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August 07, 2014

闇のあとの光

映画館の暗闇じゃなければ、わからない美しい映像と音

監督が描きたかったであろう闇と音がまとわりついた。

一切音楽がなく、自然な音が、美しい映像を引き立てる。
音のないエンドロールは、静寂のの音を劇場に響かせた。終わって電気がついたら、鞄の軋む音、私の静かな足音、他の観客の歩く音、階段の音、遠くでの雑談、路上の私の靴音、通りすぎるサラリーマンの革靴の音
意識していなかった世界が、映画が終わってからも私に見せつける。

やがて、駅に近くと、大事な音が、バイクや室外機の音に消されて、いつもの世界に引き戻された。

映像の継ぎはぎ方も謎が残り
不思議な乱交パーティーは、近くで男性が男性に襲われているのに、まるでサウナにいるみたいで、全く関係のないという描き方の不自然さが意表をつく。
また、実際起こっていることは、音だけで、別の映像をうつしているのに、妻の乱交シーンは、まるで美術館の彫像のように、中央におき、美しい美しいと褒め称えるが、リアルさを感じない。

また、牧神パンが、住み着くシーンは、他があれだけ
リアルなのに、シルエットだけである。

不思議な映画だった。

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