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February 02, 2011

デザートフラワー

 モデルのワリス・デイリーの自伝を映画化した作品。アフリカの角ソマリアで生まれ、13歳の時に無理矢理結婚されそうになったのを都会に逃げて、母の妹を通してイギリスへ。マクドナルドで働いている所を有名なフォト・グラファーに認められて、モデルとして生きていくことに。その成功の半生を描きたかったわけではなく、彼女は未だにアフリカで行われている女性の割礼を取り上げたくて、自伝を書いたようだ。
 この作品の脚本・監督も女性なので、描きたい部分は一致して表現力を増して訴えかけていた。
 昔から女性の割礼もしくは女性器切除は行われており、人口増加に伴って、切除も増える一方である。国連がワリスを大使に任命し、世界的な活動として排除を行っているが、男性の反対にあい、法制化にはこぎ着けていない。女性の割礼が無くなった村を取り上げたりしてキャンペーンは行われているが、この映画の中でワリスがアフリカ人男性に言われているように、割礼をしないことは悪いことのように言われて女性たちが割礼をするように押さえつけている。
 割礼と書くと男性の割礼のように一部の切除ぐらいでたいしたことがないように思われそうだが、女性の場合は完全な切除と無理な縫合で手術の際に亡くなってしまう人が多い悪習だ。
 このような事が未だに行われているということを多くの人に知らせる意味として、とても良い作品だと思う。

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