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February 09, 2010

アバター

すごいことになっているアバターを見に行く。まさか、タイタニックの記録をそれを作った監督が破るなんて前代未聞の話だ。でも、タイタニックほどすごいかもと期待していった訳ではない。宣伝効果も相乗作用されているとたかをくくって観に行ったら、私にとってはその通りだった。
確かに映像表現の素晴らしさや面白い設定など枚挙に暇なく、誉めるところはでてくるのだが、感動が湧かなかった。
それよりも私は人間とナビィの合わせた生命体に対する捉え方が気になる。まるで、ヱヴァンゲリヲンの綾波レイだよねあの生命体。単なる肉体の借り物のような扱いでいいの?サロゲートのロボットの方がよっぽど当たり前の扱い方に見えたよ。
人間の非道と戦うために人間同士が戦う設定も何か自分の根源のところでなんか違うよなというわだかまりが残るだけで終わった。

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February 05, 2010

ラブリー・ボーン

主人公が亡くなる映画ですが、悲しくて泣きだい感情は全く起こりませんでした。不思議とラストは家族の再生と主人公の思いが復讐より恋心に行ったのが、観客にはほっとする内容だったのでしょう。
殺された人物は、復讐よりもそれによって、愛する人たちの幸せを先に考えるはず。私が・・、悲しい気持ちで家族を心配してしまうのです。
だから、自分の遺体の入った金庫は重きにおかれなかったのですね。
復讐も無く、私の予想を外すラストでした。

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February 03, 2010

今度は愛妻家

 ここ数年ここまで泣いたこと無いなぁと言うぐらいの号泣ものです。嗚咽を我慢するのに椅子が動くほどでした。
 ここに出てくるセリフ達は、私やあなたでも想像できる展開のセリフ達、しかしうまく並べ替えたらこんなに悲しくて愛しい愛の物語が出来る。
 原作は舞台の脚本。映画も沖縄を出したりしているが、見ただけで舞台の映画化だと分かる。しかし、舞台は見たこと無いが映画にしてみても良い映画に出来上がっている。一番の功労は夫婦を演じた二人だ。
 主人公が悲しいぐらい今までためていた自分の気持ちを吐き出したときに、やっと解放されるものがあるという感じのラストの持っていき方も良かった。
 行定勲監督作品は泣かされすぎになる。次回のパレードも見に行きたくなるじゃないか。

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February 02, 2010

カティンの森

 実際に第二次世界大戦中のポーランドで起こった悲劇をポーランドの監督アンジェイ・ワイダが映画化。多くの人たちに与えた悲劇をその後を含めて私たちに伝えてくれた。
 ポーランドは1939年にドイツとソ連に侵略され、東部の街で戦っていた将校はソ連の捕虜収容所に送られた。その時に、ソ連は赤十字社の加盟をしていないからという不安の一言を漏らし、観客に暗示する。
 この映画では出てこないが、その1年前にウクライナ人がソ連にこれと同じようにヴィーンヌィツャ大虐殺 で6000人を超える人達を殺し埋めていた。悲劇は繰り返され、ソ連の非道はポーランド人1万人の上にも降りかかった。ドイツの方でもポーランド人の知識層や政治犯等を殺しているため、どちらに捕まったとしても、悲劇に代わりがなかった。ポーランドのさらなる悲劇は、ドイツが敗北し、ソ連がポーランドを牛耳る形になったときに、ニュールンベルグ裁判等で、ソ連は自分たちが行ったこれらの悲劇をドイツ人がやったと訴えた。結局、ポーランド政府は、長いものに巻かれろ政策で、ドイツがやったこととして、このことを終わりにしようとした。
 出てくるポーランド人達は、この非道に色んな形で進んでいった。ソ連を憎むもの、ポーランドのためにそれを受け入れるもの。すべての事柄には正解がないのだ。ただ、生きるために先に進むだけなのだ。
 アンジェイ・ワイダ監督の身内もこの悲劇に巻き込まれている。
 ポーランドという国は、本当につらく悲しい歴史を紡いでいる。収容所の悲劇もポーランドで行っている。あまりにも多くの悲劇で悲しみだけを背負わされた国のようである。この頃の映画がたくさん作られ、映画賞を獲ている。
 映画を見て歴史を知る。個人の歴史を優先せず、この事件をクローズアップさせるために多くの人物の行動を浮き彫りにした。その中の自分はどれに当たるのか。

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