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February 14, 2009

ララピポ

 a lot of people
 映画の半ば外国人が東京の人の多さにつぶやくシーンが出てくるのだが、私はこれがららぴぽと聞こえるというのには結びつかなかった。鈍感。
 東京の底辺に棲息する人達。それぞれ、名前と年齢と職業だけで、ダメなヤツのレッテルを貼ってしまうのかもしれないけれど、そこに行き着くまでのドラマはすべての人に存在する。
 渋谷でスカウト活動をする男、その階下で毎日のように盗み聞きをしては自慰行為に走る30代男、その男が出会った同じレベルのデブ女、スカウトされてデパガからAV女優までの転落人生の女、義母の介護に疲れてゴミ屋敷になった家から生活から脱出するためにAV女優になった中年女、NOと言えないために家で宇宙と交信して均整を保っているカラオケ店員。
 実は、色んな人生の中で、これでいいと思っているところと、脱出せねばと思っているところの中間地点にいつも彷徨っている。だから、デパガで生きるよりも、AV女優で生きる方がちょうどその均整の取れたところに存在するってことなのだ。私はこの映画を観るまでは、風俗で働く人達を違う宇宙で働いている人だと思っていた。残念ながら、まわりに体験者がいないので、どう言った事情で風俗に行くのか分からないし、別に風俗自体を映画のように落ちた存在とは思わない。好きでしている立派な職業だと思っているからだ。でも、違う世界だったのだが、これを観ていたら、別に違う世界という感じがしなくなった。やっぱり、ゴミ屋敷の親子を観ていたら、まわりにもいるかもしれないと思えてくる。不思議な感覚にさせられる映画だ。東京に住んでいる人達は違う人、風俗の人達は違う人と見ていた自分を対峙してみたようだ。

 成宮寛貴は地がそうなのかと思うぐらいはまっていた。且つ魅力的であった。彼の演技は何度も見たことがあるのだが、この主人公は魅力的である。どこまでも落ちてしまったAV女優役の中村ゆりはどこにでもいる可愛い女の子なのに、目が離せない魅力を感じるのは、透明感と演技の奥深さかもしれない。

 劇中出てくるキャプテンボニータのスピンオフドラマがネット配信されている。
http://www.youtube.com/results?search_type=&search_query=%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%BF&aq=f

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Tracked on February 15, 2009 at 06:00 PM

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