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July 19, 2009

チェンジリング

 クリント・イーストウッドが破棄される資料の中からこの事実を見つけ映画化したという。宣伝だけでは分からない隠されたアメリカの恥部を露見させる作品になっている。
 昔と変わらず、弱肉強食の世界が続いているから、立場が弱い人間は、辛い立場になるのは変わりない。この映画の主人公も夫に先立たれら母一人子一人だけでなければ、このはなしも無かっただろう。
 日本でもありそうな話で、アメリカ特有ではないと思うかもしれないけれど、私にはなぜかNHKドキュメンタリーで見たアメリカの農地で有限の地下水をもう後何十年で枯渇すると知りながら、大量にくみ上げているのを見て、サブプライムローンも起こりうるし、チェンジリングの土壌もまだ残っているし、この先のアメリカの回復というものはもう無いんじゃないか、嘘つき大国のアメリカとこれまた中国が二大大国になり、世界をリードしていくなんて、大きく方向性を間違っている。
 この映画の中で取り上げていないが、20人以上の子供達が行方不明になっているというのに、その捜査がされていないという事が本当なら、とんでもなく恐ろしい国だなと思う。
 この映画の中には、多くの邪悪なものが詰まっている。ただ、これを見て過去が恐ろしいとは思えない。今は、過去のそんな時代に戻りつつある。経済的に破綻して行くと、金持ちと貧乏の構図がはっきりする。弱者は何も守られずに悲しい思いをしても仕方なくなるのだ。今の日本がそのように見える。
 イーストウッドの映画は問題定義が多い。本人も市長をするなど、政治家気質があるために、社会的テーマが多い。その視線から、何とかしなければという強い意志と、この映画でも主人公が言動によって表しているひるまない強い意志が表現されている。映画は大きな感覚操作手段だ。そう言う意味では大きな成功を収めている監督である。

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