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December 11, 2010

森崎書店の日々

最近、映画を見に行くことが億劫になってきている。今年の映画館でも観た本数は今日行くのを加えると63本しかない。是非観に行きたかった「ノーウェア・ボーイ」も行けなかったのだ。そんなこんなで、とりあえず震災の映画は観ておかないとと足を運んでついでに観に来た映画である。

 本屋さんの話は好きだ。とりわけ、古本屋になると地域性や店主の好みまで出てきて、人んちの本箱を覗いているようで好きである。だから、世界有数の古書街である神田は聖地とも言える。ブックオフのような古書に愛のない店員が多そうな店と違って、本に対していっぱい愛があふれている。昭和な古本店を未だに愛している。愛している規模ははっきり言って古本屋ファンの領域を超えている。子供の頃から愛用していた古本屋さんが店をたたむと私に告げたときに、20歳そこそこの私が「私が継ぎます」などと大それたことを発してしまったほどに愛があるのだ。当然、古書店主は「儲からないからやめるんやから、こんな仕事したらあかん」と返されてしまった。
 古本屋さんに愛、いつか古本屋さんになる。儲けなければ生活出来ないけど、通りがかったらいつも寄ってしまう、何かないかなぁと思わせる古本屋さんになりたい。

 そういう熱い思いで映画を観た。本とは全く関係ない女の子が神田の町で生活する。本がある世界、喫茶店ではみな本を読んでいる。ただ、それだけの世界なのに、なぜか癒される。本を読む空間は、無音だ。色んな音がこの映画を観ながらどんどんいとおしくなってきた。不思議なものである。自分は今までこんなに本をめくる音が好きだったのだと気づく。古書店で色んな本を探す姿も自分の中にある。本屋は新しい世界の扉だったなぁと気づく。
主人公の素朴な姿がなんだか癒しの時間を与えてくれた。私の大事な古本屋さんたちにいかなきゃ。

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