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February 04, 2009

チェ 39歳別れの手紙

 チェ・ゲバラという人物は人道主義で理想的な人間である。革命家でありながらも人間的で思慮深く本を読み弱いものたちのために戦う姿勢が一環していた。キューバ革命が成功してからまた彼が旅立とうと考えたのは、自分だけが平和でいいのだろうかという疑問だったのだろうか?他国の弱い人達が弾圧されている実情は、他国をとしてのキューバを助けたチェ・ゲバラだから思いつくことなのだろうか?
 同じように日本赤軍が他国に出かけて、他国の弱気人々を助けるためといい、たくさんのハイジャック事件を起こしているが、それとゲバラの行動は同じとは思わない。
 革命家のことは専門家にお任せするしかないのだが、この映画のゲバラは生身の人間としての魅力を発散して私達の前に立つ。前編の28歳の革命では彼の思い描く革命のあり方を全面に描いていたが、これは人間ゲバラの最後を描いているのだ。
 どうして、喘息をおしてジャングルの中に舞い戻ったのか、私達には分からない崇高な考えに導かれているのだろう。ただ、私は史実であるチェ・ゲバラ射殺までの段階が近づいていくのを一つ一つ見せられていくだけなのだ。この映画によって、彼のような人間になれというわけでもなく、南米のアメリカ支配、全世界的に暗躍したアメリカと対抗しても死しか待っていなかったと言うことを言いたいわけではなく、厳かに彼の歴史が閉じていったのだ。
 映画としてみたらpart1の28歳の方が断然面白い。こちらは敗退の陣である、観客は栄光も歓喜も明るい何かを見せて貰えるわけでもないから、死に向かう人達に同行しているだけである。

 チェ・ゲバラがいつ死ぬか。時間的に最後になるから、もうそろそろ捕まってしまう・・あぁ捕まった。ラストは彼の最後の視線を大事に撮っていく。チェ・ゲバラが好きなものにとってはつらいものとなった。

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