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April 16, 2009

英国王給仕人に乾杯!

 題名を見たらいつ英国王に仕えるんだ!と思ったが・・・。
 先日、おばばさまと映画に行った帰りに入ったうどん屋さんで、大きな声で話の内容が良く聞こえるグループがいた。どうやら、JICAの人達のようで、行った国の人が持つ日本人の印象を語る人がいた。まだ、ロシアに勝った日本人で、トルコを助けた日本人と言っている。不思議なことだが、日本も色んな所で色んな国の人に助けられたり助けたりしているだろうが、自分たちの時代でないので、語り継がれることもない。今アニメにもなっているヘタリアという漫画が流行っている。作者は人種の坩堝NYで感じた人種差と他国に対する偏見をおおく感じ取り、国家を人格化した漫画にしている。そうヘタリアとは、ヨーロッパでダメな子イタリアのことだ。
 日本人は恵まれているのか、隣国の中国や韓国、北朝鮮のイメージは持っていても、それよりも遠い国に対しては何ら興味も偏見もないために、ヨーロッパの人達のような他国との差を感じることがあまり無い。
 今回の映画を観て、背が低い男性のコンプレックスから来る優位性を求める方向性は、お金だけではなく、人種の優位性をも必要としていた。
 舞台はプラハ。ドイツにもロシアにも近い都市で、6世紀にはユダヤ人の入植が有り、その後神聖ローマ帝国の首都にもなったところだが、解体後にチェコスロバキアとして出発。しかし、この美しい都市は戦火を免れるためかナチス・ドイツのものとなる。そんな不安定な情勢のの頃に出会った女性は、小柄な彼よりも背が低い割に、民族の優位性を語り、彼の血統を讃えた。ヒトラーのように、血統を強く語る彼女は、彼がいつかなろうと憧れる百万長者に近い存在だったのだろう。激動の時代なのに、うまく幸運と不幸を渡り歩いた彼の一生は、人の価値観はそれぞれが良ければいいものなんだなぁと思うものであった。
 彼が飾り付けた女性達や彼が憧れた百万長者に寄り添う女性達は、彼にとってはアイテムの一つのようだった。ホテル王や百万長者になるために、必要な人達のそばで彼は多くを得たのだ。15年間の牢獄生活も悪いことではなかったのだろう。不思議な人生観を持つ主人公だった。

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