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March 03, 2009

少年メリケンサック

 クドカンは世の中に埋もれている今の時代なら面白くとらえて貰えるものを探してくるのがうまい。前回はまった「舞妓haaaaaan」も埋もれているわけではないけれど、一般大衆が行くことが出来ないちょっと知らない世界だったが、今回のパンクもおそらくパンクって何だ?というぐらいしか、パンクを知らない人達ばかりのご時世に、観客に向けて、最初は色んな人にパックとはなんたるものかを語らせて、そこから映画を始めていく。
 はっきり言って、何を歌っているか分からないけれど、パンクってのは凄いことなんだろうと、付いていくように誘導され、この映画でこれまたオヤジのパンクぅ?と絶対ありえねー世界観を普通に見せているのだ。
 当然、オヤジのパンクは、最初はありえねぇんだけれど、パンクをやっていた青春時代から、おっさんになるまでの道のりを面白おかしく語っていくのが、ストーリーに織り込まれて、おっさん達のあほくさい世界に年数の重みを与えてくれていた。
 佐藤浩市は、たとえが変だけれど、ブラット・ピットのように、自分のイメージから変わるような役柄を好むように選んで行っている。今回は佐藤浩市とキム兄の対決が面白おかしく描かれているのだが、これも佐藤浩市がやるからまた一種独特の雰囲気を作り出しているのだ。これからの挑戦も期待したい人だ。
 テンポがいいのもクドカンの作品の一つなのだが、テンポがいい俳優が演じて発揮される。舞妓haaaaaaanの安倍サダオのように、所狭しと走り回っているのが主人公の宮崎あおい。この人は、篤姫をやっていた俳優とはとても思えない程、違った人格の女性になっていて、切れのいいセリフが似合う演技力を見せていた。うまいんだなぁこの人は。
 この題材も、今の緩いJ-POPの世界にインパクトを与えるために意図的にされたのかはよく分からないが、確かにタイムリーな題材だった。音楽業界自体が儲かっていないので、新しいジャンルに目覚めさせられたら面白かっただろうが、パンクはヘビメタは単なる映画の世界で、今の一般大衆には不人気かなぁ。

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□作品オフィシャルサイト 「少年メリケンサック」□監督・脚本 宮藤官九郎 □キャスト 宮崎あおい、佐藤浩市、木村祐一、田口トモロヲ、三宅弘城、ユースケ・サンタマリア、勝地 涼、ピエール瀧、田辺誠一、哀川 翔■鑑賞日 2月14日(土)■劇場 109CINEMAS川崎■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)<感想> あおいちゃん、オヤジ臭も何のその、思いっきりハジケてました〜 やっぱカワユイ〜 お馴染みのクドカン・ワールド炸裂。 今回はまた一クセも二クセもあるようなオッサンバンド。 もとい2... [Read More]

Tracked on March 04, 2009 at 05:45 PM

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