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June 21, 2009

アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン

 青年シタオを探すことを通して、主人公達の過去や生き方をクローズアップさせるという映画なので、あまりストーリーがあるわけでもないし、始まりも終わりも淡々としていた。題名通り、分かりにくい映画だ。
 猟奇殺人を追っていた刑事が、人が肉体として別の姿で現れるのを毎日夢で苦しめられる。彼をもしかするとシタオが救えるのか!?というような捉え方をするとこの映画がではないのだろうなぁ。
 猟奇的な作品は多いが、慣れることが無く、この映画も私にとっては恐怖だった。ただ、日本人であるシタオが究極の時にも英語で話すアンバランスがこちらに引き留めてくれた。無機質な主人公のおぞましい記憶と反対に、雨のミンダナオ島と高層の香港の対比も面白かった。白い壁とミドリと汚い色がひしめき合う人間の住むところ。そして、色を添えるのが、イ・ビョンホン演じるマフィアの女の鮮やかな部屋。
 この監督の色遊び、心の遊び、映像の芸術作品かもしれない。
 映画の視点がころころ変わるのも面白かった。

 この映画でよく分かったのは、木村拓哉のこと。彼はドラマのどの作品に出ても、木村拓哉になってしまう。これは水谷豊と同じで、本人が魅力的なので、本人として何も変化が無くても魅力的だから、別にヘタとも思わないし、仕方がないことだと思ってしまう。でも、先入観を持たず木村拓哉を使う海外の監督は、新しい木村拓哉を見せてくれる。あっ、木村拓哉の顔したシタオになっていた。彼は語学をもっとレベルアップさせて、もっと海外に出るべきだ。美しさも数段上がっていた。

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