私の町は下町で、神戸の中でもいいものがたくさん残っている地域の一つだと思う。その中の一つは、知らない人に話しかけられることだ。幼い時に、母に手を引かれて買い物をしていた時に、知らないおばさんが母に話しかけた。お金を落としてしまって困っているので、このチューインガムを買って欲しいと言ってきた。母は何も聞かずに千円か2千円かを渡していたと思う。子供心に100円のガムなのにと思ったから、今でも記憶があるのだが、そんな光景が記憶と残るぐらい、いい時も悪い時も誰かに話が出来る町なのかもしれない。今でもエレベーターで知らない人と喋り、買い物に行くと知らないおばさんが、「それやったら、向こうの店の方が安かったで」と語りかける。実際、他の地域では出来ないが、私も普通に話しかけるし、知らない子供でも、「こんな所に空き缶置いたらあかんやろ」と言うのは言える。
 確かにそんな町は鬱陶しくて、近所づきあいもしなきゃとかでイヤかもしれない。私の所は前の家も今の家も近所づきあいがいらないところなので、私にような変わり者には有り難い。
 でも、優しい目線でみんな見てるねんなぁというのは、色んなその人の人生のBGM程度にはめちゃくちゃ必要なことなんだと思う。人は人と接触することでしか変わっていかないのだから、気持ちも変わらないのだから。
 この映画を観て、優しい目線が嬉しくなった。

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2008 映画総決算 

 2008年の総決算を終えないと、次が進まない。 
昨年映画館で観た映画は、63本。書いている本人しか興味がないと思うが、めっちゃ少ないので題名を書き出すと、1.再会の街で  2.スウィニートッド~フリート街の悪魔の理髪師  3.ジェシー・ジェイムズの暗殺  4.シルク  5.ラスト・コーション  6.アース  7.陰日向に咲く  8.歓喜の歌  9.チーム・バチスタの栄光  10.KIDS  11.L change the World  12.エリザベス・ゴールデン・エイジ  13.ヒトラーの贋札  14.パンズ・ラビリンス(2007年公開)  15.サルバドールの朝(2007年公開)  16.レンブラントの夜警  17.バンテージ・ポイント  18.ダージリン急行  19.Sweet rain~死神の精度  20.ノーカントリー  21.犬と私の10の約束  22.魔法にかけられて  23.モンゴル  24.マイブルーベリーナイツ  25.王妃の紋章  26.大いなる陰謀  27.最高の人生の見つけ方  28.アフタースクール  29.ナルニア~第二章  30.僕の彼女はサイボーグ  31.ブレス  32.マジックアワー  33.花より男子ファイナル  34.インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国  35.崖の上のポニョ  36.ドラゴンキングダム  37.ハプニング  38.カンフーパンダ  39.チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(2007年公開)  40.ハンティング・パーティー(2007年公開)  41.クライマーズ・ハイ  42.ダーク・ナイト  43.デトロイト・メタルシティ  44.ラスト・ゲーム~最後の早慶戦  45.グーグーだって猫である  46.パコと魔法の絵本  47.20世紀少年~第1章  48.おくりびと  49.落下の王国  50.20世紀少年~第1章(2回目)  51.花弁のしずく(1972年公開)  52.ひめごと(2002年公開)  53.泪壺(2007年公開)  54.ヴァイブレータ(2003年公開)  55.P.S アイラブユー  56.ブーリン家の姉妹  57.レッド・クリフpart1  58.ハンサム・スーツ  59.ハッピー・フライト  60.ブラインドネス  61.地球が静止する日  62.K-20怪人二十面相・伝  63.WALL・E
 今年の特長は、一人で映画館に行ったことが少なかったこと。要するに万人受けの映画を観たのが多かったのだ。映画を趣味とは言わない友人達と観たい映画の最大公約数から選んだ作品は、殆どがミント神戸や松竹でみたアメリカ映画が多かった。あと、TVで宣伝している映画。しかし、2008年の私の映画館通いの反省は、だめじゃんである。あまりにも、映画情報に興味を持たず、定時に帰ることが多かった今年にあるまじき振る舞いだったのだ。きっと、シネカノンが休館した0.0001%は私にも責任があると思う。
 これは、映画館に通う人が増えたと言われるけれど、単館系の映画好きじゃない人が知らない映画は実際増えておらずに、一般的な人達が知り得た情報で見に行ける映画の観客動員数が多いと言うことなんだろうか。
 神戸に関しては、単館系の映画館が残すところ、シネ・リーブルだけになり、よほどの映画好きじゃなければ大阪まで見に行かないので、知ることもない映画がたくさん神戸っ子に観られることなく、通り過ぎていくと言うことなのだ。私も若くないので、第七やシネ・ヌーヴォに会社帰りに寄ることはもはや無いと思う。神戸の映画をどうすればいいのか!これがこれからの大きな課題だ。
 映画が花隈の川崎重工の建物で、初めて上映されて100年と、記念にNPOが立ち上がったが、一般的にはあまり映画の良さが神戸っ子に伝わっていないのではないだろうか。
 先日、兵庫県は、自分の趣味のためならいくらでもお金を落とすおたくの人に照準を合わせた県のプロジェクトを立ち上げた。きっと、涼宮ハルヒシリーズの爆発的ヒットがものを言っているのだろう。神戸新聞も第一面に載せるんだから、面白い。これ以外に手塚治虫や横山光輝の出身地が宝塚や神戸だからって、兵庫県が動くこともなかっただろう。センタープラザ西館だって、どこにでもありそうなレベルではないか。
 さて、このサブカルチャーに映画のロケ地だけではなく、長田区にある映画博物館を空いている場所もあるのでもっと大きなレベルで映画好きの発信基地に出来ないものだろうか。兵庫県がサブカルチャーに方向を向けているなら、映画も取り込んでくれたらと、素人考えで、そんなことしか考えられないのだが・・・。
 これは、一地方都市に限るものだろうか?本当に映画館に足が向いている?単館の映画館はどう?東京で話題になっている映画が本当に来てる?大きな網の目のざるでたくさん取りこぼしているんではないだろうか。

 私の戯言はここまでにして、昨年度のよかった順番を付けていきます。毎年ですが、昔観た映画は感動を忘れてしまっているので、怪しい順位かもしれません。DVDやリバイバル上映会の参考になればと思います。

1.パコと魔法の絵本  -つくりこんで、完成度が高すぎ。大感動でした。
2.ラスト、コーション   -やっぱり、愛の映画にはかないません。1位2位とも映画監督が天才!
3.ダークナイト      -ここまで、観客を翻弄させるすごい映画が出来るのですね。
4.ノーカントリー     -初めて、アカデミー賞受賞作品で凄いと思いました。
5.ブレス         -考えつかない展開にいつも煙に巻かれます。監督LOVEなので許して下さい!
6.アフタースクール   -期待以上の出来、次の作品も期待していい監督だと思う。
7.陰日向に咲く     -原作と役者がよかった。映画にしてくれてよかったと思う。
8.バンテージ・ポイント -レベル高い映画。このセンスで次回もめっちゃ期待!
9.カンフーパンダ    -質感や面白さ、もう最高やね。
10.落下の王国     -映像が美しすぎ、話がつまんなかったから、10位に。でも、映画館で観る映画だ。
11.僕の彼女はサイボーグ -やっぱり、この監督の作品は面白い。タイムトラベル映画のいい例だ。
12.再会の街で     -アダム・サンドラー好きなのに、久しぶりに映画館で観た。話が自分にリンクしたのもあるかな。
13.シルク        -女じゃないとこの細やかな愛情表現は分かって貰えないのではと思うのだが。
14.ダージリン急行   -やっぱり、こんな感じの映画が私の本流。(笑)
15.おくりびと      -複雑な問題定義を出してくれた作品だ。本木雅弘が美しかった。
16.ハプニング      -パニック映画の観客の満足まで織り込まれていたかなぁと思う。
17.インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 -ファンでもあるけれど、やっぱり冒険活劇はいい!
18.L change the World -いい出来だった。マンガの実写化なので、映画評論家に取り上げられていないかもしれないけれど、本編よりもいいと思う。
19.モンゴル       -出来映えは並みじゃないと思う。あまり話題にならずに残念。蒼き狼よりジンギスカンしていた。
20.ラストゲーム 最後の早慶戦 -時代背景も絡んでいるが、知らない世代でも十分考えさせられ、感動する。

 2008年の1位~3位は今でも変わらない。兎に角いい出来だったし、感動をたくさん頂いた。きっと、この順位はどの映画評を書いているブログの人の順位と当てはまらないだろう。それより、一体皆さんはどの作品を1位にあげているのかがめちゃくちゃ気になる2008年だ。

 2008年で観た映画の中で光っていたなぁと思った俳優さんは、岡田准一綾瀬はるか堺雅人ジェラルド・バトラーハビエル・バルデムヒース・レジャーです。ヒース・レジャーは、次回作も期待したいぐらいの俳優さんだったのに、永眠されたのが残念です。

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January 03, 2009

K-20 怪人二十面相・伝

 怪人20面相が明智小五郎と観る前から予想出来るのだから、それ以外の面白さを準備しての映画化だと期待して観に出かけた。
 キャストも面白い顔ぶれだし、ALWAYSのスタッフを使ったと言うから、戦争がなかった昭和の舞台背景もとてもすばらしい出来映えになっていた。金城武を選んだのは、ナイスチョイスと言いたい。ただ、私には面白みがかけたのだが、エンターテイメント映画としては一般に楽しめるものになっている。
 この映画で興味を持ったのは、またまたニコラ・テスラの名前が挙がっていること。高周波・高電圧を発生させるテスラ・コイルがまるで都市伝説化して、フィラデルフィア計画などの言われているのだから、この作品で実在する人物として使われてもおかしくないし、少し知っている程度の私のようなものが観ても、どう膨らませるのかを見せて貰えて面白かった。

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January 02, 2009

世界が静止する日

 残念ながら前振りの手の甲のあざは何だろうと言うところで止まってしまったので、色んなことが複線のように、見えてしまったのが解決されなかったので、終わった後に「えっ!?」で終わってしまった。
リメイクと聞くので、原作もあり、内容を飛ばしてしか作れなかったのかもと思ったが、どっちにしてもお粗末さまでした。
 一番げんなりするのは、どの国か分からないようになっているけれど、その国の代表者が出てこずに代わりのものが対応していること、その国だけではなく、他国も同じような侵入を受けているにもかかわらず、国連等地球規模の話し合いがされずに、重大な決断をし、敵がどのような力を持っているかも分からずに、先制攻撃をかけるなど、お粗末な対応で、旧世界の人達が考えたままの未来で全く子供だましのように映った。
 で、主人公達が未来のために話し合いをさせるのもが化学者という設定が凄い!そう言う意味では、斬新な発想としてこの映画を捕らえてもいいのかもしれないのだが、報告を受けて、地球を滅ぼしにやってくる宇宙人が親子の姿を見て、思いとどまるなんて、思わずつっこみを入れたくなるぐらい、「んな、あほな。」なのであった。
 お話しってのは、そういう考えられないことが起こることなのかもしれないから、これはこれで、よいのだろうということにする。

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January 01, 2009

WALL・E

 700年も働き続けて、自分で故障した体を治しながら、たった一人になった時に、こんな風に誰かがいることを望んだりする。とてもマンガの話として、あり得ない展開で話が進んでいくのだが、主人公のWALL・Eを可愛いと思ってしまうのは、人間のような形をして愛くるしい顔をしているからではなく、人間と同じような愛情や感情が表に溢れているからだろう。
 疑似体験の中で自分にも奥底にある寂しさが癒えていくような幸せな感覚を覚えるから、映画の内容は子供のアニメで日本人が言うあり得ないマンガの話なのであるが、根底は寂しさとそれの解放を描いているのかもしれない。別に愛を語らうわけでもなく、誰かのことを意識して、その人のそばにいたいと動き出したことが、素直で可愛いのだ。
 自分にもそんな可愛いところがあれば、世界は180度変わっていたのかもしれない。一人で生きてしまってはだめだ。いつかやってくるイブを待つ為に、もっとピュアでいようではないか。

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署名活動

ガサ地区の件で知り合いから署名オンラインの案内が着ました。
http://www.shomei.tv/
登録していたら、住所等打ち込むことなく簡単にオンライン署名が出来るのですね。すごいなぁ。

日本では年の瀬に失業者が溢れかえっているけれど、コンゴでは400人が宗教の違いで殺されたと今日の新聞に小さく出ていました。

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