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March 24, 2012

シェイム

 宣伝文句は映画にあっていないと思う。セックス依存症の主人公を観に行ってきた。やっぱり、神戸って映画観客層の幅広いなぁ。こんな映画なのに、老若男女じーさんばーさんもいっぱいで、かっこいい!

 この映画は主人公の毎日をただえがいているだけの作品で、この映画の中に彼がセックス依存症に至った経緯と妹が愛情に枯渇している経緯を表す言葉や映像が不足している。
 妹のあんな家庭に生まれたからと言う台詞のみで、この病んだ二人の毎日が語られる。
 ただ、愛情が無く体だけの主人公を描いているだけなのに、その主人公の気持ちをお持ち帰りしてしまったよ。お風呂の中で、彼の行動の映像が多数表れるのだが、その映像は彼のセックス以外の行動ばかりで、何なんなのと捕らわれてしまった。
 18禁になっていて、日本での公開で18禁でも映像を外したと言われている映画にもかかわらず、興奮するシーンはない。きっと、中学生なら興奮するだろうけれど、単なるセックスを淡々と続けているシーンは、女性達がきれいでいくらあえぎ声をあげたとしても興奮しない。あっ、一つだけセックスシーンではないけれど、女性なら興奮しそうな場面があった。まぁ、キャラではないのでここでは伏せますが。

 なんで、彼を男性なのに引きずってしまったのか、私はセックス依存症でもないし、何かに対して欲求が抑えられないわけではないけれど、彼の妹の存在が私を拘束しました。
 愛情に飢えて、愛情をねだる妹。私には妹がいないけれど、彼と妹の姿に過去を思い出してしまいました。もう二度とリストカッターとは友人にはなりたくない。でも、私は人に甘いのと、変わった人たちを受け入れてしまうから、愛情過多な人たちと一緒にいると狂わされる。求めることが多すぎて、与えろよとも思う。私がどんどん感情のない冷たくていやな人間になっていく、感情を埋められずに何かを求めてしまう。
 そんな過去のことを湯船で反芻しながら、今日これを書いて解放されました。

 監督のすごい才能を感じます。同じ名の俳優と同じように有名になっていくだろうなと。映像の切り取り方や押さえた表現が彼の心を余計に導き出すって、きっと評価が分かれるだろうけれど。

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