July 05, 2009

愛を読むひと

 邦題の失敗
 デビット・クロスという美しい青年と、ケイト・ウィンスレットの映画宣伝と題名を見て、楽しみにやってきた客層とは大きくかけ離れた作品だった。私も邦題や映画宣伝では観たい映画ではなかった。

 ここからは、ネタばれになります。

 この映画には多くの問いかけがなされている。
 戦後10年程度のドイツに、日本とは違い全く今と変わらないものを感じること、ドイツ国民が多くの事柄を赤裸々にしていない事への恥ずかしい感情は日本には無いのかと言うこと、その時の法律にかなっていることを違う時代の法律でさばくと言うこと、仕事がなければ生活のためにどんな仕事をしてもいいのかと言うこと、仕事をすることと人間性を保つことの優先順位、ユダヤ人の能力が高く、自分の罪が重くなっても文盲と言うことが恥だと思う戦争当時のドイツ人とユダヤ人の関係、ユダヤ人に対する行為はどのような親切であっても「親切」なのか、個人の罪は贖うことは出来ないのか、このような題名を付けることを恥ずかしいと思わなかった日本人は恥ずかしい

 あまりにも深いテーマな為に、一つ一つの言葉が重く主人公のように悩まされる。無かったことには出来ない十字架を背負っている。しかし、近代に入る前や、中世に入る前と歴史を振り返ると、人間の憶測に潜んでいるものではないかと考えてしまう。情報が発達した現在じゃなければ、それは無かったことや単なる教科書の歴史に終わったことなのかもしれない。それを向き合っていくこの先の未来も被害者遺族達は忘れない。同じように日本の被害者遺族達も。個人に罪を贖わせても、少しでも解消されるものではない。どんな優しさも親切も巨大な罪の前では何者でもない。しかし、看守になることも、ヒトラーの秘書になることも、アウシュビッツの中で捕らわれることも誰もが可能性を秘めている時代だったのだ。個人が罪を償ったぐらいでは打ち消すことは出来ないのだ。そして、ユダヤ人が600万死んだとしても、たった一人だったとしても、悪いことに変わりないのだ。ダメなこと間違っていること、それは日本軍が大虐殺しても一人を殺しても同じだと言うこと。いつからの戦争から責任を問われるのか、やってきたこと過去はずっと引き継ぐことになる。戦後60年以上経っても、100年経っても、終わりなど無い。
 以前見たナチの裁判の記録映画で、職務を全うした男が職務を全うしたことに対しては誇りを持っているようだった。ハンナが裁判で言った言葉も間違っていない。その時のナチス法学では認められたことなのだ。それを感じ取らすために、ブルーノ・ガンツの大学教授があえて、その時代で起こったことはその時代の法学で裁かれなければならないようなセリフを吐かせるのだ。そんなわけはないだろう。独裁者が作った法律で多くの人間が死ぬことはドイツ以外でも多くあった。倫理観が変化したとしても、裁かれないと世の中はいい方向に変わらない。しかし、年老いた大学教授は、戦争を生き、その時の法学を生きていたのだ。彼の護衛のために発した言葉でもあるのだ。

 映画は淡々とすすむ。言葉も少ないために、考えさせられる時間が多かった。それだけ、重いテーマだったのだ。この映画にこの邦題を付けるのは、いくら何でも酷すぎる。ましてや、主人公は愛しい思いとは別に贖罪の気持ちがあった。ハンナ達の罪を戦争を知らない人達がまたその罪を償うということ、また、彼女に対する贖罪。
 彼女のことを思って、アメリカに行った彼が、文盲だと告げるがそれは大したことないことをまた大きく主人公と共に観客は告げられる。

 ドイツ人の作家がニューヨークで発表した作品がベストセラーになり、映画化。ユダヤ人が多く暮らすアメリカや時代を引きずるヨーロッパでは深く感じ取れただろう。監督はリトル・ダンサーで有名になったイギリス人監督。全編英語で、ミヒャエルもマイケルになっていた。イギリス人のケイト・ウィスレッドがうまい。青年時代を演じたデビッド・クロスが美しく、今後も楽しみだがドイツで活躍しているようで、あまりお目にかかれないかもしれない。レイフ・ファインズは素敵な男性だったのに、えらく老け込んだ感じだ。ちょっと残念。ブルーノ・ガンツは今回も彼だと気が付かなかった。彼が出た作品は結構観ているのにもかかわらず、私はいつも分からない。年をいった方のユダヤ人の小説家を演じた女優さんも素敵だった。

 設定の年もドイツが舞台だと言うことも映画がすすむまでこのような内容になると思い付かなかった。ちょっと、情けなかった。

 さて、邦題であるが朗読者では映画館に足を運んでくれないだろう。苦肉の策で付けた邦題だと言うことはこの映画を観たら分かる。しかし、日本人の得意な原題とは全く違う題名が出なかったのだろうか?とても残念だ。
 

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June 24, 2009

いけちゃんとぼく

 TVの予告編でも言っているので、ストーリーは知っている人が多いと思うけれど、主人公のそばにいつも付いてくれているいけちゃん。ドラえもんは、ダメのび太を作ってしまいそうだけど、いけちゃんは、ぼくしか見えなくて、見守ってくれているような存在。いつも、強い二人に殴られても、悔しい泪を他人に知られないように泣いているところに、いけちゃんはそっと現れる。そばにいてくれたら、心強い存在。でも、大人になるまでの期間限定の存在。

 ぼくが少年時代から大人になっていくための色んな試練を耐えて、成長していく物語であるが、いけちゃんの深い愛情はまた違う世界なので、極端に違う2面性どうしたらいいのか、観客はどっちつかずになってしまい、肝心な思いっきり泣く、深い愛情の方には行かなかったようだ。絵本と映画は全然違うから致し方ない。

 ただ少年譚ももっと面白いものだったら、映画もかなり盛り上がったのかもしれないけれど、いまいち盛り上がらずに終わってしまった。少年の気持ちはいっぱい描かれていたのだけれど残念。原作の西原理恵子作品はとても好きなので、この映画の原作は読んでみたいと思った。

 原作者が映画の中で出ていた。マンガノゲンバでお顔を知っていたので、すぐに分かってよかった。


 本当はそばにいて欲しいいけちゃんも、なんか魅力に欠けてしまう。これは女性の視線で捕らえた映画じゃないからなぁ。

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June 21, 2009

ハゲタカ

 完成前からリーマンショックでストーリーの変更を余儀なくされたと聞いてはいたものの本当にラストは気の毒な閉め方だった。
 ハゲタカはNHKでドラマとして放映し、海外でも放映され、国際的な評価が高く、賞も獲っている。だから、この映画は海外も目を向けていたのだろうが、無駄に海外ロケを繰り返しているようで、鷲津の切り返しはいつものように面白いのに、無駄に長く終わって、NHKのドラマ枠でやっておいても良かったのではと思ってしまう。

 私はヴァイブレータ依頼の大森南朗のファンなので、他に好きな遠藤憲一まで出ていて、幸せな映画でもあったのだが、余分な方が目に付いた。

 この映画やドラマを観て、ライブドアのホリエモン達がどんなことをしていたのか、よく分かった。ゴールデンパラシュートやホワイトナイトなんて、これを観なければ一生知ることもなかっただろう。だから、今回のやり方もこんな方法があるとかと、会社の乗っ取りの話なのに、わくわく冒険物語のようにも感じる。だから、続編はファンには待望だっただろう。この映画だけで終わらず、ドラマでして貰いたい。

 この作品の音楽はとにかくいい!

 日本の良心のような存在で、芝野さんがいて、彼らを見ながら座席に座っているそれぞれが芝野さんではあるのだが、そんなんだけではダメだろうと思わずつっこみも入れたくなる。また、リーマンショックを取り上げて、成敗していたり、中国をコピーだけの国と取り上げているところに、私の頭ではモーニング娘。のニッポンの未来はWOWWOWが鳴り響いていて、なんだぁ、この映画はもしかすると、50代以上限定の映画か!とも思ってしまった。今は、ここに出ていた守山くん達のリアルな時代なのだ。まだまだ、平和な国日本だと思う。

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アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン

 青年シタオを探すことを通して、主人公達の過去や生き方をクローズアップさせるという映画なので、あまりストーリーがあるわけでもないし、始まりも終わりも淡々としていた。題名通り、分かりにくい映画だ。
 猟奇殺人を追っていた刑事が、人が肉体として別の姿で現れるのを毎日夢で苦しめられる。彼をもしかするとシタオが救えるのか!?というような捉え方をするとこの映画がではないのだろうなぁ。
 猟奇的な作品は多いが、慣れることが無く、この映画も私にとっては恐怖だった。ただ、日本人であるシタオが究極の時にも英語で話すアンバランスがこちらに引き留めてくれた。無機質な主人公のおぞましい記憶と反対に、雨のミンダナオ島と高層の香港の対比も面白かった。白い壁とミドリと汚い色がひしめき合う人間の住むところ。そして、色を添えるのが、イ・ビョンホン演じるマフィアの女の鮮やかな部屋。
 この監督の色遊び、心の遊び、映像の芸術作品かもしれない。
 映画の視点がころころ変わるのも面白かった。

 この映画でよく分かったのは、木村拓哉のこと。彼はドラマのどの作品に出ても、木村拓哉になってしまう。これは水谷豊と同じで、本人が魅力的なので、本人として何も変化が無くても魅力的だから、別にヘタとも思わないし、仕方がないことだと思ってしまう。でも、先入観を持たず木村拓哉を使う海外の監督は、新しい木村拓哉を見せてくれる。あっ、木村拓哉の顔したシタオになっていた。彼は語学をもっとレベルアップさせて、もっと海外に出るべきだ。美しさも数段上がっていた。

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June 09, 2009

ガマの油

 役所広司監督・原案の作品。映画の宣伝に妻役の小林聡美と一緒に出ていた役所広司は何とも言えない可愛らしい男の人だった。この映画の原案も彼だと思うと、この映画にいたったリアルな監督ストーリーを思わず想像してしまう。この映画では、彼の死生観が中心になって現れているので、この映画と役所広司を外して考えられないからだ。まず、映画を撮りたいと思ったら、何を考える?きっと、私を含めてどんな人でも、今一番考えていることが主な題材になってくるのではないだろうか。彼にとって、息子の死というのが身近にあったとは思わないが、ISに対してどう向き合うかを考え決めたことがあったのだなぁと、またそれを映画にしてみたいと思う程の気持ちがわき起こったんだなぁと考えてしまう。
 死者がそばにいつまでもいたり、お仏壇の中でわいわいといるかどうか分からないが何かそうしたい出来事があったのかと思うと、リアル役所広司を感じてしまったって訳だ。
 確かに、小説家や漫画家、映画監督が皆自分を切り売りしている訳ではないので、私の妄想は没になるだろうが、この映画を観ると感じる役所広司の温かな人柄がそのように受け止められるのだ。

 映画は大して面白くなかった。めちゃくちゃ優しい気持ちも貰ったわけでも、大感動したわけでもないけれど、映画って楽しいなぁと言う、役所広司の気持ちは受け取れた。

P.S.人は2度死ぬという・・・というセリフ映画にも舞台にもなった有名な少女マンガ「トーマの心臓」の最初のシーンに出てくるんだけれど、これは有名な誰かの言葉だったのかな?

 検索すると、これが最初かもしれません。といっても出たのは、他の作品だとは思いますが、


人は二度死ぬ
CATEGORY/心の支え emotional sustenance/fortune-telling
アフリカのある部族には、死者を二通りに分ける風習があるという。人が死んでも、その生前を知る人が生きているうちは、死んだことにはならない。生者が心の中に呼び起こすことができるからだ。記憶する人も死に絶えてしまったとき、死者は真に死者になるのだという。
【出典:Asahi.com/天声人語/2007年01月21日】

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May 26, 2009

天使と悪魔

 映画の予習はあまりしていかない方なのだが、ヒストリーチャンネルかなにかで、イルミナティのことを話している所をたまたま見た。イルミナティは、テンプル騎士団とフリーメーソンが合わさった形でなったと言っていた。ヨハネ・パウロⅡ世が会ったロシア正教会の長が毒殺され、パウロⅡ世も暗殺されたなんてことをまことしやかに言っておりました。カトリック教会と敵対する立場から、共産主義だったソ連の幹部にも多くイルミナティが入り込んでおり、イルミナティからKGB、そしてバチカンに紛れ込んだスパイの映像まで流していた。想像力をかき立てる要因が多大にあると言うことだが、本当はどうかは分からない・・・。

 上記の話はさておき、現在ではイルミナティの存在はもう無いとも思われているところで、この映画の話が面白いわけで、一緒に行った友人Aも、こっちの方が面白いかもと言っていたが、私も犯人がすぐに分かるような話であるが、サスペンスとミステリーがうまく混ざっていてこっちの方が、「ダ・ヴィンチ・コード」よりも楽しめるかもしれないと思った。なんせ「ダ・ヴィンチ・コード」はシオン修道会とか、テンプル騎士団とか、日本人が普通の生活をしていて聞くことがない名前がいっぱい出てくるから、何度見ても分からないという人が多い作品だ。それだけではなく、きっと、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりで訳分かんなくなるのだろうと思うが、最初何回見ても分からないと言う人がいるのを聞き、驚いたことがある。私は、1度しか見ていないけれど、ストーリー語れると思う。どこに、1回見て分かる人と何回見ても分からない人の違いがあるのか、それはたくさんの文章が出てくることで、面白みを感じなくなった観客が、引いてしまうから、訳がだんだん分からなくなるのだ。そこ行くと、この作品は、誰が犯人かが早くから予想出来、その理由まで予想が付く。とりあえず、その件はおいといて、主人公と一緒に、主人公がなんか言っている火風土etcを探しに行こうじゃないかと、付いていける。
 それと、前回はフランスやイギリスなど色々飛び回っていたが、今回はローマ。それも、舞台になっている所は実際現在もあるところで、知っている人や行ったことある人はもっと身近な状態で主人公と一緒に動く。映画観てから、ローマに行った時のアルバム見たけど、映画に出てきたところで行ったことがあるのは、システィナ礼拝堂とパンテオンぐらいだった。ナヴァーナ広場に行っていたと思ったが、1週間も歩き回ったのに、恐るべきローマ。まだ、歩き足りないのだ。

 もう一つ、犯人が持ち出す反物質。仕事がら営業で電荷の説明をする時もあるが、素粒子物理学でたくさんの日本人ノーベル賞受賞者が出たにもかかわらず、まったく分からん。私の説明も小学生レベルで終わるのだ。
 映画ではスイスにある欧州原子核研究機構が出てくる。円周27kmの円形加速器が映画の中でも出てくる。この間、スパコン中止になり、日本の科学技術の行く末がめちゃくちゃ心配なので、日本にはどのような原子核研究所があるのかと思って調べたら、筑波にある。でも、たった3km。欧州のには参加していないし、日本の技術のそこんところはどうなっていくのだろう。兵庫県に放射光施設スプリング8があるのだが、これは世界の中でも進んでいる方なんだろうか?こういった類は疎くてだめだぁ~。

 上記のようなわけで、私としては面白い映画だったのだ。

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May 21, 2009

グラン・トリノ

 有名米新聞の宣伝文句「どうやってあんな傑作を作るのかが分からない」と予告編で出ていたが、この映画を観て私も感じた。
 この映画で俳優業は最後だとクリント・イーストウッドが言ったのかは定かではないが、この映画には二つの意味を持つ。当然観客も気付くはずだ。クリント・イーストウッド演じる主人公の人生の終末の付け方と、クリント・イーストウッドの終わり方だ。
 この主人公は、クリント・イーストウッドと似ているかは分からないが、家族と離れ、社会的にも離れ、孤独と酒と犬とグラン・トリノという名の車しか残されていなかった。そんなところに、隣のベトナム人一家と関わることになり、彼の本当の姿を映し出す。それも、失われたアメリカと現実社会に巣くっている何かに足をすくわれるアメリカの中で主人公は、本当のアメリカはこうだと生ききるのだ。
 最後に向かうひとつひとつ、棺の中で着る衣装の寸法直しから、犬の世話までが涙を誘う。あぁ、これはクリント・イーストウッドの姿でもあるのかと思うと、倍増の悲しみが吹き出した。

 美しい車体のフォード社製グラン・トリノ。この車が比喩しているものは多い。この映画で、たくさんの現在のアメリカを見ることになる。でも、彼は何が言いたい。強く生きろと言うメッセージが強い。なんとも、渋い作品ではないか。
 

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May 13, 2009

GOEMON

 紀里谷監督作品は、キャシャーンでちょっと外してしまったので、あまり観に行く気にもならなかったのですが、友人AとMがみたいと言ったので、久しぶりに3人で行ってきました。
 一番の感想は、江口洋介のプロポーションが素晴らしかったこと。前は出ないのですが、なぜか切り刻まれた背中から腰にかけてを露出したシーンが多く、これでもかと見せつけられました。別にファンでもないのですが、ちょうど良い筋肉質で、腰のラインも素晴らしく、年齢行っているのにもかかわらず、見せる背中を維持して行っているのに、感心してしまいました。
 印象は、作られた箇所が多い映像で、新しい世界の戦国時代なのに、なぜか昔懐かしいと言うのを感じました。色のトーンを抑えているという理由ではありません。きっと、カメラワークだと思います。綺麗な遠近法で広く遠くを描き、構図が真ん中に消失点を感じるような、絵画的に収まりもいいし、実際ではあり得ない描き方が昔の映画のように勝手に感じたのかもしれません。昔の日本映画に遠近法を感じるような壮大な描写は全然ないのだから。
 友人達にびっくりされたのは、たくさん有名な俳優さんが出ていたのに、あんまり私が分かっていなかったこと。意外に話題になっていたのか、チラシを持っていないAさえ、登場人物以外のキャストを知っていたし・・・。確かに私の俳優や人に対して今日無さ過ぎは酷いものである。
 ストーリーは良くまとまっていた。あの城や街が凄かった。もちろん、装飾も服も。
 まとまっていたけれど、感動が足りなかったかな。
 中村橋之助の信長はとても良かった。秀吉の奥田瑛次と好対照になっていた。監督本人も出ていて、結構俳優陣も楽しませて貰える配役だった。

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May 07, 2009

愛のむきだし

 園子温(そのしおん)監督作品の「奇妙なサーカス」という映画を観に行きたかったのだが、見に行けず、今回英国王給仕人に乾杯を観に行った時のこの映画の予告編が面白そうだったので、帰りに前売り券まで買って帰った。
 自殺サークルの時には全然興味がなかったのだが、奇妙なサーカスのチラシは興味をそそった。紀子の食卓は外国で評価され、とうとう観に行く機会を得たのだ。園子温監督は詩人でもある。日本人でこれが本名とのこと。映画の雰囲気から得た彼と、パンフレットにこの原案となった人物のことを普通に変態だと思っている姿が私の中ではギャップがあったので、この人は普通の人なんだと改訂。
 この映画は事実を映画化にしている。かなりややこしい話なので、それらの因果関係を分かりやすくするために主要人物がなぜそのようにいたったのかと言うことを詳しく大事に描いている。4時間という長い映画で、私にとっては3部共まとめて観た「ショアー」以来の3番目に長い映画だ。しかし、長さを全く感じず、ラストのヨーコが変化する為の時間をもっと描いて欲しいぐらいだった。
 この映画本当にむき出しになった愛を描いていて、意外に監督はそれを冷めた目で見ている。冷静に変な人達を描いている。
 主人公に西島隆弘という私の全く知らない俳優さん。それが、高校生の役柄なんだが、とても爽やかな変態役で、監督のコメントで彼が何をやっても変態に見えないという通り、この映画の中で、女性のスカートの中身を撮り続ける彼がいやらしくも気持ち悪くもなく、全く変態に思えなかった。それどころか、彼の愛のむきだしのストーカーに思える程の表現も、別に悪いことではないように思えるのだ。これは凄いなぁとおもう。映画以外の写真を見たら、この映画に出ていた彼は全然見つからず、色んな「彼」になれるようだ。相手役の満島ひかりはプライドで性格の怖い役をやっている人なんだが、映画を観ていないので宣伝だけでは同一人物とは思わなかった。彼女も彼同様体当たりの演技をしていて、演技の幅が広がり過ぎるぐらい広がっただろう。 二人とも顔が可愛らしく、好感が持てて、印象に残る。もう一人、もっと迫力のある役柄で凄い演技を見せてくれたのが、奥田瑛二の次女安藤サクラ。この人が一番目立っていた。怖かったし、この先もどんな風になるんだろうと期待してしまう。さすが、奥田瑛二の娘と思う。兎に角、怖かった。他漫画家の古谷兎丸の名前があった。(敬称略)
 愛をむき出していたもう一人、主人公の父親を好きになり強引にアタックする女。折角神父になったのに、この女のせいで家族がバラバラになってしまうと、主人公は悩むのだが、彼女の責任ではなく、そちら側に行ってしまった父親もまた、それが人生なのである。怖い女だったが、むきだしの愛はある意味素直なのだ。
 盗撮がメインで出てくるのだが、今の世情に一番マッチした題材でもある。短いスカートの人は多いのだが、おしゃれや足を出したいだけの子は短パンとか履いて気をつけているようだが、それ以外の人達は、見て貰ってもいいということで履いていたり、股を開いていたりするのだろう。私はミニスカートを履くような年齢でも、自慢の見せたい足も持ち合わせていないのだが、履きたくなる心理は分からないこともない。根本的には遺伝子的な女性心理とも言える。こういった人達のおかげで、以前なら至難の業で盗撮していたものが素人でも簡単に出来るようになった。ということは、盗撮という性犯罪の罪悪感も、変化してきていると思う。女性はそんな写真を撮られて他の人の目に晒すのは勘弁して欲しいだろうが、女性がそう言った写真を目にすることがないから、実際の実体は知ることがない。不思議なことに痴漢よりましな軽犯罪が、この映画の主人公の爽やかさによって、大した犯罪に思えなくなっているのだ。あと、新興宗教が出てくるのだが、これがなんか不思議な世界だった。別にどこかに取材に行くことが無く作り上げた世界のようで、あまりにも空虚な感じが実体化していなくて、この映画のいい要素になっている。
 この映画本当に面白かった。私がパンフレット買うという事だけでも、どれだけ評価しているか。これなら、分かりやすい映画なので、題材は好き嫌いがあるだろうが、色んな人に見て貰いたい。
 

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May 02, 2009

鴨川ホルモー

 変わった映画である。アメリカで配給されるというので、どんな映画かと思い観に行った。アメリカで配給されるのは、いかにも日本らしい京都が舞台で神社で式神って所が、新たな日本のアイコンとなるって事かもしれないってことだろう。舞台は京都で京都大学。他に龍谷大学や京産とかの名前が出てくるので、この映画化のために大学側には許可を取ってやっているんだろうなぁ。
 気になったのは、映画の中に祇園祭が出てきて、その祭りの真っ直中で各大学のサークルが集まってする行事があって、その行事名がエンドロールに出ていたので、なんかそんな会があるのか!と言う方が気になってしまった。あと、劇中に歌うレナウン娘の歌。レナウンは東京の会社だし、いったい何で?と、訳の分からないところがきになる。
 映画は、凄い面白かったというほどではなく、おに語のゲロンチョリとか、そのポーズとかが面白いかなってぐらいだった。山田孝之がえらく色んな映画に出ているのが気になる。割と色んな役が出来るタイプのかな。
 保津川下りや葵祭や京都の色んな場所や行事が出てきて、京都好きには面白いかもしれない。
 私は、百万遍寮に行ってみたい。モデルになった吉田寮は日本最古の学生寮らしい。懐かしい時代を残したこの寮に入るために、京大受験をしたいぐらいだ(笑)

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April 26, 2009

ミルク

 東京カワイイTVに出ていた外国人の女の子が、「日本は自由がないというけれど、日本の方がよっぽど自由だ」と言っていた。確かに一地方の東京だけだからとも言えるが、日本人にはモラルの基盤が無いので、何でもありなのだ。自由の国アメリカは、自由のために勝ち取る民主主義の種がまだまだ生え続けている。マイノリティが多く集まって出来た国でもあるから、多くの格差や不自由さがまだまだ残っているのだ。私自身は性の自由の国の一つのようなイメージを持つアメリカが、実は根幹がキリスト教だと言うことを気付かされた。多くの人間をまとめ上げるためには必要ではある宗教は、ある意味民主主義の足枷にもなっているのだ。それに比べると、人間の基盤を多くの規律の中でしか培わず、土着宗教は多くの規制をはらんでいなかったので、世界に名だたる武士道の基本とされる鍋島藩の「葉隠」でさえ、衆道の作法は書いていたとしても、規制などは一つも書かれていない。
 基盤を持たず何でもOKに近い国、感情で被告の罪状が変わりかねない国、欧米と違って、「考える」と言うことがないのかもしれない。
 この映画は、マイノリティである主人公がカミングアウトして、世の中に認知されようと頑張ってきた8年間の闘志の記録である。虐げられ、生活する場も脅かされて、自分で勝ち取るしかない。活動することが大きな力になって、知られていることが人々の偏見を取り除いていって、何度も何度も変化を求めて、まさしくガンジーが言った「世界に変化を望むなら、自らがその変化になれ」そのものの人物となっていった。
 この映画を観て気になったのは、同性愛者の教師を追放しようと言う議案と戦っている時に、どうして同性愛者と変質者と同じイメージで語られているのかが分からなかった。異質なものが全部異常者や変質者ととらえられるのは恐ろしい話である。色々思うに、男性の性への渇望が対女性よりも対男性の方が簡単に得られやすいと考えるからだろうか?同性愛者が自分たちを含めたマイノリティの存在や多くの考えがあることを子供達に教え、若いうちから考えることが出来る人物になれると思っても、変質者が子供を襲うように同性愛者が子供を襲うとは全く考えられないのだが、それを提唱している議員が男性だから、同じ男性である彼らが何をするか分からないと考えるのだろうか。男性一般に大変失礼な話だが、私はこの映画を観てそんな風に感じ取ってしまった。

 色んな活動をしてその中で人生を謳歌していくことがこれほど格好いいものか。ドキュメンタリーでもなく、上手にまとめ上げていました。トスカの配置は良かったです。ラストは号泣でした。

今年観た映画の今のところの順位

バンク・ジョブ
ミルク
ラースと、その彼女
チェ 28歳の革命
フロスト×ニクソン
青い鳥
永遠のこどもたち
マンマ・ミーア
フィッシュストーリー

ベンジャミン・バトン 数奇な運命
少年メリケンサック
ララピポ
おそいひと
英国王給仕人に乾杯!
20世紀少年 第2章 最後の希望
チェ 39歳別れの手紙
ウォッチメン
ワルキューレ
旭山動物園物語
大阪ハムレット
トワイライト ~初恋~
釣りキチ三平

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April 23, 2009

今度のGWの計画は・・・

 映画三昧を計画中。

友人と観に行く予定は、
レッドクリフpartⅡ
バーンアフターリーディング
エウレカセブン
スラムドッグ$ミリオネア
グラントリノ

一人で行く予定は、
鴨川ホルモー
愛のむきだし
ミルク

腐女子彼女と新宿インシデントが神戸でしないよぉ。

 ずっと、わくわくし通しなのだが、私はおかしい???

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April 19, 2009

トワイライト ~初恋~

 友人Mに誘われて行ってまいりました。この映画が小説で、アメリカで大ヒットし、その映画化もヒットしたって事は、彼女に聞かされるまで、トワイライトの名前すら知りませんでした。私に一番かけているものをMは持っているのかもしれません。
 ヴァンパイアと普通の少女の恋愛を描いているもので、か弱い人間の彼女を同じヴァンパイアでも人間をむさぼり食う別のグループから彼女を守る為に、高校生で年齢が止まったヒーローは、「君を守る」を連発。元々ハーレクインが出来たお国柄だから、こんなロマンチックな話には高校生でも大興奮するだろう。強い女の国のアメリカの女性はより強く、自分を守ってくれる男性を求めているようだ。
 lここに出てくる吸血鬼伝説には冷血族という別の名称が出てくるが、原作者が作った名前だろう。日光に弱いという性質もここでは産毛が銀色になり変貌するとしている。欧米にはたくさんの吸血鬼伝説が残っているので、受け入れられやすい話だと思う。
 主役の二人の鼻がなぜか気になった。造形的に普通の鼻っぽくなかった。男性は確かにハンサムだけれど、お父さんの方がもっとインパクのある人だった。

今年観た映画の今のところの順位
1.バンク・ジョブ
2.ラースと、その彼女
3.チェ 28歳の革命
4.フロスト×ニクソン
5.青い鳥
6.永遠のこどもたち
7.マンマ・ミーア
8.フィッシュストーリー
9.禅
10.ベンジャミン・バトン 数奇な運命
11.少年メリケンサック
12.ララピポ
13.おそいひと
14.英国王給仕人に乾杯!
15.20世紀少年 第2章 最後の希望
16.チェ 39歳別れの手紙
17.ウォッチメン
18.ワルキューレ
19.旭山動物園物語
20.大阪ハムレット
21.トワイライト ~初恋~
22.釣りキチ三平

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April 16, 2009

英国王給仕人に乾杯!

 題名を見たらいつ英国王に仕えるんだ!と思ったが・・・。
 先日、おばばさまと映画に行った帰りに入ったうどん屋さんで、大きな声で話の内容が良く聞こえるグループがいた。どうやら、JICAの人達のようで、行った国の人が持つ日本人の印象を語る人がいた。まだ、ロシアに勝った日本人で、トルコを助けた日本人と言っている。不思議なことだが、日本も色んな所で色んな国の人に助けられたり助けたりしているだろうが、自分たちの時代でないので、語り継がれることもない。今アニメにもなっているヘタリアという漫画が流行っている。作者は人種の坩堝NYで感じた人種差と他国に対する偏見をおおく感じ取り、国家を人格化した漫画にしている。そうヘタリアとは、ヨーロッパでダメな子イタリアのことだ。
 日本人は恵まれているのか、隣国の中国や韓国、北朝鮮のイメージは持っていても、それよりも遠い国に対しては何ら興味も偏見もないために、ヨーロッパの人達のような他国との差を感じることがあまり無い。
 今回の映画を観て、背が低い男性のコンプレックスから来る優位性を求める方向性は、お金だけではなく、人種の優位性をも必要としていた。
 舞台はプラハ。ドイツにもロシアにも近い都市で、6世紀にはユダヤ人の入植が有り、その後神聖ローマ帝国の首都にもなったところだが、解体後にチェコスロバキアとして出発。しかし、この美しい都市は戦火を免れるためかナチス・ドイツのものとなる。そんな不安定な情勢のの頃に出会った女性は、小柄な彼よりも背が低い割に、民族の優位性を語り、彼の血統を讃えた。ヒトラーのように、血統を強く語る彼女は、彼がいつかなろうと憧れる百万長者に近い存在だったのだろう。激動の時代なのに、うまく幸運と不幸を渡り歩いた彼の一生は、人の価値観はそれぞれが良ければいいものなんだなぁと思うものであった。
 彼が飾り付けた女性達や彼が憧れた百万長者に寄り添う女性達は、彼にとってはアイテムの一つのようだった。ホテル王や百万長者になるために、必要な人達のそばで彼は多くを得たのだ。15年間の牢獄生活も悪いことではなかったのだろう。不思議な人生観を持つ主人公だった。

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釣りキチ三平

 おばばさまに誘われ行ってきました。昔は人に貰ってこの漫画を持っていました。面白くてで、釣りをしたことない人でも楽しめる作品です。手放してながいので、詳しいことはあまり覚えていないですが、あの頃と比べて、釣りはおしゃれなスポーツになったんだなぁとこの映画を観て感じました。バスプロの役で出てくる魚紳さんも撮ってもかっこよく登場していました。
 おくりびとの後に世界配給される作品にしては、今ひとつ物足りない。原作の漫画を意識し過ぎかなぁ。

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April 14, 2009

フロスト×ニクソン

 ウォーターゲート事件で大統領を辞めたニクソンと英国人TV司会者のトークバトルを描いた作品。ウォーターゲート事件は、大統領の陰謀という映画をTVの放送で子供の時に見ただけで、具体的なことはあまり思い出さない。この映画は、確かにウォーターゲート事件を知ってる方が面白いかもしれないが、あまり知らない私でも楽しめた。これは、ウォーターゲート事件の話ではなく、現在の男たちの戦争はトークやペンで闘い、それに勝利したものがそれ相応の快感を得られるのだ。それを全米で最高の視聴率をとり、timeの表紙になったり、sirの称号まで得ているみたいだし。この二人の明暗がはっきりしていて、事実の話だが面白い。
 人気司会者、インタビュアーのフロストが世界に注目されたニクソンに迫ろうという野心からこのはなしが始まる。この二人は対決で自分の未来まで決するのだ。そんなトークバトルが始まった。ラスト1日になったときに、ニクソンからフロストに電話を入れる話が印象的だ。半分諦めかけているフロストに奮起を起こさせる電話だったのだが、二人ともお互いがこれで未来がどう変わるのかを知っていて、相手も同じ状態だと言うことを立ち返るのだ。トークバトルの内容よりも決戦の表情が物語った。まるで、このインタビューのドキュメンタリーを撮っていましたというような本人出演のように見える緊迫感。冷静なインタビュアーを装うフロストの変化、そして罪を贖おうとする老人のシワ・陰・言葉。見事な表情バトルだ!二人ともアップ対抗であったので、嘘をつけない演技が手に取るようにわかる。彼らはその時、本人達だったのだ。フロストを演じたマイケル・シーンはクイーンの時にはトニー・ブレアを本人のように演じていた。二人ともうまい役者だなぁ。

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April 07, 2009

ワルキューレ

 友人がトム・クルーズのプライベートジェットに一緒に搭乗するというのに当たって、私まで大興奮していたのだが、個人の持込カメラは禁止だったそうで、翌日の報道番組で見るだけで終わった。友人と会った時にサインと送られてくる写真を見せて貰う約束になっているが、彼女にとっては一生の思い出になっただろう。でも、彼女はなんの映画の宣伝で彼が来たのかは知らなかった。
 その映画がワルキューレなのだが、わたしは思い切り待ちわびていた。中学生の時にはまっていたのが、ナチス・ドイツだったからだ。図書館で第二次世界大戦シリーズをかり、国防軍の関係図などをノートにまとめたり、下敷きにゲッペルズやルドルフ・ヘスの名前を書いているような中学生だったので、この話が映画化されると聞いて待ちに待っていたのだ。残念ながら、私はヒトラー暗殺計画を子供の時に何度も読んだのだが、すっかり忘れてしまっている。今回映画を観てそうだったのかと思う部分と、歴史を本で読んでいると、貧困な頭で想像するので、イメージが違うものだなぁと思った。それは、ヒトラー最後の14日間の時も、実際はこうだったのかと、映像を見てびっくりしたものだ。なぜかアウシュビッツ等の映像は子供の頃かよく見たのだが、戦っている状態は、映画の中の戦闘シーンしか知らないので、想像が付かないと言うことなのだ。これは、映像というものの影響力の凄さを私の時代では勉学としても生かされていなかったので、今の子供達が物事を学ぶ上で多くの情報を映像で感じることが出来て羨ましく思う。大人になってから知るものは、強制力がないから自分の好きなものしか観ないため、イメージが貧困になってしまう。
 この映画は、ドイツでは作りにくい映画かもしれないが、英語で喋る主人公がドイツ人ぽく感じなかったのが寂しい。最初だけドイツ語が出てくるのもなんか、余計にドイツ語でやったら違って見えるなぁと思わせた。映画は第二次世界大戦中のヒトラー側近等が見えて、私にとっては面白いものになった。史実そのまま描かれていたのであろうシュタウヘンベルグが銃殺される時に、彼を守るように部下が前に出て銃殺されるところも表されていた。一緒に行った友人は分からんと言っていたので、日本人の一般知識では分かりにくい映画だったのかもしれない。
いつも思うのだが、ヒトラーの役者は皆うまいなぁ。

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ウォッチメン

 300のザック・スナイダー監督作品なので行ってきた。はっきり言って、訳の分からない映画だった。
 なぜ訳が分からないかというとエピソードが多すぎて、縦筋の筈のウォッチメンを狙っている犯人は誰かというということがぼやけてしまったからだ。これが、ドラマならいいのだが、映画だから時間枠内に引き締めるような形に取って貰えれば、訳分からないってことも無かっただろう。この映画はアメリカンコミックの映画化で、巻数も多いものなので、エピソードが多くなる。ラストに行くために必要なものだとは伺えるが、それぞれのウォッチメンが主人公だったというのも、映画を分かりにくくしていた。誰が主人公だったの?と聞いたら、きっとバラバラなんじゃないかなと思うぐらいに。映像の出来は300よりも進化していて良かったが、あの時に見た幾千の死体よりもグロテスクだった。
 この映画の中で一番インパクトがあったのが、ロールシャッハ。見た目もそうだが、一番ヒーローに近い人物だった。その役をジャッキー・アール・ヘンリーがやっていた。この役者はイナゴの日で注目され、がんばれ!ベアーズに出ていた超人気子役だった人だ。イナゴの日もがんばれ!ベアーズもよかったので、子役の人が活躍しているのは嬉しい。

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March 31, 2009

フィッシュストーリー

 最近映画化が多い伊坂幸太郎の小説の映画化。昨年良かった「アヒルと鴨」の監督の作品だ。運良く隣に伊坂ファンの男女3人組が座り、知らない私に良く聞こえるように話してくれた。伊坂幸次郎を知らない人は本屋に行く人ではいないだろう。13作品中半分が映像化されている。とか言っていたが、本屋大好きの私ですが、伊坂幸次郎は知らなかったし、うぃき調べでは29作品中8つ映像化されていました。私もあんな風に友人達と語っているんだろうね。やっぱり、具体的な数字は当たっていないものだ。ちなみに、間違っていなかったら、映像化された作品は、これ以外に、「重力ピエロ」「アヒルと鴨のコインロッカー」「死神の精度」「陽気なギャングが地球を回す」他2つ映画化される予定とTVがある。
 前のアヒルの時と同じに過去と現在との繋がりが謎解きになっている。前回観た映画がかなり切なかったのでインパクトがあったのだが、今回は題名通り馬鹿話
 físh stòry 〔話〕 ほら話.
こんなあり得ないこと、あり得ないよなぁということが普通の現実と繋がる。意外性がある日常を知らずに普通に生きていたのかもしれない。そんなばかばかしい笑ってしまうお話しを繋げてみたのだってかんじだった。
 この中で、実は僕は正義の味方なんですと語る森山未来の存在が大きい。なんて言っても、正義の味方というのは格好いいものなのだと、普通に生きている時に出くわす出来事で、一番漫画チックなのだから。その人物はいったい何で、正義の味方になったのか?そんな疑問が一番ドラマチックであるのに、森山未来演じる正義の味方はその辺の普通の人物でたんたんと正義の味方をやっていた。それが、普通で一番かっこうよかった。
 出てくる俳優さん達は、前回のように松田龍平とか瑛太とかではなく、本当に現実の中混ざっていてもおかしくないような普通の役をやる俳優さんばかりが出ているので、それが生きていた。
 何でもない馬鹿話であるが、それを小説に組み立てることが出来る。この作品を観て一番原作者の伊坂幸次郎の才能に感嘆した。

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March 03, 2009

少年メリケンサック

 クドカンは世の中に埋もれている今の時代なら面白くとらえて貰えるものを探してくるのがうまい。前回はまった「舞妓haaaaaan」も埋もれているわけではないけれど、一般大衆が行くことが出来ないちょっと知らない世界だったが、今回のパンクもおそらくパンクって何だ?というぐらいしか、パンクを知らない人達ばかりのご時世に、観客に向けて、最初は色んな人にパックとはなんたるものかを語らせて、そこから映画を始めていく。
 はっきり言って、何を歌っているか分からないけれど、パンクってのは凄いことなんだろうと、付いていくように誘導され、この映画でこれまたオヤジのパンクぅ?と絶対ありえねー世界観を普通に見せているのだ。
 当然、オヤジのパンクは、最初はありえねぇんだけれど、パンクをやっていた青春時代から、おっさんになるまでの道のりを面白おかしく語っていくのが、ストーリーに織り込まれて、おっさん達のあほくさい世界に年数の重みを与えてくれていた。
 佐藤浩市は、たとえが変だけれど、ブラット・ピットのように、自分のイメージから変わるような役柄を好むように選んで行っている。今回は佐藤浩市とキム兄の対決が面白おかしく描かれているのだが、これも佐藤浩市がやるからまた一種独特の雰囲気を作り出しているのだ。これからの挑戦も期待したい人だ。
 テンポがいいのもクドカンの作品の一つなのだが、テンポがいい俳優が演じて発揮される。舞妓haaaaaaanの安倍サダオのように、所狭しと走り回っているのが主人公の宮崎あおい。この人は、篤姫をやっていた俳優とはとても思えない程、違った人格の女性になっていて、切れのいいセリフが似合う演技力を見せていた。うまいんだなぁこの人は。
 この題材も、今の緩いJ-POPの世界にインパクトを与えるために意図的にされたのかはよく分からないが、確かにタイムリーな題材だった。音楽業界自体が儲かっていないので、新しいジャンルに目覚めさせられたら面白かっただろうが、パンクはヘビメタは単なる映画の世界で、今の一般大衆には不人気かなぁ。

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February 16, 2009

 仏教映画は初めて観た。Movie Walkerの点数が高かったので観に行ってきた。というか、神戸の上映本数が少なすぎる。もう、観る映画があんまり無い。プライドも英国王給仕人も最強☆彼女も観たかったよ。

 道元という名前、社会の教科書で見たことがあるのだが、同じ道が付く道鏡の方がインパクトがあるのでそっちの方を思い出した。
 平安時代から貧しい者はより貧しい生き方をしなければならない時代なので、今とは違い直接的な問題に苦悩することが多い。その乱世を生き抜くためには、己を精進させるしかないのだ。仏教でもいい、すがる者が必要な時代だった。今は同じように救いを求める時代だろうか?楽しいことが多すぎて、自分の感情を紛らわせることが出来るから、今では大違いだ。
 真の仏法を目指し、諦めずに取得して日本で伝えていく。この映画では禅の奥深さと織田信長が火を付ける程比叡山の僧兵が恐ろしいと言うことが分かった。
 悟りを開くのではなく、己の中の仏を見いだすために座禅を組む。素人の私でもすっかりその世界に入り込めるぐらい、魅力的な宗派だった。昔親鸞が好きだったので、歎異抄を読んだことがあったのだが、ハイデッカーも興味を持ったという道元の著書「正法眼蔵」を読んでみたい。
 お師匠さまが旅立たれる入滅で泣いてしまった。淡々とした修行の日々を描いていたのに、感じるものがあった。


今年観た映画の今のところの順位
1.バンク・ジョブ
2.ラースと、その彼女
3.チェ 28歳の革命
4.青い鳥
5.永遠のこどもたち
6.マンマ・ミーア
7.禅
8.ベンジャミン・バトン 数奇な運命
9.ララピポ
10.おそいひと
11.20世紀少年 第2章 最後の希望
12.チェ 39歳別れの手紙
13.大阪ハムレット

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20世紀少年 第2章 最後の希望

 今回も前回同様友人2名と別々に行くことになったので、昨日2回目を観てきた。2回ともなぜか同じようなところで眠たくなりうとうとしてしまった。これは原作が好きな人にはちょっと飽きる?でも、原作知らなくて、この映画ついてこれるのか????
 今回は、血の大晦日が終わり、2015年からスタート。現在より6年先の未来だが、血の大晦日がなかったので違う未来だ。この映画で活躍する遠藤カンナは現在ならまだ11歳ぐらいなんだ。そう思うと、何となく不思議だ。鉄腕アトムが今年生まれたんだといっていた年も不思議だった。あんな風な未来はやってこなかったから。
 映画は漫画そのままのカット割りを使っていて、漫画全盛の時代に僕たちは・・・ってのもせりふそのままで、このエピソードを映画に残しているところが、監修の原作者の漫画へのオマージュを大切にしているとも思う。カンナの下宿の大家の名前が常盤タカコなので、彼女が抜擢された時は、すぐに大家の表札とカンナの下宿のシーンが浮かんだのだが、そのシーンが映画で映し出されているのがやっぱり面白かった。一人彼女だけ、30代だから、意図的に選ばれているに相違ない。で、小泉響子も小泉今日子から何だろうけれど、ものごっつい漫画にそっくりだった。顔が似ているのではない。表情が似ているのだ。ここまで徹してくれて有り難うと言いたい。木南晴夏さん名前覚えたからね。どっちが原作に近いで賞ってのがあったら、3作が終わったら、マルオと小泉響子がノミネートされるだろう。あと、子役の大人役の顔によく似ているところもすごい。登場人物が多いからごっちゃになってしまうので、似せてくれているのが有り難い。特にケンジは唐沢さんによく似ている。オッチョの子役の三白眼がかっこいい!

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February 15, 2009

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

 フィッツジャラルドの短編を映画化。80歳で生まれてきたベンジャミンは、忌み嫌われて、老人施設の前に捨てられる。数奇な運命を経て生き抜いていく話だ。
 人生が80年とするなら、20歳から60歳が成年としたら、半分の人生は成長するか老いるかの人生で、それが逆転したことになる。好奇心が旺盛で無垢な時に、人々に老人と間違えられ、老いて痴呆が出る時にやんちゃな子供と間違えられる。不思議な話だった。映画中、対象となる恋人デイジーとの年齢の差をどのように描いていくのかに興味を持った。ブラット・ピットとケイト・ブランシェットお互い実年齢の40歳前後を長く蜜月で描かれているので、俳優に合わせた脚本になっている。ケイトの10代の頃から20代の若々しい姿、また50代の姿が本物のようだったのに反し、ブラピの10代は目の細工が分かってちょっとがっかりだった。
 ニューオリンズは、海が見えるのだなぁ。朝日が見える海岸は魅力的だった。
 一つの無垢な人生で、恨むこともなく、受け入れていった主人公だったから、この映画はよりいっそう素晴らしいものに仕上がった。これは、ブラピが主人公だからだと思う。

 ところで、ブラピはオバマの遠い親戚なんだって、すぐれた一族なんだねぇ。

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February 14, 2009

ララピポ

 a lot of people
 映画の半ば外国人が東京の人の多さにつぶやくシーンが出てくるのだが、私はこれがららぴぽと聞こえるというのには結びつかなかった。鈍感。
 東京の底辺に棲息する人達。それぞれ、名前と年齢と職業だけで、ダメなヤツのレッテルを貼ってしまうのかもしれないけれど、そこに行き着くまでのドラマはすべての人に存在する。
 渋谷でスカウト活動をする男、その階下で毎日のように盗み聞きをしては自慰行為に走る30代男、その男が出会った同じレベルのデブ女、スカウトされてデパガからAV女優までの転落人生の女、義母の介護に疲れてゴミ屋敷になった家から生活から脱出するためにAV女優になった中年女、NOと言えないために家で宇宙と交信して均整を保っているカラオケ店員。
 実は、色んな人生の中で、これでいいと思っているところと、脱出せねばと思っているところの中間地点にいつも彷徨っている。だから、デパガで生きるよりも、AV女優で生きる方がちょうどその均整の取れたところに存在するってことなのだ。私はこの映画を観るまでは、風俗で働く人達を違う宇宙で働いている人だと思っていた。残念ながら、まわりに体験者がいないので、どう言った事情で風俗に行くのか分からないし、別に風俗自体を映画のように落ちた存在とは思わない。好きでしている立派な職業だと思っているからだ。でも、違う世界だったのだが、これを観ていたら、別に違う世界という感じがしなくなった。やっぱり、ゴミ屋敷の親子を観ていたら、まわりにもいるかもしれないと思えてくる。不思議な感覚にさせられる映画だ。東京に住んでいる人達は違う人、風俗の人達は違う人と見ていた自分を対峙してみたようだ。

 成宮寛貴は地がそうなのかと思うぐらいはまっていた。且つ魅力的であった。彼の演技は何度も見たことがあるのだが、この主人公は魅力的である。どこまでも落ちてしまったAV女優役の中村ゆりはどこにでもいる可愛い女の子なのに、目が離せない魅力を感じるのは、透明感と演技の奥深さかもしれない。

 劇中出てくるキャプテンボニータのスピンオフドラマがネット配信されている。
http://www.youtube.com/results?search_type=&search_query=%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%BF&aq=f

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マンマ・ミーア

 舞台で有名な話だが、ストーリーは全然知らなかった。宣伝で3人のパパ候補がやってくるってぐらいしか。物語は、娘の結婚式の前日に3人のパパ候補が母親の経営するホテルにやってくる。誰が父親かは母親も知らないのに、3人共が自分が父親だと思ってしまう。
 こんなストーリーを進めていくのに、アバの歌が次々と繰り広げられる。また、碧い海青い空がアップテンポのアバの名曲でよりいっそう輝いて見えるのだ。私もあの集団の中に入って歌い踊り続けたい。分かる歌だけ、口パクで歌いまくっていた。本当に楽しいひとときで、あっという間に上映時間が過ぎていった。
 もう出来すぎで、出演者達の歌声もうまくてびっくり。メリル・ストリープ他2名の元気のいい姿に感動。この年齢になっても歌って踊れなきゃ人生楽しくないよね。何か嫌なことがあっても、この映画を観たらすぐに元気を取り戻すことが出来るだろう。

 この映画を観たら、ギリシャに行きたくなった。あの映画に出た島にも行きたくなる。あんな碧い国でホテル経営なんて素敵な仕事だ。

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February 13, 2009

旭山動物園物語

 実際ある動物園が閉鎖にまで追い込まれながらも、現在一番人気の動物園になるまでの苦労のお話し。予算を削られながらも、動物園には夢があるという気持ちを忘れず、チャンスを生かして夢を実現していった。色んな物事に対してのノウハウが詰まっているような気がする。
 飼育員に熟練の役者さん達を配置し、一人一人にもライトを当てて、見事なまとめ方をしていた。これもこの動物園に愛情を注いだ姿が、監督や出演者からも出ていたからだろう。

 遊園地と動物園が一緒になっているので、どんどんそのような施設は全国で閉鎖に相成った。動物園や水族園は必要かというと、普段観に行かないので、はっきりとは答えが出なかった。でも、西田さん演じる園長がしきりに絶滅危惧種を保護する役割も担っていると言うので、初めてそのような施設の役割を強く感じた。
 また、お金や時間が無くたって、夢はたくさん描ける。その夢を具体的にしていくこと、例えば人に語り、絵に起こしたり、行動したり、そうすることで、夢というのはかなえられていくものだという例を見せて貰えた。どんな不良債権でも、何か変わるきっかけがあれば、新しい物が得られるようになる。努力したものの頭上に花開くのだ。

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February 04, 2009

チェ 39歳別れの手紙

 チェ・ゲバラという人物は人道主義で理想的な人間である。革命家でありながらも人間的で思慮深く本を読み弱いものたちのために戦う姿勢が一環していた。キューバ革命が成功してからまた彼が旅立とうと考えたのは、自分だけが平和でいいのだろうかという疑問だったのだろうか?他国の弱い人達が弾圧されている実情は、他国をとしてのキューバを助けたチェ・ゲバラだから思いつくことなのだろうか?
 同じように日本赤軍が他国に出かけて、他国の弱気人々を助けるためといい、たくさんのハイジャック事件を起こしているが、それとゲバラの行動は同じとは思わない。
 革命家のことは専門家にお任せするしかないのだが、この映画のゲバラは生身の人間としての魅力を発散して私達の前に立つ。前編の28歳の革命では彼の思い描く革命のあり方を全面に描いていたが、これは人間ゲバラの最後を描いているのだ。
 どうして、喘息をおしてジャングルの中に舞い戻ったのか、私達には分からない崇高な考えに導かれているのだろう。ただ、私は史実であるチェ・ゲバラ射殺までの段階が近づいていくのを一つ一つ見せられていくだけなのだ。この映画によって、彼のような人間になれというわけでもなく、南米のアメリカ支配、全世界的に暗躍したアメリカと対抗しても死しか待っていなかったと言うことを言いたいわけではなく、厳かに彼の歴史が閉じていったのだ。
 映画としてみたらpart1の28歳の方が断然面白い。こちらは敗退の陣である、観客は栄光も歓喜も明るい何かを見せて貰えるわけでもないから、死に向かう人達に同行しているだけである。

 チェ・ゲバラがいつ死ぬか。時間的に最後になるから、もうそろそろ捕まってしまう・・あぁ捕まった。ラストは彼の最後の視線を大事に撮っていく。チェ・ゲバラが好きなものにとってはつらいものとなった。

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バンク・ジョブ

 面白い、面白すぎる。これが史実だというのがいい!今年の一押し!

 銀行強盗をちんけな犯罪しかしていなかった犯罪者がそれぞれの事情で集まって、うまく計画を成し遂げる。それにはたくさんの思惑と盗まれたものによって色んな事態が起こる。ねたばれになるのであまり詳しく書けないけれど、複線等いっぱい貼っているし、大事なシーンだけを集めているから、寝ている暇はないし、登場人物がたくさん出てくるのでどんな端役もちゃんと顔を覚えておかなきゃダメだよ!日本人ですら顔を覚えられない私でも最初からこれは気合い入れて見なきゃ思わせる程でした。必死で付いていった(笑)

Photo たくさん出てくる登場人物の中で、やっぱ主人公テリーを演じるジャイソン・ステイサムがかっこよくなる。登場シーンはただのおっさんだったが、才気溢れる言動に今年の私の男優賞も取る勢いで魅力的に見えた。私も顔が全然覚えられないんだけれど、あまりにもひどいなぁと思ったのが、暗黒街の顔役を演じているスーシェ。名前を観てやっと分かったのだが、ポアロをやっている俳優さんだった。同一人物には見えないけれど・・・。

 本当に面白かった。後味がいいから余計だろうけれど、このスキャンダルが公開される年まで私は生きていないのが残念だ。舞台のべーカーストリート。185番地だったと思うのでシャーロック・ホームズが住んでいたとされる221番地Bの現在ある銀行とは違うところでちょっとホッとする。べーカーストリート駅構内はシャーロック・ホームズの横顔の影絵が通路に並んでいたのだが映像に出てこなかったので、金融街の撮影はイギリスは出来にくいかな?面白いのがストーリーがいかにも推理小説のようで、コナン・ドイルの赤毛クラブのように地下に穴を掘り、ポアロの役者まで出てくるのだから。映画には出てこなかったけれど、彼らは地下金庫の壁に「この謎をシャーロック・ホームズに解かせるといい」と書き残していたらしい。推理と言ったらイギリスなのだ。

今年観た映画の今のところの順位
1.バンク・ジョブ
2.ラースと、その彼女
3.チェ 28歳の革命
4.青い鳥
5.永遠のこどもたち
6.おそいひと
7.チェ 39歳別れの手紙
8.大阪ハムレット

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February 02, 2009

おそいひと

住田さん、普通に生まれたかった?
コ ロ ス ゾ

 衝撃的な作品だった。身体に障碍を持つ人を主人公にし、その異形さ故に、自己崩壊をきたす主人公を身体障碍者が演じる。これをみて2つのことを思わない人はいないだろう。そう、一つは、寺山修二の見せ物小屋の復活である。あらゆる人生は舞台だから、主人公住田さんを演じる住田さんは、見せ物小屋に参加したのである。これの感覚をどう感じる。もう一つは、異形のものに対しての好奇心、小動物のように対等に見ないために起こるあの感覚。私達は良心に従って親切や優しく接している気持ちでいるのを映画の中の主人公以外の人達は私達の代表の様に観察したり、興味を持ったりするのを見せつけられる。
 異形というのも誇張したいい方だが、「違い」というのがはっきりと分かれてしまうのだ。
 こんな書き方をすると非人道的に受け取るだろうが、当の本人住田さんの潔い姿を見て、本当の言葉を書きたいのだ。彼曰くお涙頂戴やドキュメンタリーではなかったから、普通の人間としての映像だったから彼は参加したのだった。そう、狂気のある殺人者は普通の人間だから出来ることなのだから。
 このような作品を映画化した監督の感覚に興味を持つ。中島監督の映画作品を初めて見た時のように、衝撃的な出会いだった。題材もさることながら、実験的な映像、バタ臭い関西の風味、次回作も足を運びたくなる。次回の映画制作にボランティア参加募集が始まっていて、その募集要項にもインパクトのある人を求めている。

 私が最初に知ったのは、最近更新がないX51orgというblog
http://x51.org/x/07/12/2050.php
そのブログではオカルトとともに畸形やUFOなどを扱っているのだが、その中でも大きくこの映画のことを取り上げていた。まさか神戸に来るとは思っていなかった。まさか、西宮市が舞台なんて思ってもみなかった。

 上記の言葉。私も同じように発していた。私は彼となり、殺人事件現場に包丁を持って立ちつくしていた。誰でもなれるのだ。狂気の中の殺人者に。

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January 26, 2009

チェ 28歳の革命

 時代祭で坂本龍馬をやりたがるように、有名俳優が無償でいいからと坂本龍馬を演じたがるのと同じ感じなんだろうなぁ。好きな人の伝記をプロデュースして自分がチェ・ゲバラを演じる。思い入れが強いから、彼が男に惚れられる部分を余すところ無く描かれる。
 映画は、メキシコの地で亡命中のフィデル・カストロと出会い、キューバに乗り込む所から始まる。また、年代が交錯して、キューバの代表として国連で演説するという時代にも飛ぶ。あたかも、青春時代は28歳の時の革命だったと言いたいように、未来を描いている国連演説は白黒の映像で、キューバ革命は天然色だった。
 最初は名もなく、外国人と言うことで小さく動いて行ったのが、革命内容の賛同と政府のやり方の酷さ、またフィデル・カストロの人気で勢力が大きくなり、本来のあるべき姿をその小隊でも行動を起こして、学校や病院を営みながら、革命をしながら無知な人達に政府や外国と戦うために知識を得らないといけないからと読み書きを教えていくのだ。見事なマルクス主義の実践。理想の人物が理想を行っているのだ。観ているものには、キューバが羨ましく思ったりするだろう。
 私は国連演説を通して、その時どう考えていたかも聴けて、28歳のチェが登っていく姿を見て、今までのチェ・ゲバラの歴史が分かるから、面白く感じられたのだが、その時代やチェ・ゲバラに興味がなかったら、彼らの行動やアメリカとの対立、国連でのアメリカ批判が意味をなさず、よく分からないという結果になってしまったようだ。

今年観た映画の今のところの順位
1.ラースと、その彼女
2.チェ 28歳の革命
3.青い鳥
4.永遠のこどもたち
5.おそいひと

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January 24, 2009

永遠のこどもたち

 めちゃ怖い映画なのだが、評判も良かったし、パンス・ラビリンスの監督の作品というのがあって、友人Aをつれて観に行ってきた。
 一番褒めるのは、配給会社の邦題担当者さま。うまいやんこの題名!2009年度邦題大賞のノミネート作品です。
 パンスラビリンスを見ている人は覚悟していると思うのだけれど、この監督は子供の残酷性や人間の恐ろしさを余すところ無く描ききる。この先はネタばれにあるので観に行かれる方はここでおさらば。

 舞台設定も恐怖を抱かせるもので、最後の大感動をもたらす複線としては、どうしてこんなに恐怖を抱かせる必要がある。この映画は母子の愛情の深さを描く主題で作られたわけではない。恐怖から感動に変わる時の心の痛みを与えるためだけに作られた考え尽くされた映画なのだ。怖い映画を観た時にいつも書いているのだが、主人公はバカだったり、怖いもの知らずだったりする。この映画の母親も自分の息子を見つけるために、どんどん霊の世界まで入っていく。これは、以前友人Sに見せて貰った心霊研究をしているアメリカの財団のビデオを思いだした。亡くなった娘に会うために夫妻はここにすがり、何度目かの接触で入り口にたどり着いた話を講演していた。私はそんな不思議世界よりも、自分が子供を持たないから、子供にそこまで会いたいという気持ちが掴めずにいた。同じ肉親でも親や兄弟まではそこまで思わないだろう。心血を注いだ子供だから出来るストーリーなのだ。しかし、それはあくまでこの映画のために使われたモチーフとして受け取る。映画というのものは感動を与えたらいいものだけではないのだ。断念だが、人間の感情を揺さぶることで映画の能力が問われることもあるのだ。感動と言うよりも考え尽くされた世界に驚かかれる。
 この映画で主人公が息子を捜し出す度にたくさんのヒントが出てきて、彼女と共に導かれる。複線が繋がる時彼女と共に答えを見つけるような仕組みで進んでいくのだが、それはあまりにも切ないおとぎ話。希望が叶えられたとしても、主人公が望んだことがかなったとしても、観るものには悲しみが押し寄せる。出ていくはずの夫もその入り口を見つけたラストはこれで良かったような印象を与えたが。
 濃密に張り巡らされた複線のひもを解く鍵を色んな所に潜ませているのだが、映画の時間におさめないといけない為に盛り込んだ鍵だけを指し示すから、怖く無くて他を見ていたら容易に答えにたどり着いて面白い作品に成り得なかっただろう。階段下の物置が開いて何気なく重たいものを入れた行為だけで奥に何かあるというのを察してしまう。友人Aは凄いと言ってたが、これは他の人も察していたのではないか?それじゃなければ、2時間ドラマを30分で犯人と犯行理由が予測出来た能力はまだ衰えていないか(笑)しかし、怖さで、その先を放置していたので、映画作りは大したものだ。この監督に騙されっぱなしである。

今年観た映画の今のところの順位
1.ラースと、その彼女
2.青い鳥
3.永遠のこどもたち

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January 18, 2009

大阪ハムレット

 少年アシベで有名な森下裕美さんの作品。文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞と手塚治虫文化賞短編賞を受賞している作品で、私も刊行されている2巻までを持っている。
 大阪のある地域を舞台にオムニバス形式で綴られている大阪の人達の話だ。映画は、その中の別々の作品を一つの家族にまとめている。
 もてる明るいお母ちゃんと3人の息子、そしてお父ちゃんが亡くなってから、一緒に住んでいるお父ちゃんの弟。3人とも顔が違うし、49日にもなっていないのに、一緒に住んでいるおっちゃんがいるしで、荒れている次男は、学校の先生に「ハムレットやな」と言われる。
 原作そのままのストーリー展開で、川の多い大阪を背景に色んな人達の悩みをそれでええんやと解きほぐしていく。大阪しかありえへんストーリー展開かもしれないが、みんな悩んで大きくなるって言うのは、それぞれの心の中で受け止められるだろう。
 凄いなぁと思ったのは、今までの大阪の映画と違い、言葉が大阪弁だと言うこと。どんな人が喋っても、関西人以外は、大阪弁は喋られへん。致し方ない。だって、大学の先生が、抑揚の方程式が関西弁にはあらへんから、その土地で生まれ育ったものしか身につかへんと言っていたぐらいだ。だから、関西が舞台なら関西人の起用が多いし、他県出身者の大阪弁なんて聞いたら、虫ずが走るぐらいおかしくなるのだから。
 しかし、この映画の重要人物松坂慶子は東京だし、加藤夏希は秋田県出身だがそんなことを感じさせないほど関西弁になっていた。
 この映画は、松坂慶子と岸部一徳のひょうひょうさが余計に味を添えている。

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January 05, 2009

青い鳥

 学校のいじめ問題を題材にした作品で、わぁめっちゃ暗そうどうしようと、観に行くのを迷っていたのだが、友人Aが、行っても良いと言ってくれたので、観に行くことが出来た。
 病気休暇の担任を引き継ぐために、3学期に2年1組にやってきた国語の教師は、吃音で、「先生はこんなだから、本気の言葉を喋る。君たちも本気の言葉を話してくれ。」と語りかける。寡黙な先生が淡々と接していく姿は、観る者に何かを与え続けた。
 いじめの小説で有名らしい重松清の原作で、本人も語られているのだが、主人公と同じに、吃音である。
 不思議なことに主人公の先生は、あまりにも言葉を出さないために、映画の中で、生徒達にどういう言葉を最後には語るのだ。この生徒にはどうアクションを取るのだと考えながら観ていた。浅はかな私は、子供を育てることも接することもないために、大人に話す内容のような言葉しか浮かんでこない。しかし、映画の中の先生は、生徒に必要な本気の言葉を話してくれ、聞いた生徒のように、私の中にもそう言うことなのかと、一つの答え合わせが始まるのだ。最後に教えることを悩んで主人公に話しかけた先生にも、本気の言葉を話す。「運が良ければ教えたことが届くかもしれないけれど、でも、子供達のそばについてやることしか出来ないんだ。」と。
 セリフが少ない分、色んな言葉がとても入り込んだ。言っている内容は、本当にどの先生も語ってくれそうな内容だけれど。本気の言葉を生徒が話した時に、主人公みたいにそばで本気の言葉を返せているのかは、人によるのではないかと思う。
 今年始まって観た2本とも良い映画で嬉しい。

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January 04, 2009

ラースと、その彼女

 偶像を愛するという内容を聞いていたが、話は思っていたような展開ではなく、いいように裏切られた。
 田舎町に住む兄夫婦とその敷地内のガレージに住む弟。彼は敬虔なクリスチャンで、勤勉で、しかし、ネガティブな行動は兄嫁を不安にさせていた。ある日笑顔で僕の彼女と紹介したのは、男性用のセックスの道具であるリアル・ドール。HPの設定のまま彼女の生い立ちを語り、聞こえない彼女の声を代弁する。彼女を病院に連れて行こうと、医者に相談し、彼の行動は今彼が必要としているから、このままつきあっていきましょうと。この町のいい笑い者になると、兄夫婦は嘆いた。
 観客の私達は、彼がどうしてこのようになっていってしまったのか、兄が自分を責めたり、ラースが医者と話をすることで色んな情報を与えてくれる。でも、主人公が悩んだ話がこの映画の中心ではないのだ。彼に接していく多くの人達が、あまりにも優しく、彼を包み込む。彼が自分でも分からない程に殻を作り、まわりにも大きな壁を作っていたので、人々の声が届いていなかったこと。それを少しずつ接していくことで解放されていく。その少しずつを見せて貰えるお話しなのだ。
 この映画で泣く人はいないのだと思うのだが、あまりにも人に対する優しい気持ちが溢れていて、私は涙を流していた。
 私の町は下町で、神戸の中でもいいものがたくさん残っている地域の一つだと思う。その中の一つは、知らない人に話しかけられることだ。幼い時に、母に手を引かれて買い物をしていた時に、知らないおばさんが母に話しかけた。お金を落としてしまって困っているので、このチューインガムを買って欲しいと言ってきた。母は何も聞かずに千円か2千円かを渡していたと思う。子供心に100円のガムなのにと思ったから、今でも記憶があるのだが、そんな光景が記憶と残るぐらい、いい時も悪い時も誰かに話が出来る町なのかもしれない。今でもエレベーターで知らない人と喋り、買い物に行くと知らないおばさんが、「それやったら、向こうの店の方が安かったで」と語りかける。実際、他の地域では出来ないが、私も普通に話しかけるし、知らない子供でも、「こんな所に空き缶置いたらあかんやろ」と言うのは言える。
 確かにそんな町は鬱陶しくて、近所づきあいもしなきゃとかでイヤかもしれない。私の所は前の家も今の家も近所づきあいがいらないところなので、私にような変わり者には有り難い。
 でも、優しい目線でみんな見てるねんなぁというのは、色んなその人の人生のBGM程度にはめちゃくちゃ必要なことなんだと思う。人は人と接触することでしか変わっていかないのだから、気持ちも変わらないのだから。
 この映画を観て、優しい目線が嬉しくなった。

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2008 映画総決算 

 2008年の総決算を終えないと、次が進まない。 
昨年映画館で観た映画は、63本。書いている本人しか興味がないと思うが、めっちゃ少ないので題名を書き出すと、1.再会の街で  2.スウィニートッド~フリート街の悪魔の理髪師  3.ジェシー・ジェイムズの暗殺  4.シルク  5.ラスト・コーション  6.アース  7.陰日向に咲く  8.歓喜の歌  9.チーム・バチスタの栄光  10.KIDS  11.L change the World  12.エリザベス・ゴールデン・エイジ  13.ヒトラーの贋札  14.パンズ・ラビリンス(2007年公開)  15.サルバドールの朝(2007年公開)  16.レンブラントの夜警  17.バンテージ・ポイント  18.ダージリン急行  19.Sweet rain~死神の精度  20.ノーカントリー  21.犬と私の10の約束  22.魔法にかけられて  23.モンゴル  24.マイブルーベリーナイツ  25.王妃の紋章  26.大いなる陰謀  27.最高の人生の見つけ方  28.アフタースクール  29.ナルニア~第二章  30.僕の彼女はサイボーグ  31.ブレス  32.マジックアワー  33.花より男子ファイナル  34.インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国  35.崖の上のポニョ  36.ドラゴンキングダム  37.ハプニング  38.カンフーパンダ  39.チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(2007年公開)  40.ハンティング・パーティー(2007年公開)  41.クライマーズ・ハイ  42.ダーク・ナイト  43.デトロイト・メタルシティ  44.ラスト・ゲーム~最後の早慶戦  45.グーグーだって猫である  46.パコと魔法の絵本  47.20世紀少年~第1章  48.おくりびと  49.落下の王国  50.20世紀少年~第1章(2回目)  51.花弁のしずく(1972年公開)  52.ひめごと(2002年公開)  53.泪壺(2007年公開)  54.ヴァイブレータ(2003年公開)  55.P.S アイラブユー  56.ブーリン家の姉妹  57.レッド・クリフpart1  58.ハンサム・スーツ  59.ハッピー・フライト  60.ブラインドネス  61.地球が静止する日  62.K-20怪人二十面相・伝  63.WALL・E
 今年の特長は、一人で映画館に行ったことが少なかったこと。要するに万人受けの映画を観たのが多かったのだ。映画を趣味とは言わない友人達と観たい映画の最大公約数から選んだ作品は、殆どがミント神戸や松竹でみたアメリカ映画が多かった。あと、TVで宣伝している映画。しかし、2008年の私の映画館通いの反省は、だめじゃんである。あまりにも、映画情報に興味を持たず、定時に帰ることが多かった今年にあるまじき振る舞いだったのだ。きっと、シネカノンが休館した0.0001%は私にも責任があると思う。
 これは、映画館に通う人が増えたと言われるけれど、単館系の映画好きじゃない人が知らない映画は実際増えておらずに、一般的な人達が知り得た情報で見に行ける映画の観客動員数が多いと言うことなんだろうか。
 神戸に関しては、単館系の映画館が残すところ、シネ・リーブルだけになり、よほどの映画好きじゃなければ大阪まで見に行かないので、知ることもない映画がたくさん神戸っ子に観られることなく、通り過ぎていくと言うことなのだ。私も若くないので、第七やシネ・ヌーヴォに会社帰りに寄ることはもはや無いと思う。神戸の映画をどうすればいいのか!これがこれからの大きな課題だ。
 映画が花隈の川崎重工の建物で、初めて上映されて100年と、記念にNPOが立ち上がったが、一般的にはあまり映画の良さが神戸っ子に伝わっていないのではないだろうか。
 先日、兵庫県は、自分の趣味のためならいくらでもお金を落とすおたくの人に照準を合わせた県のプロジェクトを立ち上げた。きっと、涼宮ハルヒシリーズの爆発的ヒットがものを言っているのだろう。神戸新聞も第一面に載せるんだから、面白い。これ以外に手塚治虫や横山光輝の出身地が宝塚や神戸だからって、兵庫県が動くこともなかっただろう。センタープラザ西館だって、どこにでもありそうなレベルではないか。
 さて、このサブカルチャーに映画のロケ地だけではなく、長田区にある映画博物館を空いている場所もあるのでもっと大きなレベルで映画好きの発信基地に出来ないものだろうか。兵庫県がサブカルチャーに方向を向けているなら、映画も取り込んでくれたらと、素人考えで、そんなことしか考えられないのだが・・・。
 これは、一地方都市に限るものだろうか?本当に映画館に足が向いている?単館の映画館はどう?東京で話題になっている映画が本当に来てる?大きな網の目のざるでたくさん取りこぼしているんではないだろうか。

 私の戯言はここまでにして、昨年度のよかった順番を付けていきます。毎年ですが、昔観た映画は感動を忘れてしまっているので、怪しい順位かもしれません。DVDやリバイバル上映会の参考になればと思います。

1.パコと魔法の絵本  -つくりこんで、完成度が高すぎ。大感動でした。
2.ラスト、コーション   -やっぱり、愛の映画にはかないません。1位2位とも映画監督が天才!
3.ダークナイト      -ここまで、観客を翻弄させるすごい映画が出来るのですね。
4.ノーカントリー     -初めて、アカデミー賞受賞作品で凄いと思いました。
5.ブレス         -考えつかない展開にいつも煙に巻かれます。監督LOVEなので許して下さい!
6.アフタースクール   -期待以上の出来、次の作品も期待していい監督だと思う。
7.陰日向に咲く     -原作と役者がよかった。映画にしてくれてよかったと思う。
8.バンテージ・ポイント -レベル高い映画。このセンスで次回もめっちゃ期待!
9.カンフーパンダ    -質感や面白さ、もう最高やね。
10.落下の王国     -映像が美しすぎ、話がつまんなかったから、10位に。でも、映画館で観る映画だ。
11.僕の彼女はサイボーグ -やっぱり、この監督の作品は面白い。タイムトラベル映画のいい例だ。
12.再会の街で     -アダム・サンドラー好きなのに、久しぶりに映画館で観た。話が自分にリンクしたのもあるかな。
13.シルク        -女じゃないとこの細やかな愛情表現は分かって貰えないのではと思うのだが。
14.ダージリン急行   -やっぱり、こんな感じの映画が私の本流。(笑)
15.おくりびと      -複雑な問題定義を出してくれた作品だ。本木雅弘が美しかった。
16.ハプニング      -パニック映画の観客の満足まで織り込まれていたかなぁと思う。
17.インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 -ファンでもあるけれど、やっぱり冒険活劇はいい!
18.L change the World -いい出来だった。マンガの実写化なので、映画評論家に取り上げられていないかもしれないけれど、本編よりもいいと思う。
19.モンゴル       -出来映えは並みじゃないと思う。あまり話題にならずに残念。蒼き狼よりジンギスカンしていた。
20.ラストゲーム 最後の早慶戦 -時代背景も絡んでいるが、知らない世代でも十分考えさせられ、感動する。

 2008年の1位~3位は今でも変わらない。兎に角いい出来だったし、感動をたくさん頂いた。きっと、この順位はどの映画評を書いているブログの人の順位と当てはまらないだろう。それより、一体皆さんはどの作品を1位にあげているのかがめちゃくちゃ気になる2008年だ。

 2008年で観た映画の中で光っていたなぁと思った俳優さんは、岡田准一綾瀬はるか堺雅人ジェラルド・バトラーハビエル・バルデムヒース・レジャーです。ヒース・レジャーは、次回作も期待したいぐらいの俳優さんだったのに、永眠されたのが残念です。

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January 03, 2009

K-20 怪人二十面相・伝

 怪人20面相が明智小五郎と観る前から予想出来るのだから、それ以外の面白さを準備しての映画化だと期待して観に出かけた。
 キャストも面白い顔ぶれだし、ALWAYSのスタッフを使ったと言うから、戦争がなかった昭和の舞台背景もとてもすばらしい出来映えになっていた。金城武を選んだのは、ナイスチョイスと言いたい。ただ、私には面白みがかけたのだが、エンターテイメント映画としては一般に楽しめるものになっている。
 この映画で興味を持ったのは、またまたニコラ・テスラの名前が挙がっていること。高周波・高電圧を発生させるテスラ・コイルがまるで都市伝説化して、フィラデルフィア計画などの言われているのだから、この作品で実在する人物として使われてもおかしくないし、少し知っている程度の私のようなものが観ても、どう膨らませるのかを見せて貰えて面白かった。

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January 02, 2009

世界が静止する日

 残念ながら前振りの手の甲のあざは何だろうと言うところで止まってしまったので、色んなことが複線のように、見えてしまったのが解決されなかったので、終わった後に「えっ!?」で終わってしまった。
リメイクと聞くので、原作もあり、内容を飛ばしてしか作れなかったのかもと思ったが、どっちにしてもお粗末さまでした。
 一番げんなりするのは、どの国か分からないようになっているけれど、その国の代表者が出てこずに代わりのものが対応していること、その国だけではなく、他国も同じような侵入を受けているにもかかわらず、国連等地球規模の話し合いがされずに、重大な決断をし、敵がどのような力を持っているかも分からずに、先制攻撃をかけるなど、お粗末な対応で、旧世界の人達が考えたままの未来で全く子供だましのように映った。
 で、主人公達が未来のために話し合いをさせるのもが化学者という設定が凄い!そう言う意味では、斬新な発想としてこの映画を捕らえてもいいのかもしれないのだが、報告を受けて、地球を滅ぼしにやってくる宇宙人が親子の姿を見て、思いとどまるなんて、思わずつっこみを入れたくなるぐらい、「んな、あほな。」なのであった。
 お話しってのは、そういう考えられないことが起こることなのかもしれないから、これはこれで、よいのだろうということにする。

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January 01, 2009

WALL・E

 700年も働き続けて、自分で故障した体を治しながら、たった一人になった時に、こんな風に誰かがいることを望んだりする。とてもマンガの話として、あり得ない展開で話が進んでいくのだが、主人公のWALL・Eを可愛いと思ってしまうのは、人間のような形をして愛くるしい顔をしているからではなく、人間と同じような愛情や感情が表に溢れているからだろう。
 疑似体験の中で自分にも奥底にある寂しさが癒えていくような幸せな感覚を覚えるから、映画の内容は子供のアニメで日本人が言うあり得ないマンガの話なのであるが、根底は寂しさとそれの解放を描いているのかもしれない。別に愛を語らうわけでもなく、誰かのことを意識して、その人のそばにいたいと動き出したことが、素直で可愛いのだ。
 自分にもそんな可愛いところがあれば、世界は180度変わっていたのかもしれない。一人で生きてしまってはだめだ。いつかやってくるイブを待つ為に、もっとピュアでいようではないか。

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December 16, 2008

ハッピーフライト

 主人公達は決して鈍くさいわけではなく、不慣れであったり、一生懸命であったりして、まるで私達のようなまたその周辺にいる人達も職業が違えども、まるで私達のような等身大の働く人達が、飛行場及び飛行機の中で一生懸命な姿。何とも愉快で楽しいものか。
 飛行機マニアまで取り込んで、飛行機の隅から隅までを2時間で描き出して、今まで知らない仕事の人達まで登場してきたので、本当に小学生の見学会のように楽しかったのだ。
 先日友人Uに伊丹の飛行場に連れて行って貰い、あの飛行機は、ボーイングの○○○だ!と説明して貰ったのに、すっかり忘れてしまった。やっぱり興味がなければ覚えられないなぁ。飛行機の姿は格好いいなぁと、関空のところでミニチュアを山程写真に納めたのに・・・。
 だから、飛行場に着いてから、荷物を入れて、搭乗口から飛行機乗って、飛行機の中という通常一般的なルートを歩く場合に出くわす飛行場の人達には、興味を持つ。あのCAの舞台裏ではあんなにお客様のために、日夜頑張ってくれているのだと思うと、次回の飛行場タイムは楽しみである。
 それから、飛行機の動きと風速の動きをこんなにも細かく指示を貰わなければならないなんて、こんなに凄い世界だったんだなだとびっくりです。
 兎に角、飛行機乗るにはこんなことをしてはいけませんと注意まで含んで、取っても楽しい飛行場ガイドを見させて貰いました。

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December 12, 2008

ブラインドネス

 ノーベル賞受賞者の原作「白い闇」の映画化。映画の面白さを求めて行けば飛んだ面白みのない作品であるが、描かれている世界はまるで今の自分たちをも表している世界で、原作者が何か言いたかったのだけは受け取れた。
 友人Oに話すと、最初に感染する人を日本人に置いているのも、意図があるらしいといっていた。
 話は、車の運転中、急にまわりが真っ白になった男性から次々と空気感染していいった。感染者達は使われていない精神病院のベッドを与えられ、治療も受けることなく、人間として見捨てられたような生活を始める。その中に唯一、最初の感染者が行った眼医者の妻が感染することなく、その見えない人達の世界の中で、強い者と弱い者、食料の奪い合い、醜いお金の世界、そして女の体、侮蔑・・・色んな人間の世界を見ていく。見えない恐怖に包まれて、恐怖の状態でありながらも、ちゃんと社会生活をおくろうとする人達も居て、人間の尊厳がこんな基本的な部分で描かれているのである。
 唯一見える主人公が夫や他の人の世話をしながら、どんどん闇へと墜ちてゆく人達を自分だけが見て、そのまま一緒に墜ちてゆく。
 ここには、閉鎖された監理されて隔離された世界があり、その内側に無法地帯のような病院内があり、各部屋事に社会が出来ている。不思議な描き方だと思った。
 で、目が見えない人達は何が大事なものなのかというと、この先の未来が全く保証されていないのにもかかわらず、やはりお金と女だと言うことが、不思議であった。食料を得るために、女達が体で払いに行く。女の身なので、私は行かないと言いながら他の女性と共に向かうことになるのだろうと思うと反吐が出る。これが男性でも構わないとしたら、男性も行くのだろうか?
 結局、何もなかったような日々の始まりの前兆で終わる。
 ラストは何も無かった主人公は、見えない順番が回ってきたと思ったというナレーションのエンディングでは、納得がいかない。
 目が見えないことがこんなに何も出来ないことだと言うことを認識した。感染した患者達を見る医者や研究者達も目をやられたら、誰もワクチンの開発に望めないし、これから先の生産も出来ないことになり、先が見えないのではなく、終わりが来る世界になるのだ。
 こんなことを教えてくれた不思議な映画だった。主人公のジュリアン・ムーアが一人頑張っていたが、日本人夫婦を演じた木村佳乃も伊勢谷友介もよかった。
 映画としたら、原因も何も解決がないままなので、あまりにも物足りなかったが・・・。

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December 10, 2008

レッドクリフ part1

 宣伝の人物が諸葛亮孔明だと思っておりました。船に乗って居るんだから曹操だろうと分かる人には分かるのでしょうが、全然分からないので、この話も四面楚歌の語源になった闘いかなぁとか適当なことを友人に話していました。三国志ってのは魏呉蜀の時代だろうってことぐらいが予想出来ただけだ。
 ちなみに四面楚歌はこの時代よりも数十年後の話であった。昔読もうと三国志をまとめて購入したけれど、名前の漢字の多さに、漫画読んでからにしようと諦めたのは、ここに来て読みたくなるきっかけを作って貰えた。

 さて、三国志のクライマックスである赤壁の闘いを描いた作品で、当然のように劉備側からの話になっているので、曹操に攻め入られる状態を描いている。稀代の軍師2名が中心となり描かれていくので、大勢の敵とどう戦ったのかが見物の映画である。
 戦い方の名称が面白く名前を検索しただけでは出てこなかった。三国志対戦が人気で思った内容にたどり着かなかったというのが正解だ。しかし、鉄砲がない時代の戦い方はとても面白い。私を夢中にさせた程の亀甲の陣はめちゃくちゃ機能的で美しい。

 三国志大戦や横山光輝の三国志でも参加しないと、何にもかけないなぁ。

 トニー・レオンの相手役に、台湾で美しい30代で選ばれていた女優さんが出ていた。

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November 28, 2008

さようなら、シネカノン神戸

 折角、シネカノンに近い職場になったのに、私はキム・ギトクをどこで見たらいいの?
500円で見られるので、見逃した方は最後のシネカノンに足を運んで下さい。
http://www.cqn-cinemas.com/kobe/movies.html#lineup

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November 12, 2008

泪壺

 えらい作品を観てしまったなぁって感じでした。
 原作は渡辺淳一。姉妹が好きになった相手は、妹と結婚することに、秘めた恋を抱いた姉は、病気で妹がなくなった後、抑えられない感情に振り回されるっと言った話で、姉が夫のことを好きなのを知っているからか、死んだら骨を砕いて陶器を作って欲しいと死ぬ間際に夫にお願いをします。出来た壺は、まるで泪を流しているようなシミが付いた壺になりました。

 主人公の姉が、えらくけたたましい人物で、おとなしいのに行動が大胆で、少女時代の役と全然同一人物にならないので、変な感じだった。
 涙を堪えるために、上を向いて走り出す。それでたんぼに落ちたりと、えらく似つかわしくないような演出をしているので、渡辺淳一作品とは誰も思わないかもしれない。
 この映画でよかったのは、相手役のいしだ一成。なんて、演技がうまく、なんて色っぽいんでしょう。女性が襲いたくなるような色気を放っていました。映画の後のトークショーでも、主人公を演じた小島加奈子さんも彼が色ぽっくて優しいと言っておられました。

 トークショーで女優さんの生を声を聞くと言うのは、意外に面白いもので、前回のばりばり獅子座の女のような中川梨絵さんでは味わえなかった裏話をたくさん聞かせて貰って面白かった。生で会うと、応援したくなりますね。とても、性格がよく、さっぱりしていて、映画の何十倍も可愛い人でした。最後に握手をして貰ったのですが、とても嬉しかったです。わざわざ神戸にまで足を運んでくれて有り難う!

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November 11, 2008

ヴァイブレータ

 新開地映画祭で観た作品は計4本。その中で一番良かった作品がこれだ。
 強迫観念と摂食障害を煩っている主人公が誰かそばにいて欲しくなる冬のある日、コンビニでいい男と出会う。長距離トラックの運転手との一夜限りの出来事だったはずなのに、彼女はその車に乗り続ける。
 二人の心地よい嘘や過去の話からお互いのことを必要とし、そしてお互いが癒された。
 ロードムービーの中でもなかなかの作品と言えるだろう。
 一番の恐怖は寂しさかもしれない。ただそばに誰か居てくれるだけで、寂しさが生まれてこない。一人暮らしでフリーライターの主人公と、トラックに荷物を詰めては降ろすことの毎日で、トラックを住み家として家を持たない男。お互い必要だったものを埋めるだけの3日間だったのかもしれない。ある程度、充足出来れば、次に歩いていける。
 女はたくましいものだ。
 友人YKは、この映画の寺島しのぶを見て、こんなにかわいかったんやなと言っていた。私は剣客商売のドラマが前の女優さんの方がよかったので、いまだに興味が持てない。なんか、女性に好かれない女性やなぁと二人で話をした。一方、相手役の大森南朋はめっちゃ好みの男性を演じていた。今年であった男の中で一番好きな男は彼が演じた役柄だ。なんと、麿赤児の息子だったんだね。ブスの瞳に恋してるでプロデューサーの役をしていた人だったんだ。兎に角、この中の彼がよかったので、これから注目だ!

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October 31, 2008

ひめごと

 今年上映していたジャン・クロード・ブリソー監督の問題作「はじらい」はこのひめごとのオーディションにきた女優達にセクハラをしたと言うことで、訴えられて、賠償金を払ったという事実をフィクションとして映画化した物で話題になっていたのだが、神戸では上映されていなかったので観に行けなかった。
 発端となったこの映画はどんなに官能作品なんだろうと、ちょっと期待して映画を観に行った。
 主人公は、ストリップバーで働く20代の女性。店主が客から金を取って主人公の体を売ろうとするのをストリッパーが止めて、二人の同居生活と就職活動が始まった。二人が人事に認められて、同じ会社の別の部署で働くことになる。元ストリッパーの同居人は、主人公に誘惑していくことと恋をしてはいけないことを奨める。
 美しい主人公は、すぐに上司を虜にして、本命の社長の息子に近づいていく・・・という話だ。
 そう、この映画で大して官能を感じなかったのだ。主人公が上司の前で自慰行為に耽り、上司を落とすのだが、男性から観た官能なのだろう。いくら美しい二人の女性の裸を観ても、なんか乾燥した肉体のようで、興奮することもなかった。ただ、映画のラストはこのように進むのかと、楽しませて貰った。

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October 28, 2008

花弁のしずく

 今年も新開地映画祭に行って参りました。
 題名の作品は、日活ロマンポルノの作品で、田中登さんが亡くなられたときに、彼の作品を観てみたいというファンがお金を出し合ってニュープリントにした作品らしい。
 主役の中川梨絵さんは、めちゃくちゃ綺麗だった。
 華道の家元の娘で、夫との夜の生活を拒み続け、夫は妻の友人や弟子に手を出しても、女性の喜びが湧いてこない。そこで、結婚前にお互い意識していたまだ独身の精神科医が不感症の原因を取り除き、浮気性の夫からも解放されたという話で、パンフレットに爆笑の文字が並んでいたけれど、映画中はなんでここでラクビーボールが、なぜコルクを入れて、鎌倉の駅からよがりながらかえる!?とつっこみどころがありましたが、爆笑までにはいたりませんでした。
 ただ、映画を観てからネット検索をして、中川さんの写真を見る限り、不評だったといわれるこの映画が一番美しいのではと思う。
 本人が映画の後にトークショーで現れたが、さすが女優という感じで司会者を困らせておられた。小柄で、イメージからは変わってしまったけれど、主役を張る女の粋さは感じられた。

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October 06, 2008

世界遺産さがし

 兎に角、どこなのか、行ってみたい!
探しまくっていると、
 all aboutで、HPにある写真の場所を説明してくれていた。インドのファテープル・シークリーや階段池なんて初めて知りました。インドの建築群って凄いですね。昔、友人にインドは25歳までに行かないとダメと言われましたが、一度行ってみたくなりました。
 検索中、インド建築入門というサイトを見つけました。
 もう眠たくなってきたので、あかんここまでしか無理。

 今日、習い事のポーズが綺麗と褒めて貰った。めっちゃ嬉しい。

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October 04, 2008

落下の王国 -映像凄い!映画館で体験がベスト!

 世界遺産が出てくるとか、月イチゴローで稲垣くんが今年のベスト1かもと言ったとかで少しは話題になったのか、神戸ではまだやっている。
 世界遺産が無くても、最初のスローモーションの美しさに吸い込まれる。話は動けないロイが少女に頼み事をしようとお話しを始める。そのお話しの舞台は、フィージーであったり、インドであったり、ローマであったりと、世界の美しい場所で色んなことが繰り広げられるのだ。あまりに美しい映像で、それに合うような衣装の数々で、お話しなんてそっちのけの映画だった。これって、映画じゃなく、プロモーションフィルムだよなぁと思う程だったので、映画館でこのプロモーションフィルムを見て、海外旅行に行きてー!と私のように味わって下さい。
Photo
 しかし、HPをみても、どこの世界遺産なのか載っていない。たくさんなる中、写真を見て探すしかないのかなぁ。
本国のHPもダウンロードとギャラリーは同じ映像でした。

公式サイト


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September 30, 2008

新開地映画祭

 秋は芸術の季節。神戸の映画祭は、女のためのエロスの映画祭が毎年行われております。
 今年もそんな季節がやって参りました。
http://eigasai.shinkaichi.or.jp/movies/index.html

 昨年、観客を大爆笑の渦に巻き込んだ日活ロマンポルノ。今年は「花弁のしずく」がエントリー。女を意識するか、はたまた大爆笑で涙が出てくるのか!?
 私の昨年の映画評を一度読んで期待に胸膨らませて行きましょう(≧m≦) 

 映画祭はめっちゃ楽しみです。

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September 24, 2008

シネカノン神戸閉館Σ(゚□゚(゚□゚*)

 今日のよみうりTVの星占いは6位。ブログに付いているのは、4位。あぁ、今日は12位の気分でした cryingはじめて、苦しい仕事の電話をしていて、頭を抱えている左手と受話器を持っている右手がこんなに力がないものかと、何度も謝りながら、思っておりました。自分可愛さだと思われるでしょうが、はっきり言って、なんにも知らないので仕方がないのです。でも、客先に出向いて仕事していて、引き継ぎをされていないとか、どうしたらよいのか全く分かりませんとか、言っていられない立場なので、どう動いても、結果はこれになったという情けない半日だった。年の功と、経験値と営業の頭脳と言うことで、最後は継ぎ接ぎだらけでなんとか終わらしたのだが、ほころびがどこで引っ張られるか・・・。怖いΣ(゚Д゚;o)でも、ますます口に磨きがかかっている。嘘も騙しも無しだが何とかなった。人間子供の頃から苦労を重ねていると、年取ってからうまくまわれるようになるから、今こそいえるぞ!若いときには苦労をしとけhappy02

 ところで、久しぶりメールを見たら、シネカノンが12月に閉館するではないか!アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!!
http://www.cqn-cinemas.com/kobe/news.html#20080919
 シネカノンでしかやらない映画が山程あるのに、これから神戸市民はどうしたらいいのだ!アサヒシネマが無くなったとき、もう人生が終わったか持ってぐらい悲しかった。シネリよりも変わった作品を扱ってくれるこの映画館が無くなったら、私はどこでキム・ギドク見たらいいの?????

 こんな悲しい話題のあとに書くのも何だが・・・。
 で、いい話は、
神戸映画ワークショップ 秋期基礎技術講座2008が行われます。
http://www.kobe-eiga.net/event/
年を気にせず、参加してみたいなぁと思う。近くのかたで興味があるかた、めっちゃいいと思いません?

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September 15, 2008

パコと魔法の絵本 -今年の一番のおすすめになるかも

 中島監督のファンなので当然この作品も観に行った。宣伝でみた映像は凄すぎて、こりゃ凄いことになるかもと思いつつも、私好みにはなっても、一般的にはどうかなぁ???って思っていました。
 最初から、安部サダヲの強烈であり、映画の中に誘い込む演技力。訳分からないところから始めるから、観客はドン引きしたのかもしれないが、後に続くもっとドン引きする世界観に、最初っから陥れて、観客にこの世界に普通に入って貰おうと頑張った。私なんかは思いっきり入りまくるタイプなので、一般客は付いていけるのかと思ったが、所々飛んじゃっているところもあったが、観客が皆絵本の世界になだれ込んだ。困ったおじさんの役所広司が普通に見えたし、國村隼のおかま姿も普通に見えた。
 一番いいのがストーリーだ。単純な中に笑いとペーソスが混じって、まるで映画の基本、現在のチャップリン映画にも匹敵する作品に仕上がっている。こんなに作り込んだ舞台背景なのに、話している内容は単純明快。凄い凄すぎる面白さに、映画の本来の泣き笑いを観客に与えてくれた。この映画は絶対映画館に観に行かなきゃ行けないよ!
 妻夫木聡が一体どこにいるかが最初分からなかった。安部サダヲや土屋アンナ劇団ひとりなどの中島作品出演者がまわりを囲む。小池栄子が分からなかった。

今年映画館で観た映画は47本
これまでの順位は、

パコと魔法の絵本
ラスト、コーション
ダークナイト
ノーカントリー
ブレス
アフタースクール
陰日向に咲く
バンテージ・ポイント
カンフーパンダ
僕の彼女はサイボーグ
再会の街で
シルク
ダージリン急行
ハプニング
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
L change the World
モンゴル
ラストゲーム 最後の早慶戦
マジックアワー

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おくりびと -やっぱり、海外の賞をとる映画だ

 本木雅弘が温めていた作品だというだけあって、おくりびと納棺師の仕事は荘厳で美しかった。
 事故を起こした不良達に、おまえ達は一生このような仕事をすることになるんだと、侮蔑の対象になる仕事とは到底思えぬ程完成された仕事のように思われる。就職活動中、葬儀屋の募集をチラシで何度か見たことがあるのだが、給料面も大して他と変わらずに出ていたと思うし、土日が休みなら、就職活動していたかもしれない。でも、この感覚は都会に住むものだけで、きっと田舎では通用しない感覚なのだろう。
 このような納棺師の仕事ぶりを見せつけられると、最近観た刀鍛冶のドキュメンタリーを思い出す。その番組は、タタラ師、刀鍛冶、研ぎ師と全行程が専門職で技術を集約させ、どの一点に置いても、刀工達の素晴らしさをうたった海外の番組だった。海外の人を惹きつける仕事の荘厳さをこの納棺師にも感じずにはいられなかった。
 日本人では当たり前のような所作も、いろんな事柄を経て完成された美を見せてくれる。それが、海外の人達をひきこみ、日本人である私達は、その美は当たり前なので、その評価は外した形で映画を観てしまうのだ。
 いつまでも、海外の受賞した作品が日本人には受け入れられないのは、当たり前すぎることが当然すぎて、深さを感じられないのかもしれない。日本人はいつまで経っても、日本人のファンには成り得ないのだ。

 本木雅弘の華麗な仕事ぶりもよかったが、主人公が最初見る山崎努の華麗な仕事ぶりもとても良かった。映画の中の主人公や納棺されるご遺体の家族のように、観客も綺麗に変わりゆく遺体を見ほれていったからだ。山形の味のある古い建物の中に、淡々と生きる人々の話であるが、一つ一つ大切にことが進んでいくのが、この映画のスタンスだったように思える。少ない登場人物にもたくさんの愛があった。

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September 07, 2008

ダークナイト -う~ん、よく出来すぎている。詰め込みすぎなのが・・・

 一緒に観に行こうと言われるまでバットマンに全く興味がなかった。だから、全作バットマンビギンズは観ていない。検索すると、ユーザー評価が高くて、私の好きなブロークンバック・マウンテンに出ていたヒース・レジャーの遺作!?って聞いて(実際は「バッカス博士の想像力」が遺作になる予定)、これは観なければという思いが強くなった。結局、誘ってくれたUさんは仕事でこれなくなり、一人観に行くことになった。

 全然、バットマンに興味がなかったんだなぁと思ったのは、バットマン演じるクリストファー・ベールのことをみたことがあるなぁとか、名前知っているなぁとか、思っていたら、「マシニスト」のあの凄い演技をした人で、あの映画の後すぐにバットマンの撮影にはいるために、30kg痩せていた体を元に戻したという有名なエピソードまであったのに、そんなことまで全然思い出さなかったのだ。アメリカンコミックは私は全然興味がないのだ。ス-パーマンもおばばさまが観たがったので観たし、スパイダーマンも友人T1に誘われていった。今回も誘われなかったら行っていなかっただろう。
 何でそこまで興味がないのか?私は案外アメコミをバカにしているのか?読まず嫌いの所があるのかもしれない。これに懲りて、機会があれば読んでみたいと思う。

 映画は本当によくできているというか、こうきたらこう交わすという時間短縮型で詰め込んでいて、いいところを濃縮したような作品に出来上がった。前作を観ていたら、マイケル・ケインやデンゼル・ワシントンの役柄のセリフももっと深くとらえることが出来たのだろうが、致し方ない。
 自分を犠牲にしてでも、一番大事なものを守り抜くヒーロー。片や善の反対をやりたいだけの愉快犯でもあるジョーカーがどうしても排除できないために、身近な恐怖と重なるような気がする。こんな奴に興味を持たれたら、大事な者を失い、名声も何もかも無くしてしまうだろう。こんな犯罪者は簡単に生まれ出ているのではないだろうか。皮肉にも世の中うまくいっていない方が多すぎるのだから。
 そんな中にあって、船のエピソードはとても良かった。これが色々あるエピソードの一つに過ぎないレベルにあるのが非常に残念であり、もったいなさ過ぎる。詰め込みすぎての結果だ。あ~勿体ない。
 作品的にはめっちゃよかったのに、なぜか私の中ではうむむなのだ。一番の原因は展開が早すぎて誰の気持ちにも入れなかったから、単なる絵空事になってしまったことかもしれない。いっぱい感情があるのに、もっともっととエピソードが膨らまされて、観客は果たしてゴッサムシティに入れたのかな?

 さて、ヒース・レジャーはどこだ!彼なら光の天使の弁護士や国でもなってそうだけれど、違った年にも似合わずこんな凄い役柄を引き受けていた。前回演じたのは、ジャック・ニコルソン。ジョーカーをすばらしい演技で演じていた。彼の演技が観られないのはとても残念だ。

 

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September 05, 2008

MWが映画化ヽ(|||≧▽≦|||)/ キャー

 手塚作品で一番好きな作品は?と聞かれたら、思わず「MWムウ」と叫んでしまう。あとは、ブランクジャックぐらいしか浮かばないぐらい、手塚作品の中でも異彩を放つこの作品が好きだ。
 なんせ、この作品と山上たつひこの「光る風」を発表当時にオンタイムに見ていたら、大友克洋の「童夢」ぐらいに大騒ぎしてみんなに凄い作品がでたぁと吹聴しまくっていただろうから、この時代の人がめっちゃうらやましい!!

 さて映画化ですが、とりあえず公式サイトはまだ出来たところのようで、
http://mw.gyao.jp/
詳しいことは、うぃきで
http://ja.wikipedia.org/wiki/MW_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)#.E6.98.A0.E7.94.BB

 主人公の役がなかなか難しいのだ。女装も男娼もやらなきゃならないし・・・。それを玉木宏が演じる。神父役は山田孝之なので、神父が若いときに主人公を襲ったというエピソードは年齢差がないので替えられるだろう。

 兎に角、うれぴー!

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August 03, 2008

カンフーパンダ

 友人USと映画に行くことになり、映画館に向かったら、私が殆ど観た映画ばかりだったので、申し訳ないのだが、この映画になった。絶対、こうでもなければ行っていなかったのであるが、面白かった。
 パンダが可愛くないのも変だったが、とらがアンジェリーナ・ジョリーとメスだったり、マスターが可愛すぎたり・・・。意外性があるのも然り、一番の見所は、肉感の動きを余すところ無く表現してくれて、その誇張が面白おかしくって・・・、パンダと共に悪い奴が階段を転げ落ちるシーンで、コロコロ転がり回っている中でパンダの大きなお尻が悪い奴の頭をぺちゃんこにしている所をスローモーションにしている所なんて、アニメならではの面白さだったから、ずっと、笑い転げていた。私も笑い上戸だが、友人も大変大きな声で笑い転げていたので、ストレスのたまったお父さん、お母さん、子供の作品と思わずに、我を忘れて笑い転げて下さい。短い作品だし、気晴らしになるよ。ジェッキー・チェンやロバート・デ・ニーロも声をしていた。

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July 31, 2008

ハプニング -なんか、ぐぅとやってしまうのだが、これは1年経ったら何のことかわからんだろうなぁ

 ナイト・シャラマン監督作品。シックス・センスがかなりこわかったのであるが、とても良い作品だった。で、興味を持ったので、ヴィレッジを見に行ったのだが、怖かったんだけれど、なんか才能が枯渇したかなぁと諦めていた。そんなところを友人Mに誘われて観に行くことになった。

 サスペンススリラーなストーリーな為に、この映画を観に行かれる人はこの先読まないで下さい。

 むっちゃ、映像美ぃーーーって思った。動かない人の配置でこれほどの恐怖と美しさを感じさせるなんて、空から降ってくる人の画面構成にはめちゃくちゃ唸った。見えない敵が空気と共に現れるのに、世の中はこんなに綺麗だと画面構成はバストショットから自然と共にある引いた構成になっていく。
 主人公に選ばれた夫妻は全く普通の夫婦。そばにある幸せを喧噪の中で見失っている、まるで私達のような人達。教師の彼は物事の根本を考えることと、自然に畏敬の念を抱いているから、難関をクリアして行けたという設定だ。そのクリアしていく姿が何とも淡々としているのが、今までのサスペンスと違って面白い。
 一番怖かったのは、人形の家の話だろう。訳した松浦さんの言葉「いかれた人だ」とかなんとか言うシーンがあるがこのいかれた人という言葉が余計に怖さを倍増しうまいと思った。なんて言っていたのか、主人公の言葉がよく分からないのだが。
 何か淡々と自然の粛正が終わりを告げ、夫妻は幸せをかみしめる機会を得た。
 淡々と雲を眺めているようなそんな映画でもあった。

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July 30, 2008

崖の上のポニョ

 宮崎駿監督が好きだなぁと思う所は、エンディングのように、声優もアニメーターも背景もみんなみんなこの映画の参加者で労を労いたい人として、アイウエオ順に載せるところだ。
 そんな平和で優しい気持ちが彼の監督作品には詰まっていて、この作品にも溢れだしている。以前ジブリの作品にユーミンの「やさしさに包まれたなら」が選ばれたときに、この会社の方向性を感じた。いつまでも、持っていて失わないであろう日本人の中にある優しい気持ちを忘れそうな私達に語りかけてくれる。
 まぁ、そういうような映画をジブリは作ってくれる。今回のCGは使わず、手書きに努め、優しい色鉛筆で描かれた家を見たときに、子供に戻ってしまいそうだった。

 このまま主人公のそーすけのように、5歳で居られたら突っ込みながら見ていなかったのだけれど・・・。
 何か見ていると宮崎さんが好きな手法が出てくる。小型車を走らせたら、東西一の素晴らしさに惹かれてしまう。なんかでも、彼の得意技ばかりの構成に、他は?と期待はずれの要素を期待しています。
 まぁ、上記に書いたことだけでもよしとして、5歳の女の子を夫の許可無く引き取るのかなぁとか、海に沈んだ家々はこの後どうなるとか、おとぎ話に野暮なことを書いてしまう私はこれにて失礼するのであった。

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July 29, 2008

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国                   -そのおちでいいのぉΣ(゚Д゚;o)

 インディの映画が出来るというのを初めて知ったときには、ナイト・シャラマンが脚本を担当していると聞いていたのだが、蓋を開けると、宇宙戦争の脚本を書いたデヴィッド・コープになっていた。エンドロールを観たときに、カウフマンの名前をどっかで見かけたので、もしかしてって笑いながら脚本家を検索しました。ははは。カウフマンなわけないわな。
 ちょっと、びっくらしました。
 ハリソンおじさんが、スタントマンを使ってだろうけれど一生懸命頑張っていた。
 もしかして、インディジュニアのシャイア・ブラーフがこれからのインディになるの???
 ロシアの超能力者はケイト・ブラッシェットに見えるんだが・・・って、そうかよ。

 ってな感じでした。で、もっと驚いたのが、ラストのあれです。そりゃね。冒頭でロズウェルの文字を観ているからもしかしてありうるかもと思ったよ。でも、あれはないんじゃない!
 インディに出てくる古代遺物の類も、色んな歴史に興味を持ったり出来る逸品だったのであるが、こうなるとインディも変わったなぁと思うしかない。幽霊は居ても宇宙人は居ないという隣席のTY氏が正しいのか、未だに出てくる宇宙飛行士やらパイロットの宇宙人話。ネス湖のネッシーのように、インディにまで出てくるとアメリカによって作られた大嘘なんじゃないかと思えてきた。いつか、宇宙に出ていった人達が、ダースベーダーとの闘いを本当の歴史だと思ったりするようになるかも。それはそれで、現実の歴史も作られしものだからおもしろいかも。

 残念ながら、ダイ・ハードと違って、次回作を期待しないのであった。上映されたら見に行くけれど・・・。

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July 16, 2008

花より男子ファイナル -アホらしくてねちまったよ。

 映画観る前から、うすうすストーリーは読めていた。
 何かアイドル映画だから仕方が無いとも思ったが、ドラマは面白かったので、なんでやねん!とやっぱりつっこんどかなあかんやろぉ。ドラマが面白かったのは、俳優が素敵だったわけでも、演出が凄かったわけでもなく、単にこの作品が面白く作られた原作のおかげである。男性諸氏が読んだらあほらしいと、ポイ捨てするかもしれないけれど、女子の女子力をえぐって笑わして貰ったり、きゅんとさせて貰ったりするのは、この作品しかあるまい。だから、世界の女子に受け入れられ、最も売れた漫画本として君臨しているのだ。
 だから、作者がどう映画に絡んだのかは知らないが、この作品は全く花より男子ではなく、単なるアイドル映画でしかないのである。
 で、肝心な中心人物であるまつじゅんはと言うと、道明寺司と一体化して見えてしまっているので、あれはあれでいいのだと思うが、花沢類は作品世界とは大きく開いてきている。これは、致し方ないかなぁ。

 兎に角、10代の男子が女心を知るにはこの作品が一番だろう。
 女性が求めているのは、自分のことだけを愛し、自分のことだけを見つめ、永遠の愛を誓う男、そしてどんなところにでも助けに来てくれて守ってくれる。そんな男いるかぁ!???なんて、思ってしまうだろう。
 でも、女心を掴むには、したいさせてくれの10代の情熱ではGET出来ないと言うことをこの漫画で学んで欲しいのだ(笑)。
 ははは。

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June 25, 2008

マジックアワー

 確かに面白くて何回も笑った作品だ。佐藤浩市や妻夫木聡のあの凄い顔は他のお芝居では見られないかもしれない演出だ。伏線を張って、舞台設定や構図や色々考えていて、本当に映画が好きで、頑張って作って居るんだなぁと思った。
 でも、何か違うのだ。
 BRUTUSの三谷幸喜特集もじっくり読んだのだが、彼が敬愛して止まないビリー・ワイルダーの単なる亜種止まりのようで、思いっきり笑ったけれどそれだけだったのだ。きっと目指していたのは、何度も観て楽しくさせてくれるワイルダーのコメディの筈。でも、彼の作品のように何度も観たくなるような魅力的なエッセンスがあまりにも欠如している。
 なんか、好評だし、順位も上位だし、私自身も面白かったのだが、彼が目指していたものからは大分足りないかなぁと感じたのだ。
 見終わってすぐに、友人HYさんと、面白かったねぇ、日本映画は本当に面白くなったねぇとうんうんと頷きながら帰路に就いたのに、我に返ったら、果たして彼の好きなワイルダーかと言うと否!と感じてしまったのだ。
 こんな風に書いている映画の魅力って何だろうと思う。でも、それは言葉に出来ない惹きつけられるものとしか考えつかなかった。
 私は古畑もイチローの回しか観ていないし、通してみた彼の作品は新選組!しか無いし・・・。だから、三谷メソッドがただ出来ていなかっただけなのかもしれない。

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June 08, 2008

ブレス

 久しぶりに大好きなキム・ギドクの映画を観に行ってきました。実は観るのにかなりの勇気がいるのです。観ると麻薬のように自分の感情がおかしくなるので、えいやぁが必要になってくるのです。もうすぐ上映が終わってしまうので、そんなことを押し殺して行って参りました。やはり、私は彼の表現に惑わされます。あぁ、でも彼の生きていて表現しているものが観られる時代に生きていてよかった。
 ネタばれになります。

 死刑囚が自殺を繰り返しているというニュース報道を観ている主人公。彼女の中でどのような変化がもたらしたのか、浮気をしている夫が改めようとしてくれないからか、死を選びたくなったのか、若しくは彼の死を代替えしてみているのか、彼女は死刑囚に接触を持ちます。のどを突き刺した死刑囚は一命を止め、早期の執行が待たれていました。そんな彼に、この国の愛すべき土地と季節を運んでいくのです。そして、生の真髄である魂のほとばしり性の熱情が、対極となって描かれていて、彼に対する愛情でも恋慕でもなく、慈愛でもない感情が彼女を動かしていきます。
 その不可思議な感情は一体何か、それはブレスと言う言葉を垣間見て、彼の呼吸を妨げようとした姿が物語っている?私なら彼女の感情をどうとらえる?彼に季節を与え、吹き出したくなるような若さを抱かせ、彼女が夫の制止をさけても、彼に会いに行かないといけなかったことは、彼との模擬死、彼との同一、・・。自分でも主人公のようになれるような理由のない行動。これが、キム・ギドクの解放され見せつけられた感情なのだ。
 死刑囚は、同房の人達に優しく殺して貰えた。これは、カッコーの巣の上でを思い出してしまった。

 ところで、キム・ギドクの英表記を見ると、キトクと書かれているのだが、本当はギなんだろうか、キなんだろうか?

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June 07, 2008

僕の彼女はサイボーグ 

 いっぱいネタばれを書きそうなので、観に行く予定の方はこれから下は読まないで下さい。

 神戸の元町付近で撮影が行われていたのでどのように使われてるのか楽しみだし、猟奇的な彼女の監督さんなので期待で胸が膨らんだ。
 舞台が日本で俳優やスタッフが日本人だというのに、クァク・ジェヨン監督の感じがさいっしょからあふれでていた。やっぱり独特の雰囲気を醸し出す。
 未来の東京を神戸で撮影していたのだが、同じように元町辺りで撮っていたSweetRain死神の精度とは全く被らずに使われている。大丸元町店界隈をはしゃいで歩くシーンは、まるでセットのの中を歩いているようで、久々の神戸の良さを認識させて貰った。映画のセットの街だったんだなぁ~。
 ストーリーは、未来からのタイムトリップで、そんなに未来を変えていいのかと、タイムマシンの法則を幼い頃から知っている私達日本人には、このようなころころ変わりに大丈夫かぁと、フィクションだと言うことを忘れて考えてしまう。見終わった後、友人Aと「やっぱ、おかしいやろうぉ」なんて話し合ってしまた(笑)
 このネタって、日本人には聞き覚えがある「ドラえもん」ネタでもあるから、未来についてちょっと考えてしまう。
 東京の大震災で大けがをして半身不随になったから、そうならない為にロボットを送り込んだけれど、その顔形はもっと未来に生まれてくる女の子で、その子がロボットを観たから、彼の前に現れたわけだから、矛盾した世界が生まれてくるので・・・、こんなこと気にせずに観ないとゆっくり観られなくなる。
 ところで、小出恵介って、猟奇的な彼女などに出ていたチェ・テヒョンの感じに似ている。ドラマでもそのような湧くまわりが多いので、彼を観て日本で撮ってみようと思ったかな(笑)綾瀬はるかはブレイク前に撮影している作品であるが、どのような衣装も魅力的だった。
 映画を観た帰りに、撮影をされていた大丸神戸店を歩いたなんか不思議だった。そうそう、南京町を駆け抜けたら関帝廟だったというのも、二つの場所が離れているために神戸の人間にとっては違和感であった(笑)
 関帝廟はよければ私のHPを見て下さいな。
http://homepage3.nifty.com/uminooto/kobe/syuukyou.htm

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June 02, 2008

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛

 映画の日だったために、ミント神戸は凄い人で埋まっていました。エレベーター降りたら、そこまで列が延びていて、進み方が早いものの劇場の中に入っても、とぐろの中の状態で、これでは10時の回危うしと急いで国際松竹に向かいました。映画の日は国際松竹の方がいいね。以前のようにチケット6枚集めたら1回無料を始めたら、ここに通うのになぁ。

 先日地上波で第1章を放映していたので、復讐がてら観たのに、殆どソファで眠ってしまっていて、全然覚えていない状態で観に行った。別に観ていなくてもストーリーは問題なく観られるのでよかったのだが、前作と今回の出来の差が分からない(笑)
 児童文学で子供たちが主人公のため、面白みのないストーリー展開で、無計画にことが進んでいるようで、闘いの中、こんな作品だったのかとなんか置いてきぼりになってしまった。なぜ、敵なのにすぐに従うのか、なぜその作戦では難しいのにみんな話に乗るのか、お話しと言ってしまったらおしまいなんだが・・・。
 結局、アスランが出てきたら何とかなるってことで、それなら最初っから出てきていたら、水戸黄門のように何人も犠牲が出ずに話が終わるのに、はははむりか。でも、アスランは、王と言うよりも神の存在のようだと思っていたら、そうやら原作者のC.S.ルイスは宗教物語の作家だったようで、アスランの解釈をキリストとする人もいるそうなのだ。なんだ。
 この映画、ニュージーランドとスロバキアの観光案内映画だなぁと色んな風景を愉しませて貰った。なんか続きに見えないのが残念。
 1つ、帰ってきた王達のことを役に立たないと非難するのが今までのファンタジーとは違うなぁとは感じたけれど、普通かな。

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June 01, 2008

アフタースクール

つまんない、つまんないって言っていた奴は誰のせいでもない。みんな自分のせいなんだよ

 運命じゃない人という前回の作品が面白かったので観に行ってきました。
 やっぱり面白かった。前回の映画も意表を突くようなストーリー展開と、面白いように違う顛末で、期待させてくれる監督だと思っていたら、今回の映画も思いっきり、「えっ、えっ」って感じでストーリーと共に入り込んで、その中のひとりと同じようにびっくりさせて貰った。色んな複線が全部繋がる。見落としできない面白い映画だった。
 またそれも面白い俳優を使っている。大泉洋や佐々木蔵之介などがとぼけた感じでやってきて、愉しませて貰った。
 何となく風刺が入っていて、裏稼業もそんな嫌な感じで伝わらないのが、そんな人達の普通の日常を描いているからだと思うので、面白い演出だと思った。あと、ロングのショットがあまり無かったような気がする。だから、ずっとそばにいてそれを見ているような気にさせられているなんか4人目の主人公になっちゃうのだ。
 兎に角、面白いので見て欲しい。

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May 19, 2008

最高の人生の見つけ方 -出来すぎ感が強すぎる。

 高齢者が老後や死生観を語る映画なのになぜか大量にカップルが来ていた。最近の映画は面白いのがないからここに集まったのか、出てくる俳優達が魅力的だったのか、やはり、死ぬ間際のことはどんな年齢の人でも感心があることなのか。
 孤独な男性がお金持ちという映画的なありがちな設定で、家族思いの夫が家庭を離れて、違う世界を味わったという人生のラストシーン。大金持ちはそこらじゅうには転がっていないし、そんなに気前がいいわけないのだが、大人達のおとぎ話としてはいまいち創造力に欠けた展開で、何度もあくびや眠気に襲われてしまった。
 自分の人生の終わりにやっていなかったことが出来るというのは、幸福なことなのだろうか?個人個人で違ってくるだろうが、問いかけもあまり無く、観客をバカにしているかもしれない。
 しかし、名優二人の演技力が魅力的ではあったので、涙も出てきたし、ちょっとぐっときた。
 ハンニバルのおじさんがもう老人の役をしているのはちょっと悲しかった。年齢と言い、体型と言い、そのものでもあるのだが、それでも若々しい彼を知っているだけに、このような役回りが回ってきたことを寂しく感じた。

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May 13, 2008

王妃の紋章 -なんだかなぁ

 何か画面見ていたら、チョウ・ユンファが千葉真一に見えたのだが、私は見方が悪かったのだろうか???コン・リーはなかなか迫力ある面白い役柄を演じていて、最初から話は分かってしまいそうな映画にインパクトを与えてくれた。ジェイ・チュウだったかな。素敵な人なんだが、あのようなシーンがあるなら、もっと派手な顔の俳優さんの方が麗しく出来上がったのではないかと思った。ファンには申し訳ないが・・・。
麗しく作っているのに、なぜか麗しくないのだ!
 闘いのシーンはCGではないんだね。凄いなぁとは思うのですが、昔観た映画の流線型に飛ぶ槍の印象が思い出されて、何だかなぁと思いました。なんだか、北京オリンピックの開会式のような華やかさがあったから、この薄っぺらいストーリーでも持ちこたえられたんだろうなぁと思う。
 監督さんには、違うところに脱出して頂きたいと思うのだ。

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April 23, 2008

神戸のロケ地マップ

 神戸のロケ地マップが出来ました。今年上映している映画に、神戸がふんだんに使われているので、神戸の観光にとロケ地をとり上げていると思います。
 是非、GWは映画のヒロインになりにKOBEにいらして下さい。
http://www.kobefilm.jp/2008/04/post_26.html

 じっつは、神戸っ子は足が遅いし、人が多くなるので、観光客が多いのはイヤなんですがね。それはどの年も同じでしょうが・・・。

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April 21, 2008

20世紀少年

 キャストが決まりましたね。私はこの漫画の13巻辺りまでしか読んだことがないので、最後がどうなるのか知りません。映画を観る前に全巻買っておかないと買う気にならなくなるかなぁ。

http://www.20thboys.com/

ケンジは、意外にも唐沢寿明。意外というのは主人公の年齢をどこで設定するのかというのが、ここかっていうので意外だった。主人公の年齢がここなら、オッチョは、豊川悦司で私はOKであります。
ユキジは、常盤貴子、ヨシツネは、香川照之。マルオ役は石塚英彦。モンちゃんは、宇梶剛士。ケロヨン役は宮迫博之。ドンキー役は生瀬勝久、ヤマネ役を小日向文世、フクベエを佐々木蔵之介。

 3部作第一弾は、8月30日公開だ!

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March 30, 2008

ノーカントリー -殺害シーンはめちゃ恐ろしいけれど、だんだん怖くなくなるので、そういうのが苦手な人も大丈夫

 映画観てすぐに思ったことが、トミー・リー・ジョーンズはクリント・イーストウッドの役割になったんだなぁと言うことでした。私はクリント・イーストウッドは苦手でダーティ・ハリーも1作目しか観たことがないから、監督作品も素晴らしいけれど、あまり気が乗らない。しかし、彼が演じてきた役割というのは意外とアメリカに必要な人物で、それなりにアメリカの良心を背負ってきたからかもしれないから、彼が居ない今、トミー・リー・ジョーンズが同じような雰囲気で描いているのかもしれないのだ。この作品では主人公でありながら、個性が強い殺人者と逃亡者を打ち消さない状態で主人公の姿を描いているので、こういう役割の人物が本当に必要なのだと思ったのだ。
 もう一つ、この映画の演出にも気を引いた。恐ろしい殺人者は破壊力のある飛び道具を持って、恐ろしいまでに無差別攻撃を行っている。最初は、息絶え絶えに死ぬまで首を絞め続ける所を見せられた観客はその後頭に穴が空くところまで目撃する。本当に恐ろしい異常者の登場だ。それが一人減り、二人減りとしている間に、彼の殺害の最後まで見せずともどんなに恐ろしい殺人が行われたかが分かるようになり、最後の最後には靴の裏を気にすると言った仕草だけで、中でどんな殺人がなされたのかが観客に分かるのだ。また、執拗に追ってきて、怪我をしても自分で体を処理していく姿に、不死身なターミネーターのような恐ろしさを感じさせる。死んでも死なない異常者。それが今でも田舎町に彷徨っているという終わり方はそら恐ろしい気持ちにさせる。
 唯一の守り人である主人公の老保安官は馬鹿な若手をあまり相手せず、この異常者に相対すること無い人生を送ることを目指しながら、まだくすぶっている正義感が見え隠れさせているのは面白い対比だった。
 もう一人の重要な人物である追われる人も、巧妙な逃げようで、異常者の伝説を作らずにラストを迎えそうな動き方で、3人の動きが効果的に描かれていて、計算されすぎた面白い映画だと思う。

これまでの順位は、

ラスト、コーション
ノーカントリー
陰日向に咲く
バンテージ・ポイント
再会の街で
シルク

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March 28, 2008

Sweet Rain 死神の精度の舞台

 明日友人と行く予定なんですが、映画の中に神戸が出てきます。

見られる方の参考に、この作品で神戸で撮影された場所は以下のとおりです。

●神戸高速鉄道「西元町駅」西口  なかなか味があるところ選んでいますね。
●神戸ベルェベル美容専門学校 
●高砂ビル
●フランス料理 ヴィラブランシュ     ここ食べに行ったことがないです。
●東遊園地                 ルミナリエの最終地点です
●大倉山公園                図書館があるところです    
●京町筋                   オフィス街です。友人Aが働いていました
●はねっこ広場(ハーバーランド)    そこから、川重の有名な人形が見えるはず
●東門街                   神戸の有名な歓楽街です
●モトコー6番街(元町高架下商店街) よく映画に使われています。走れイチローとか
●神戸市中央卸売市場本場 
●門屋ビル                 今はもう無いんですよ。寂しいなぁ

 

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March 20, 2008

パンス・ラビリンス -これは怖かった。

 パルしんに友人Aと観に行った。この作品はなんか予告を見たときから観に行きたかったのだが、昨年シネ・リーブルで上映していた期間が短すぎて見に行けなかった。ちょうど、神戸に来ていた友人TYさんとも映画館で会い3人で見た。スペイン語圏で生活していた彼女曰く、分かりやすいスペイン語だったらしい。

 映画は、フランコ将軍が台頭していた第2次世界大戦後の話である。おとぎ話の好きな主人公は、妖精に導かれ、パンに死せる王女の魂が宿っていると言われ、3つの試練に耐えることが出来たら、王女の国に戻ることが出来ると言われるのだが、共に田舎にやってきた母親は臨月を迎え体調を崩している状態で、新しい父親は非情な人物、心よせる召使いはレジスタンスとして動いており、現実と夢の中を映像が行き来する。

 違う世界を目指して地上に戻ってきた王女の魂がまた地底の魔法の国に戻りたいかは怪しいものだが、今の現状から逃げ出したい王女願望の少女ならあらゆる試練を耐えてその国にたどり着くことが出来るだろう。私はその現実から突然ひっくり返ったように出てくる幻想の世界が面白く映像が素晴らしかったので見入ってしまった。但し、大人のおとぎ話にしたとしても恐ろしいキャラクターばかり。パンは山羊の形をしたギリシャ神話ではニンフの子供。映画の中で恐ろしい、真偽が付かない言葉を主人公に投げかけるので、悪人なのか善人なのかが分からずに恐怖を感じる。試練の中に出てくるペイルマンという妖怪(?)も目が手に付いていて、子供を鷲掴みに食べ尽くすという絵画がたくさん掲げられた部屋で子供を待っているというダークなイメージは気持ち悪いが単純にして見事な出来映え。迷宮も素晴らしいので、良い仕事してますなぁと唸ってしまう。
 そんな恐ろしい世界より、新しい父親の方が恐ろしいという対比も面白い。スペイン内戦の時代背景やレジスタンスの姿もしっかり描いて、めちゃくちゃ素晴らしい映画だと思うのだ。賞を総なめにしても不思議ではないだろう。ただ日本人が受け入れがたい子供をそんなに苦しめる姿が、日本ではあまり長い上映とはならなかったのか?
 そうそう、主人公が慕う召使いが、パンに騙されちゃダメとか、チョークで書いた扉を見て動くところを見て、彼女もまた王女候補のなれの果てだったと見せているところも面白かった。

 私は個人的にマンドラゴラが出てきているのに興味を惹いた。複雑な青少年が必ず手に取る渋沢龍彦の本でおなじみな為、本の通り動いているマンドラゴラを見るのはインパクトがあった。さて、パンに言われた通り、主人公はマンドラゴラを母親の薬に混ぜたり、ベッドの下に置いたりしたのだが、その効果はどうだったのか?実際はアルカロイド系のナス科の植物。本箱の奥から渋沢さんの話を探し出さない限り私の頭は納得しないだろう。

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March 19, 2008

バンテージ・ポイント -これは面白い!

 色んな登場人物からの視線で大統領暗殺の犯人を浮き彫りにするという方法で、事件そのものはそんなにサスペンスでもミステリーでもないのだが、色んな人物の視線を通すとこんなに色んなドラマを見ることが出来てかなりふくらみを感じるのだ。観客はそれらの糸口を一つずつ解き明かして貰って、そうだったのか!に行き着くので、最初からどう推理しても答えは出てこないから見応えがある。疲れた体で観に行ったにもかかわらず、前のめりで見てしまう程惹きつけられた。これは作り方のうまさだろう。
 また、街の中のカーチェイスがなかなかの見物である。予想外に面白い。
 登場人物は、大統領役の人ぐらいしか私には分からなかったのだが、シークレット・サービスのデニス・クエイドがいい。
 これは、押さえといた方がいい一品だ。

とりあえず、順位は、

ラスト、コーション
陰日向に咲く
バンテージ・ポイント
再会の街で
シルク

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February 18, 2008

チーム・バチスタの栄光 -本の方がよいのでは

 Uさんと先週映画に行ってきました。
 本の方がよいのでは・・・、と書いたのは、登場人物達の性格付けがあの2時間の中でも何とか分かるように描かれていて、尚かつ難しい専門用語ははしょるような形で簡単に流していったので、本の中ではきっと、一人一人おまえが犯人だろうって感じで描かれていたのだろうなぁと思わせるので、本ではきちんと推理ものとして作られているからもっと面白いのではと考えたからだ。
 だって、バチスタ手術って何?なのである。拡張型心筋症はアメリカでは現在認可されていない手術だそうで、日本では1998年から行われている。心臓移植しかなかった病気に大きな光を当てた。心臓の提供が難しい日本では、この手術に賭けるしかないだろう。もう一つ重要な鍵になる麻酔に関しても、言われていることは分からないでもないが、充分考えない程度に受け取り、流して聞いていたりするのだから、この映画の最重要部分を放棄しているのである。
 小説では、田口先生は男性になっていて、映画のような男女のコンビではないのだが、男女のコンビは映画的にはいいのではないかと思う。
 やっぱり、小説を読んでみて、この作品の良さを感じた方が面白いのではないかなぁ。強烈な個性の白鳥役の阿部寛も今までの作品の影響力があって今ひとつ脱出出来ていないからだ。竹内結子は悪くもなく・・・かな。
 

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February 17, 2008

歓喜の歌 -とても良い話なのに、期待しすぎていた

 友人YKを誘っ て行ってきた。映画のHPのランキングで上位になっていたので、期待できるかもと誘ったのだが、私は期待はずれ。YKは期待していなかったので面白かったらしく、尚かつ涙したらしい。
 私ってば、おそまつな奴になっちまったんだろうか。涙をどこで流したのか全然分からない。

 立川談志師匠の弟子で立川志の輔の創作落語を映画化した作品。最近落語に興味を持ちだした私はアウトローの立川談志一門にも興味があった。AM神戸の金曜日にやっているばんばんのラジオ番組に立川談志コーナーがあり、いつも面白く聞いていた。
 さて、この話はホールの貸し出しが殆ど無い公民館で起こった年末のコーラス公演のブッキングの物語で、主人公の小林薫はダメだめ男の典型だったのに、うまく治まると行った話だ。
 この主人公の小林薫が味があっていいのだ。もう一人女神のような役に安田成美がなっているのだが、二人ともすっとぼけていて本当に味がある。エンディングで使われていた小林薫の写真は、この映画の中で見せた主人公らしい最高の笑顔で、後先考えず落語のはっつぁんのようないい加減さを顔でも表現できていて、彼の演技がこの映画を引き立てていた。なぜか安田成美に似た人が居たように気がして、誰だろうとずっと悩んでいたのだが、きっとどこで良そうな役を彼女は演じていたのかもしれない。しかし、すらっとしたロングスカートの姿と絶えずほほえんでいる雰囲気は彼女に引き込まれる何かがある。
 新作落語の割に大きなおちがないのが私の残念な気持ちなのだろう。ラストに大どんでん返しがあるものと思っている私は、素晴らしいコーラスの声に耳を傾けることなく、起こる事がなかったおちの出番を待っていたのだ。

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February 11, 2008

ジェシー・ジェームスの暗殺 -なが~~~~~い。

 ジェシー・ジェームズとは、実在のアメリカの強盗犯。彼が暗殺されるまでの経緯と、暗殺者が暗殺されるまでを映画化している。
 カリスマ性を持った美男子のジェームスに、プロデューサーもしているブラッド・ピットが、卑怯者として一生を送ることになる主人公にケイシー・アフレック。
 この映画長い!長すぎる。160分も何をやっていたかというと、主人公とジェシーのなれそめと、ジェシーが警察よりも仲間の裏切りを恐れていたことと、暗殺のその日までの経緯、暗殺後のジェシーのカリスマ性、主人公の隆盛から没落への姿、そして暗殺される。その中で、二人の関係性とジェシーのカリスマ性に重きをおいたために、間延びしたぐらい長い映画に出来上がってしまった。確かに淡々と進む良さも感じられるのだが、私ならもっと切りまくって自分の言いたいことを目出させるのだが・・・。
 そんなこんなだから、本当は良い映画なのだろう。私が分かってないだけで。アメリカではジェシーが今でも人気で彼の姿を見たいと思う人が多いからこんな形になったのだろう。しかし、日本やジェシーの知らないところでは、そんなの関係ねぇ~なので、海外に販売したときにもっと切っておけばよかったのにと思う。映画制作に関係したこともないのにね。
 映画を観ていて思ったのが、ジョン・レノンの暗殺。その対象が好きで好きで、こんな形になってしまう。これこそ大きな勘違いかもしれないけれど、同じような気がした。
 何にでも似合うブラッド・ピットだが、悪人はやっぱり似合わないよ。極悪非道に見えないもの。

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陰日向に咲く -久しぶりに嗚咽

 おばばさまことうちの母親に誘われて観に行ってきました。映画前に行ったのにもかかわらず、仕事で寒いところにいるのでトイレに近くなり、主人公と弁護士が階段で喋っているところでトイレに走った。きっと、3分は観られていない。なぜ、こんな話を書くか、後でこのはなしはしよう。

 これで今年は映画館で7本目。その中でも、今のところ私の中で2位になった。

 ここから、ネタばれになるので観に行かれる方は控えてもらった方がいい。
 
 たくさんの複線が交錯しているが、劇中何となく彼らの関係性は分かってくる。それでも、彼らに救いはあるのかと言ったらなかなか見いだせないで観ていた。複雑な親子関係や人間関係は、糸口が見つかれば早くに解れただろうが、それがなかなか出来ないから人は色々悩んでいる。ダメ人間の主人公は、パチンコというギャンブルに逃げることで考えないようにしていた。誰にでもあることだが、400万もサラ金に借りて、社内でも50万を借りている。そんな情けない男は、求めることがちゃんと与えたかった愛情の行き場だった。本当は分かっていたのに、それをすることが億劫になる。誰でも終わってしまってから後悔してしまうものだ。主人公の母や家族への愛情を他人と接することで、表現できるのは今の世の中の象徴のような気がする。
 緒川たまき演じるストリッパーから健一に宛てた手紙は号泣ものだった。このような一人一人の思いに誰かが答えていけばいいのにと思う。寂しい人達はたくさんいる。しかし、寂しさを知る人が多い分、きっと、その人達に何かしらの気持ちや優しさを伝えることが出来るのだろう。悲しい時代は優しい時代でもあるのだ。

 岡田准一はダメ男をうまく演じている。この人は、若くてハンサムなのに、なんていい感じなんだろう。この映画で一番はモーゼの西田敏行だろう。凄すぎる。何にでもなれる。きっと神様がこいつ面白いからと地上に使わした天使かもしれない(笑)、あと緒川たまきがいい。元々ファンなのだが、ちょっとしか出ていないのに、インパクト最高!ケツメイシの音楽もよかった。

 で、おばばさまと「映画どうやった?」との話をランチに向かうときにすると、
おばばさま「もらわれっこやったんやなぁ」と言う。
私「私がトイレに行っているときに、階段の所でそんな話をしていたん?それは衝撃の真実やわぁ」
おばばさま「いや、そんな話は出てこなかった」

 ちょっと待て、空白の3分があるので何とも言えないが、もしかすると、緒川たまきの子供が桃の木の家に貰われ行ったと思っているの?のようである。私はあの手紙の所で号泣していたのだが、おばばさまは違う真実に驚愕していたのだ。Σ(゚Д゚;o)いままでの私との人生、色んなことが走馬燈のように駆けめぐる。色んなことを勘違いしてきたおばばさま。そうか・・・。だから、私は苦労してきたんだ・・・・・・・・・・・。

 これが5段階の4って訳でもないのだがとりあえず順位は、

ラスト、コーション
陰日向に咲く
再会の街で
シルク

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February 09, 2008

アース -これは、眠たくなる

 最近お疲れ気味ではあるのだが、映画の内容が今ひとつ盛り上がりに欠けるために、眠たくなる。
ディープ・ブルーの印象が強かったので、この映画は観たい!と思っていたのですが・・・。BSでBBCのドキュメンタリーをよく見る機会があるから、映画館の大画面で美しい映像を見ることは満喫できた。しかし、地球の美しい姿を素晴らしいカメラワークで見せて貰っていても、盛り上がりがないというのは、こんなに目をつぶらせてしまうものか。
 印象的だったのが、ヒョウかチーターが鹿を襲うシーンがまるで男が女を追い求めているような感じのスローモーションでそれは映像的にも斬新だった。最後はマッコウクジラですか、と捕鯨船問題を追及するような感じにも伺えるラスト。渡辺謙さんの声より、役所広司さんの声の方があっていたように思う。

 しかし、自然は美しい。この世界を未来から来る人達にも見せてあげたいです。

アース 公式サイト

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February 05, 2008

ラスト、コーション -男性の方が女性の本質を分かっているのではないか!?

 なぜか、演歌は女性の悲しみを男が作る。有名な監督ではなかったら、アン・リーという名前に、女性という印象を持ったであろう。しかし、「ブロークバック・マウンテン」で感じた監督の愛の表現を知ってしまったから、「なぜ、女性の奥底を男が作るのだ」となるのだ。
 前回の作品と違って今回は男女の恋愛と第二次世界大戦中の歴史が織りなしていく。主人公ワン・チアチーの本人の表現とスパイ活動しているときのマイ夫人の時との違い方があまりにリアルで、このような個々を描くやり方が落差があり過ぎて面白い。スパイとして体を投げ出した姿は、ワン・チアチーの奥底が出てくる。
 この作品は、アイリーン・チャンの短編小説を映画化。長年書き換えてきたとされるこの作品を原作に忠実に描いたという。監督のメッセージで、この作品を残酷な話と語っていたが、残酷な話とは全く受け取れなかった。

 ここからは、映画を観てからの方がいいかも・・・。

 この作品の中心にある主人公とトニー・レオン扮するイーとの愛情なのだが、スパイ活動をするマイ夫人に近づき、彼女の誠実な瞳を見たときに、「本当のことが語れる」と呟いた。それを彼女がどう受け取ったのか、それからの狂おしい熱情の世界で見せつけられたものは、確かに体だけで感じ取れる愛があるのだと、その深く描かれたシーンに自らの体験をも併せて、深く深く彼らの愛に到達していった。もう、幸せなエンディングが望めない二人なのだから、真実を知る彼女の愛情の瞳に重ね合わせ、涙が止まらなかった。
 あなたは、言いますか?言いませんか?深い愛を感じたときに本能の赴くままに放った一言。私も「逃げて」と言ったでしょう。ラストの彼女を思うトニー・レオンの姿に胸を打ちます。
 マイ夫人を演じたタン・ウェイがすっぴんの時も、お金持ちの奥方の時も美しい。中国の人は足の綺麗な人が多いのだけれど、彼女も足が綺麗だった。トニー・レオンはもう40代半ばになっておられたのですね。魅力的な所は全然変わらず、しかしいつもと違う役柄で、タン・ウェイが172cmの長身と言うこともあってか、かなり小柄の疲れたおじさんになっていた。ワン・リーホンは、昔の中国人だなぁと言う出で立ちで、一番この時代にマッチしていた。

 マイ夫人となる以上処女の訳にはいかないと経験者と取り組む所が女の私としては複雑に見た。今の世情は、性行為が行われても、心に痛みも伴わない人が多い。道徳教育が変わってきたせいとも、時代とも言えるのだが、その行為によって、子供が生まれるのだから、何か感じるものが必要じゃないかなと思ったりする。軽く行為に及んで、スポーツ感覚になる日も近いのだろうが、旧人類となりつつある私としては、それはそれで情緒が無くて寂しい話だと思う。
 下世話な発想で申し訳ないのですが気になったので書きますと、主人公達が行為を行っている最中、画面には何度も映しちゃいけないものがぼやけて出ていて、どう考えても本当に行為を行っていると思うのですが、こういった映画はそこまで俳優に要求されるのですか?ちょっと、びっくりしました。
 

ラスト、コ-ション 公式サイト

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January 28, 2008

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 - ひぇ~怖かったよぉ~見るんじゃなかった!

 ミュージカル舞台の映画化。大人の恐ろしい童話が歌によって陰湿な印象を和らげる。
 陰惨なストーリー、幸せな家族に不幸が襲いかかる。それは、妻が美しかった故の出来事。それによって、長きにわたり無実の罪で牢屋に繋がれていた主人公は、復讐を歌い上げるのだ。
 その映像にぴったりな街倫敦。主人公が商売道具のナイフを持って復讐を誓うのにぴったりな街倫敦。ハリウッドで作られるプロトタイプの倫敦は、全世界にこのようなイメージを植えさせている。実際、19世紀は煙突からの煙と煙と霧で、舞台背景にはぴったりな程灰色の世界。そんな中、今度は殺人鬼としてジョニー・デップが現れた。殺害する姿は、ポーズを決めようと頑張っているのだが、いまいちなのだが、内容は平然と行うにはあまりに恐ろしい。彼に絡んでくる水夫仲間の若人の出方が突拍子も無くって、スウィーニーの恐ろしさがおかしさに変わってくる喜劇である。ミュージカルの映画化だから致し方がないんだけれど、ご都合主義の話の進み方はとんとん拍子が早すぎてあまり面白さを感じ得ずに終わってしまった。しかし、ばったばったとナイフの餌食になっていくのを見ることが出来ないぐらい残虐な数だったし、リアルな音まで出していたのだ。怖がりの私は見るんじゃなかったと早く映画館から出て行きたかった。友人Aはどこが怖いねんって感じだったが、たくさんの遺体に関しては閉口していた。
スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 公式サイト

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January 23, 2008

シーズ・レインが上映される

 未だにDVD化されていない震災前の神戸を知る為の青春映画シーズ・レインが、神戸映画博物館で3/8・9の両日上映されます。今から15年前、震災前の神戸を見る貴重なチャンス!ラストの今は無きラルフ・ローレンの建物付近での情景はきっと涙を誘うはず。
 是非、観てやって下さいな。

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January 13, 2008

私の映画選び その3

 私ってば、他にもこの監督ならと観に行くのに、書いたあとに思い出すなんて・・・。

◎面白さで選ぶ

アキ・カウリスマキ
監督 牡羊座
 と言っても、過去のない男しか見たことが無く、映画館では観ていないのだ。あの作品の何とも言えない感覚が他も観てみたいと思わせたが、神戸ではKAVCで街のあかりが上映されていたのにもかかわらず、観に行くことが出来なかった。昨年は、キム・ギドクの作品も2本見逃したし、日本で初めて映画上映が行われた都市なら、もっと映画館を増やせ~、このやろ。

■俳優で選ぶ
 この俳優が出ていたら観に行く。そういう俳優さんを集めてみました。

スティーブ・マックイーン 牡羊座
 もう新しい映画は観られないのだが、何度彼の出演作を観ても飽きない。実物は女好きの派手な性格だそうだが、あの雰囲気からどうしてもストイックな男臭さを感じてしまい、私の永遠の男性の理想像になっている。大脱走のバイクのシーンなんて、ヽ(|||≧▽≦|||)/ キャーって叫びたい程だ。タワーリング・インフェルノの消防士役も素敵だった。

ピーター・フォーク 乙女座
 刑事コロンボで有名になった彼も御年80歳。映画では「ハズバンズ」や「ベルリン・天使の詩」などを映画館で観た。そこに立ち止まっただけで雰囲気を醸し出す役者だ。NHKでコロンボを全部放映してくれないかなぁ。

リバー・フェニックス 蠍座
 23歳の若さで夭折してしまったリバー。今人気絶頂のジョニー・デップの経営する店の前で亡くなったというのもなぜか運命を感じる。いつも寂しげな表情が演技にも深さを感じずにいられなかった。彼が動いているところをもう観ることが出来ない。なんて、残酷なことだろう。スタンド・バイ・ミーで惚れ込んでしまった。主人公と同じように若くに死んでしまうなんて。

マリリン・モンロー 双子座
 今でも死の真相を探る番組が出来る程の魅惑的な女優。彼女のバス停留所での肌が素晴らしく、セックスシンボルとしてとらえられても致し方ないと思ったことがある。一番好きなのは、お熱いのがお好き。あの歩き方、めちゃくちゃ可愛い女性だ。

オードリー・ヘプバーン 牡牛座
 前世紀に舞い降りたミューズの一人。映像という手段を手に入れた私達はこの女性を永遠に見つめることが出来る。彼女の作品は何度もリバイバル上映され、映画館のスクリーンで観ることが出来た。私は幸せ者である。一番好きなのはやはり、シャレードかな。

ロバート・カーライル 牡羊座
 トレインスポッティングから興味を持つ。それ以降観た映画は、どの彼も素敵。こんな感じの顔や体型がめちゃくちゃ好みである。鳥顔と言っているのだが、顔が小さくて丸く、骨張っているような人がなんか好みである。分類が分かって貰えないと思うのだけれど、同じ鳥顔ではフットボール・アワーの後藤もそうである。

瑛太 射手座
 アンフェアの安藤役からファンになった。安藤君がめちゃくちゃタイプだったと言うことが正しい。その作品以降も安藤君を思い起こさせるような役柄に付いていたりして、俳優としての彼にも興味を持つようになった。日本の俳優さんにはあまり興味を持たないので、貴重な存在だ。

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再会の街で - 期待しすぎていた・・・。

 出演はアダム・サンドラー、ホテル・ルワンダのドン・チードルが出演する。監督も会計士の役で出演している。
 ストーリーは、9.11の飛行機事故で家族を失った男性と、大学生時代に彼とルームメイトだった友人の出発の話である。家族を失った悲しみを持たなくても、アダム・サンドラー演じるチャーリーの気持ちに重なることが出来るだろう。彼は、最後に交わした言葉に支配され、思い出の詰まった家の中で、思い出さないように自分の人生をはぎ取っている。昔好きだったもの、今夢中になれるものだけで、何とか生きていこうとするのだが、9.11前を知るものは昔のように立ち直らせようと、彼に強要していく。
 オレのことはほっといてくれ、とでも言いたくなるように、彼の大きな悲しみを救う方法は、思い出させないことだけだったのか。悲しみに立ち向かおうとせず、思い出を共有しようとしない婿に対して、妻の両親が精神病院の措置を願うのだが、「娘さんが生きていたらどうするのか、よく考えてみて下さい。」と、裁判官は妻の両親を諭す。
 たくさんの悲しみを人は感じることが出来る。人が亡くなったり、ペットが無くなったり、街が無くなったり。それを思い起こさせる出来事や場所にやってきたら、思い出がよぎり、涙がこぼれてしまう。10代の半ばに父が亡くなった後、掃除する度に、寝ころんでテレビを見ている父にどいて貰って掃除していたのを思い出し涙が流れ、父が亡くなったときに母が東京へ遺体を迎えに行っている間、冷蔵庫にはよく冷えたスイカとメロンが私と一緒に父の帰りを待っていたので、スイカを見る度にあの日を思い出し、お通夜にはたくさんの親戚が集まっていて、また葬式までずっと精神性の喘息も出ていたので、父にあまり近づけずにいたから、その日から毎晩のように、父の遺体にすがりつきあの時に泣けなかった大声で泣く夢を見て、悲しくてつらくて毎日眠るのが怖かった。こんなにつらい思いをしながら、人の死を受け入れ、生きていかないといけないなんて、家族がすべていなくなったら、主人公のチャーリーのようになっても不思議じゃないと思う。家族は無条件に愛を注いで、また注いでくれる人達だ。どこかで生きていると分かっているだけでも、こんな悲しみを背負わなくてもいい。
 こんな気持ちをラストに主人公は言葉にするのだ。彼の心の内がはっきり分かる言葉。涙が止まらなかった。

 実はもっと深く描かれているものだと思っていたので、期待はずれではあった。しかし、人の悲しみを扱った表現は容易に重なることが出来、素晴らしい演出だったと思う。

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January 08, 2008

2007 映画総決算

今年は、感動した映画にはその時の気持ちで順位を入れるようにしていたので、過去の作品の方が感動が忘れがちになっているかもしれませんが、今見ても私の中では順当な順位を付けていると思っています。では、

今年観た映画の順位は、
 1位善き人のためのソナタ
 2位ブラッド・ダイヤモンド
 3位ディパーテッド
 4位長い散歩
 5位ダイ・ハード4.0
 6位世界最強のインディアン
 7位サン・ジャックへの道
 8位ボルベール<帰郷> 
 9位舞妓Haaaan!!!
10位それでもボクはやってない となりました。

 やはり、善き人のソナタは傑作です。と言っても、5段階で4ですが・・・。めちゃくちゃよかったブラッド・ダイヤモンドを抑えて1位に据えるんですから、見る機会があったら是非見て下さいな。ブラッド・ダイヤモンドは、ディカプリオ演じる主人公に惚れてしまいました。

主演男優賞は、当然 レオナルド・ディカプリオ、次点は安倍サダヲ
主演女優賞は、ペネロペ・クルスでした。

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January 03, 2008

私の映画選び その2

なんであれだけ、忙しくて書けず寝かしておいたのに、UPした後に監督を思い出すかなぁ.

監督編続く

◎面白さで選ぶ

ミシェル・ゴンドリー監督 牡牛座
 奇天烈な話が展開する彼の作品は、脚本家の影響もさることながら、監督自身の映画や映像を楽しんでいる感が溢れだしていて。次も絶対見たくなるのだ。作り込み方がインタラクティブアートに近いとも思ってしまう。観客の反応まであわせこんで面白い作品を作っているのだ。

ジャン=ピエール・ジュネ監督 乙女座
 「アメリ」の監督だ。アメリの中の出来事がまるで素敵なおとぎ話のようだったので、脚本も兼ねたこの監督の作品に今後も注目したい。


◎監督の世界を愛す

寺山修司監督 射手座
 伊丹十三のようにマルチで活躍されたけれど、映画の方は興行的にはうまくいっていない。しかし、子供の頃から彼を人生の師匠としてきた私にとっては、彼の本は道しるべであり、彼の言葉は訓戒であり、彼の映像は深層心理であった。彼が本当か嘘か分からないけれど、趣味にしていたDon't distube集めも引き継いで、本当に彼が人生の一部になっている。また、次回彼が活躍する時代に一緒出来れば、転生をもうちょっと待って欲しい。


スタッフ編
 やっぱり、このスタッフで映画は変わる!誰でも思うことだけれど、それに気がついたときに映画の楽しみが一つ増えるのだ。

■脚本家

チャーリー・カウフマン 蠍座
 彼の脚本は凄すぎる。その為に、彼の脚本だと聞けば、映画館に足を運んだ。奇想天外なところが楽しませてくれるのだ。知り得なかった別世界を見せてくれる。出来れば、監督業など辞めて、たくさん面白い脚本を作って欲しい。

野沢尚 蟹座
 ドラマ「眠れる森」ではまってしまった。彼の映画作品は、「波線のマリス」しか観ていないが、人間の知りたくない奥底をうまく掻き出している脚本家だと思う。こんなに早くなくなってしまうなんて、本当に勿体ない話だ。

宮藤官九郎 蟹座
 なぜか、蟹座脚本家に向いているような選び方になった。この人の作品も次を観るのが楽しみで、昨年は「舞妓Haaaaaan!」を映画館で2回も観てしまった。兎に角、面白い。

古沢良太 獅子座
 キサラギや三丁目の夕日の脚本家で知られるが、私は相棒の脚本家としておすすめしたい。原作もしているキサラギはものすごく面白かった。まだ若い脚本家なので、めちゃくちゃ期待しています。

■撮影

クリストファー・ドイル
 誰でも知っている有名な人をあげても仕方がないでしょうが、この人の陰翳の美しさは素晴らしく、私は虜になってしまいました。私の好きなのは、「花様年華」。女性の美しさも表せていました。


■音楽

大野克夫 乙女座
 この人は、コナン君の音楽担当の人。有名なのは、太陽にほえろ!、でも傷だらけの天使や終着駅シリーズもすっごくいい。こんなに名前を覚えたくなるような音楽家は日本では珍しいのだ。

大野雄二 双子座
 同じ大野続きで、こちらはルパン三世。この人の音楽もおしゃれなヨーロピアンでとても素敵。本編の作品に広がりを感じさせる音楽を提供していると思う。ルパン三世の再放送しないかぁ。

本多 俊之 乙女座
 マルサの女等、伊丹作品に欠かせない音楽家。あまりにもマルサが売れてしまったために、インパクトがそれ止まりになっているが、それ以降の作品も素晴らしい出来でありました。伊丹さんが生きていたらまだまだその面白い音楽を聞かせて頂けたのに、めちゃくちゃ残念です。やはり、マルサの女の音楽が一番好きです。

ヘンリー・マンシーニ 牡牛座
 たくさんの映画音楽をされていますが、一番好きなのは、日本でコロンボのテーマソングになっているミステリー劇場のテーマだ。

■衣装

ワダ・エミ
 チャン・イーモウ監督の「HERO」が圧巻でした。動きにあわせた美しい衣装を見せられて、この人の作品を観たいと思ってしまいました。アカデミー賞も当然受賞されるはずです。

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ベオウルフ/呪われし勇者 -ちょっと、期待しすぎたかな

 なんと、2005年にも映画化されているベオウルフ。そんなに人気のある題材なのかと調べてみると、指輪物語にも影響を与えたデンマークの叙情詩であり、ゲルマン民族の英雄譚でもあった。ただ、今回のようなストーリーは伝えられたものに演出を加えたものであるので、詳しく調べていないけれど、2005年の映画は言い伝えのように描き、2007年日本で公開されたものは、叙情詩を土台にしたオリジナルであった。
 しかし、オリジナルの話もなかなか作り込んでいるので、ストーリーは面白かった。主人公の肉体的な美しさが余計に古代のロマンを引き立てた。難を言うなら、CGと生身の人間の動きが繋がっていなかったこと。これが、あちらこちらの場面で酷すぎて、画面が暗くて美しく描いていても、その違和感ある歩き方で、台無しにしていた。こればかりは何が良くても目立ってしまう。非常に残念だ。
 アンジェリーナの魔力は伝わらなかった。美しいけれど、主人公が我を忘れる程の凄さもなかったのがこの映画の魅力を半減していたと思う。方向性が違うような気がする演出だったからだ。


*************** 1/5 ***************

コメントのスパムって反応するので、なんでか、コメントが入れられません。なじぇ???
ここに載せます。しくしく(;_;)

★foxbase様
 コメント有り難うございました。
 主人公になって映画に入り込んでしまうような見方をしているもので、アンジェリーナ自体は美しい女性だと思うし、エロティックだとは思いますが、あの演出では私が男なら引くなぁと思ってしまいました。重要な鍵であるのにもかかわらず、いとしい人と180度違うタイプの女性を持ってきているのだから、もっと生かせるだろう・・・、なんてね。
 歴史的な凄さで圧倒させた300の時と違って、男性の浅はかな性をテーマにしているなら、女の私にも性的な影響を貰わなきゃ。
 しかし、技術革新の過渡期でも動きが変になるのは残念でしたね。

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椿三十郎 -やっぱり、三船のを観ているとなぁ・・・

 昨年の12月の初頭に観に行ったものなので、大した事は書けないのだが・・・。

 記憶に乏しいが、この話は白黒で観たような気がする。そんな感じで映画に進んでしまったら、ついつい三船と織田裕二を比べるようになってしまう。本人だって、百も承知の上引き受けたに違いない。やはり、先に動いたものの方が記憶の中で生き生きと動く。織田裕二が作り上げた元気の良い三十郎よりも、なかなか渋みのある若いときの三船敏郎を記憶の中なのに、改めて惚れ直す。

 監督も俳優陣もよくやったと思う。特に、織田は自分の三十郎を作り上げていた。そのコミカルで元気な若い三十郎に映像も明るかった。でも、黒澤監督がまるで三船の為に書いたような主人公では、あまりにも違和感がありすぎる。もうちょっと脚本を替えるとか、何とか方法はなかったのかと、挑戦に対して、残念に思うのだ。
 さて、まわりを固める共演者達は、三船の映画に出てきてもおかしくないような雰囲気を漂わせ、憐れな敵役も憎めないキャラクターを引き継ぎ、完璧な黒澤脚本作品を作っていた。悲しいかな、織田が一人違う世界の住人になってしまっていたのかもしれない。

 織田意外に務まる役者がいるかというと、そうはいないだろう。残念な映画である。

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December 25, 2007

私の映画選び その1

 BRUTUSの特集で映画選びの教科書というのがあり、興味深く読んだ。人それぞれ興味の対象が違い、新作映画を選ぶコツというものも違ってくる。読んでいると、私も書いてみようと思い立った。まぁ、おつきあい下さい。


■監督で選ぶ
 映画は映画監督でしょうと、主演俳優より監督を選ぶと以前どこかに書いた記憶があるが、やっぱり映画監督で選ぶのが一番良いだろう。

◎面白さで選ぶ
 こだわって作り込んで、人を煙に巻いて映画の面白さを教えてくれる監督がいる。そういった監督達の作品は、どの作品も何かしら面白く外れることが少ないのだ。

ビリー・ワイルダー監督 蟹座
 初めて観たのは、「あなただけ今晩は」という作品だった。この面白さは何だ!と、私を虜にした。そのおかげで何度観ても、幸せになれる「Nobody is parfect」のセリフで有名なマリリン・モンロー主演の「お熱いのはお好き」に出会った。彼の作品によく出ていたジャック・レモンが監督のイメージと重なるときがある。笑いの中にペーソスを感じる。人間の喜怒哀楽の基本を書いたような人間性溢れる作品が多い。

伊丹十三監督 双子座
 今週伊丹作品がBS2で一挙放映されるのだが、彼の作品には、人々の生活の中で普通に行われている変わったことを表現することで、啓発映画になっているのが、面白おかしく頭や心に残る。自分の気持ちを伝えるのに小説や音楽よりも映画の方が効果があると思わせる映画を作る監督だ。その為に、偽装自殺で死に追いやられてしまったのだろうけれど、彼なら助かっていたら、これも映画にするぐらいだったろう。何が悲しいって、彼の新作がもう観られないということだと、お亡くなりになられたときに泣いて思った。彼のエッセイも面白かったので、人となりが何となく伝わってきて、本当に惜しい人を亡くしてしまったと思う。やっぱり、「マルサの女」が一番だったね。

スティーヴン・スピルバーグ監督 射手座
 ヒットメーカーなので、映画ファンには敬遠されているかもしれないけれど、彼が監督した作品はやはりどれも素晴らしい作品で、エンターテーメントぶりを発揮し、映画館に足を運ぶ人をテーマパークに連れてきたような別世界に引き込んでしまう。一番好きなのは、ジョージ・ルーカスとのインディシリーズなので、新作がいつやってくるのか手ぐすね引いてまっている。あんまり知られていないが、刑事コロンボの監督もしている。

中島哲也監督 乙女座
 ここで良く書いているのだが、CM出身の監督に興味がわく。たった数秒にインパクトを与えてくれる。それを映画にすると、ずっと、うるさいくらい、私を楽しませてくれることになるのだ。これは、人の好きずきだろうけれど、本当に私って映画が大好きなんだと言うぐらい、映画の場面を思い起こしてしまう。この監督の映像なんて、めっちゃくちゃ思い入れ深く作った場面構成が頭から離れないのだ。絶対次回も観に行ってやる!と思う監督さんなのだ。

ペドロ・アルモドバル監督 天秤座
 初めて見たのが、「オール・アバウト・マイ・マザー」という作品。その中で性倒錯が描かれているのだけれど、どうも監督は、愛の倒錯映画を描くのを好むようだ。それだから、好きって訳でもないのだが、映画の中で人の心の奥深さと暖かみが深く描かれていて、外国でありながら、近所の話にも思える作品を作るのだ。で、やはり、展開が予想を裏切り、みんな優しい人達で終わるのだ。これは、中毒映画になるぞ。

フランク・キャプラ監督 牡牛座
 よきアメリカがめちゃくちゃ好きです。そういった意味でこの監督の作品は、良きアメリカの象徴的な方だと思います。一番好きなのは、「素晴らしき哉人生」かなぁ。この時代のアメリカ人になりたかったなんて、幻想を抱く程、自分の素晴らしい部分が見えてきます。

大友克洋監督 牡羊座
 漫画家としての大友克洋氏を崇拝しているために、どんな映画を作られても観に行ってしまうでしょう。AKIRAが一番凄かったと思っているわけでもありません。一番凄いのは、「童夢」なので、これのアニメ化をされると凄いだろうなぁと思うでしょうね。あり得ないけれど。兎に角、どんな仕事をしているのか気になるので、評判悪くてもいきます(笑)

市川崑監督 蠍座
 金田一シリーズの美しい映像が決め手ですね。この監督の他の作品はあまり観たことがないのですが、横溝作品と一緒になったときの画面構成の美しさに感動を覚えます。何度見ても勉強になります。

◎監督の世界を愛す
 この監督のお友達になりたい。いやいや、共に暮らしてみたいと、思うぐらいに、監督の心が流れてきて、惹きつけられてしまう。これは、私限定の選び方なのだろう。

キム・ギドク監督 射手座
 不思議な感覚の恋愛映画を撮る。彼を好きな人は恋愛映画ぁと、言うかもしれないけれど、私は「悪い男」を観て彼の恋愛体質に惚れ込んでしまった。きゃ。お嫁さんにして!なんて、思ったりする唯一の監督だ。彼の世界観の虜になってしまった人。私と同じで、本物の愛に渇望しているのですよ(笑)

エミール・クストリッツァ監督 射手座
 ここに来られる人は、知っていると思うのだが、彼が好きになったきっかけは、「アンダーグランド」を観て、「え?これって私が作ったみたい・・・」って思ったのだ。めちゃくちゃというか、かなりおこがましいのだが、なんか私の持つ世界観に似ていて、終わった後すぐにパンフレットの監督紹介を見たら、私と同じ誕生日だった。不思議なこともあるものだ。それから、出来るだけ見ているのだが、自分と思うことはなくなったが、なんか心地よい世界観の映画で突拍子のないところが私に通じるなぁと今でも思っているのだ(笑)

パトリス・ルコント監督 蠍座
 この監督も恋愛映画を深く描く。さすがに愛の国フランスの監督ならではで、女性の気持ちをよ~く描けている。「髪結いの亭主」の奥さんと同じ行動が私にも他の女性にも出来るだろう。日本の男には分かるか!!!!!

ジャン=リュック・ゴダール監督 射手座
 「見えた何が永遠が・・・」って、ランボーの詩の中で爆死するラストを見せられたら、惹きつけられてしまうよ。やっぱり、私を虜にするのは強烈な個性と言うことかもしれない。ゴダールの作品をあまりまだ見ていないので、この先の人生の楽しみでもあるのだ。

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December 08, 2007

ヘアスプレー -ミュージカルは別世界

 タモリさんのようにミュージカルを毛嫌いしていない。私の人生も、鼻歌交じりで仕事やおさんどんや入浴をするミュージカルな毎日だからだ。最近、職場も慣れてきたのか、図面描いたりして集中していると鼻歌が出てくるようになってしまった。なんで、デビルマンやねん!と、つっこみを入れられて、歌いながら仕事していたのに気がついた。歌は楽しい。どんな嫌な気分でも、気分を変えてくれる。隣の会社では、ずっとFM802が流れている。とってもいい環境だ。羨ましい。
 人間が楽しむことをアメリカ人は昔からよく知っているのか、映画産業が始まった頃から、歌って踊ってを繰り広げて、人生はHAPPY!人生は薔薇色!と明日への意欲を湧き起こしてくれる。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の主人公のように、絶望的な毎日しか生まれてこないのに、歌って踊って幸せをたたき込む。私も辛いときには、「私のお気に入り」を歌おう。

 この映画は、可愛らしいふとっちょさんが主人公。毎日夕方から放映している地元のダンス番組を観るのが大好き。いつか、この番組に出演できたらと夢見ているところに、そんな幸運が舞い込んできた。
 この映画は、ラストには人種差別や肉体的な差別まで織り込んで、深いテーマ性で歌い上げているのに、その辺のお話しのような軽いのりで話が進んでいっているのがすごい。アメリカたる所以なんだろう。60年代の南部の街での出来事なので、誰が観てもあり得ない!と思うことまで含ませて、観客を巻き込んでいる。

 映画としては、ストーリー性に乏しく、私は次回みたいと思うものでは無いのだが、映画を観ている最中、満面の笑みと共に幸せな気分でいられたことは保証できるのだ。
 ふとっちょかあさんに、なぜかジョン・トラボルタが演じていて、「なぜ!!!」って感じで観ていました。確かに、あんな巨漢で踊れるのは、相当な体力がいるだろうけれど、凄いキャスティングだ。あの可愛いお母さんぶりは魅力的だったけどね。

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November 30, 2007

NHK情報 伊丹十三特集だぁ!

■ベルイマン特集

衛星映画劇場 夏の夜は三たび微笑む 1955年・スウェーデン SOMMARNATTENS LEENDE
BS2 12月4日(火) 午前0:50~2:36(3日深夜)
第9回カンヌ映画祭で特設された「詩的ユーモア賞」を受賞したベルイマン監督の傑作恋愛喜劇。

衛星映画劇場 野いちご 1957年・スウェーデン SMULTRONSTALLET
BS2 12月5日(水) 午前0:45~2:13(4日深夜)

衛星映画劇場 処女の泉 1960年・スウェーデン JUNGFRUKALLAN
BS2 12月6日(木) 午前0:40~2:07(5日深夜)

衛星映画劇場 叫びとささやき 1972年・スウェーデン VISKNINGAR OCH ROP
BS2 12月7日(金) 午前0:40~2:09(6日深夜)
この作品を観たことがあり、これからベルイマンという名前を覚えた。

衛星映画劇場 ある結婚の風景 1974年・スウェーデン SCENER UR ETT AKTENSKAP
BS2 12月11日(火) 午前0:50~3:34(10日深夜)

衛星映画劇場 秋のソナタ 1978年・スウェーデン HOSTSONATEN
BS2 12月12日(水) 午前0:40~2:10(11日深夜)

アニメ映画劇場 トップをねらえ! 劇場版
BShi 12月9日(日) 午後9:00~10:36

衛星映画劇場 スティーブ・マックィーンのすべて 2005年・アメリカ STEVE MCQUEEN:THE ESSENCE OF COOL
BS2 12月14日(金) 午後1:00~2:28

アクターズ・スタジオ・インタビュー ベット・ミドラー自らを語る 2004年・アメリカ INSIDE THE ACTORS STUDIO:BETTE MIDLER
BS2 12月17日(月) 午後3:40~4:28

■横溝正史×市川昆
衛星映画劇場 犬神家の一族 1976年・日本
BS2 12月25日(火) 午後2:35~5:01
雨に唄えばと同じで、何回も何回も観てしまう

衛星映画劇場 悪魔の手毬唄 1977年・日本
12月26日(水) 午後2:35~4:59

衛星映画劇場 獄門島 1977年・日本
BS2 12月27日(木) 午後2:35~4:57

衛星映画劇場 女王蜂 1978年・日本
BS2 12月28日(金) 午後2:35~4:55

衛星映画劇場 病院坂の首縊(くく)りの家 1979年・日本
BS2 12月29日(土) 午後2:30~4:50

■伊丹十三特集
衛星映画劇場 マルサの女 1987年・日本
BS2 12月25日(火) 午後8:32~10:40
めっちゃ幸せやぁ。DVDレコーダーを買っていてよかった。この映画をすると聞いたので、記事を書くことにしたんだ。

衛星映画劇場 マルサの女2 1988年・日本
BS2 12月26日(水) 午後8:32~10:41

衛星映画劇場 ミンボーの女 1992年・日本
BS2 12月27日(木) 午後8:32~10:36

衛星映画劇場 スーパーの女 1996年・日本
BS2 12月28日(金) 午後8:32~10:40

衛星映画劇場 マルタイの女 1997年・日本
BS2 12月29日(土) 午後9:02~11:15



衛星映画劇場 風と共に去りぬ 1939年・アメリカ GONE WITH THE WIND
BS2 1月3日(木) 午後8:00~11:47
年始めにめっちゃ元気が出そうだなぁ

衛星映画劇場 ラッシー 1978年・アメリカ THE MAGIC OF LASSIE
BS2 1月4日(金) 午後1:00~2:37

衛星映画劇場 サウンド・オブ・ミュージック 1965年・アメリカ THE SOUND OF MUSIC
BS2 1月4日(金) 午後7:45~10:41
やったぁ、DVDに入れられる。これはシーンが説明できる程、観たよ。

衛星映画劇場 名犬ラッシー/ラッシー、森を探検! 1988年・アメリカ LASSIE:NEKA
BS2 1月7日(月) 午後1:00~2:39

アクターズ・スタジオ・インタビュー ブルース・ウィリス自らを語る 2001年・アメリカ INSIDE THE ACTORS STUDIO:BRUCE WILLIS
BS2 1月9日(水) 午後2:15~3:03

ハイビジョン日曜シネマ ホテル・ルワンダ 2004年・南アフリカ/イギリス/イタリア HOTEL RWANDA
BShi 1月13日(日) 午後9:00~11:03
2度と観られないぐらい辛いです。おすすめです。

衛星映画劇場 殯(もがり)の森 2007年・日本/フランス
BS2 1月14日(月) 午後9:05~10:43

衛星映画劇場 インファナル・アフェア 無間道/INFERNAL AFFAIRS
BS2 1月28日(月) 午後9:00~10:42

衛星映画劇場 インファナル・アフェア 無間序曲 2003年・中国(香港) 無間道II/INFERNAL AFFAIRS II
BS2 1月29日(火) 午後9:00~11:01

衛星映画劇場 インファナル・アフェアIII 終極無間 2003年・中国(香港) 無間道III 終極無間/INFERNAL AFFAIRS III
BS2 1月30日(水) 午後9:00~10:59

国際共同制作 香港映画のすべて 第1回 武侠映画の盛衰 2003年・シンガポール/中国(香港)/NHK CINEMA HK
BS2 1月29日(火) 午前0:50~1:38 (28日深夜)

国際共同制作 香港映画のすべて 第2回 カンフー映画のヒーローたち 2003年・シンガポール/中国(香港)/NHK CINEMA HK
BS2 1月29日(火) 午前1:38~2:26 (28日深夜)

国際共同制作 香港映画のすべて 第3回 銀幕の女神たち 2003年・シンガポール/中国(香港)/NHK CINEMA HK
BS2 1月29日(火) 午前2:26~3:14 (28日深夜)

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November 29, 2007

グッド・シェパード -アメリカの本当の歴史が分かるのだが、作品的には・・・

 ロバート・デ・ニーロが監督。今出まくっているマット・デイモンが主役を演じる。
 長い作品で、描きたいことがたくさんあったからだろうが、盛り上がりに欠けて、長時間耐えられない作品に仕上がっている。私があまりアメリカの歴史を知らないから、色んなシーンに深く感じることが出来ないというのもあるが、一人の人生とアメリカを重ねた場合に、終局を迎える主人公にどんな盛り上がりがあるのか。騙し騙されの諜報の世界がアメリカを牛耳っているように、人間個人までも牛耳っているというありきたりな話に観客は入り込みようがなかったのである。
 長い時間かけるだけの何かを手に入れたかったのは、私以外の観客も同じだろう。結局は因果応報のように家族の姿は存在しない。その姿がアメリカと重なるだけでは、勿体ないのではないか。

 物語は、大学の赤狩りから始まる。手腕を買われた主人公は、結婚後まもなく第二次世界大戦のヨーロッパへ派遣される。4年の長きに渡って続けられた戦争が、妻と子供との壁を大きくした。家族を持ったと言う実感が湧かない主人公にCIA設立までの諜報活動が仕事としてやってくる。謎めいた活動をする主人公と家族との壁は妻を遮断することに。その間キューバ危機などのアメリカの危機に立ち向かい、結局仕事の成果として得られる満足感も、家族との幸せも味わえないまま、アメリカの歴史と共に主人公は年をとっていく。そんな話である。

 マット・デイモンは、大学生から初老の年齢までうまく演じていた。どの映画も同じ顔なのに、生き方が違う姿に彼はなることが出来る。今年たくさんの話題作に出演しているのも演技が円熟してきているからだろう。最近では、ジミーちゃんに似ているなぁとは思わなくなってきた。

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November 28, 2007

フランシスコの二人の息子

 友人TYが久しぶりに神戸に来たので、一緒に映画を観ることになり、久しぶりにパルしんに行ってきた。この作品は、以前ここにも書いた「サン・ジャックへの道」と併映していた。

 実話に基づく話。主人公のフランシスコは無類の音楽好き。家にアンテナを立てて、音楽番組を聞きまくっている。そして、息子達にこのまま小作人の貧しい生活をおくらせたくないと考えた父は、アコーディオンを大枚はたいて購入し長男に渡し、ギターを次男に渡す。音楽環境が全く整っていない状態からのスタートだが、目を付けてくれたエージェントによって、二人の子供達は巡業の旅に出る。しかし、待っていたのは交通事故による次男の死。それら悲しい出来事を経て、大人になった長男に三男が加わり、現在スターになった本人達の姿や苦労した両親達が画面に出てくる。
 大枚はたいてアコーディオンを買ったときに、村人達は狂気の沙汰と非難していた。ここで、父親は報われたのだ。
 音楽はカントリーで単調だけれど、ラテンの情熱が加わっている。子供時代の子役達がみんなハンサムで声も素晴らしかった。長男が美形だったので、先が楽しみな存在だ。

 成功譚は宝くじに当選するよりも難しい。だから、映画になるのだろうが、不思議なものでこういった映画を見せられると、自分にも可能性があるのではないかと乗せられてしまうものである。
 しかし、私は当たらない宝くじを買って、安上がりな夢を買おう。

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ALWAYS 続・三丁目の夕日 -堀北真希はうまいと思う。

 続で完成となった。主人公である作家が幸せな家族を持ったのだ。
 最初のALWAYSを良質に作り込んでいたおかげで、そのままの後日談も完成度が高く、こういった人情味溢れる作品が映画でも少なくなったものだから、余計に観客動員数を増やしているのだろう。人情味溢れない私でも幸福感を漂わせて席を立つことが出来た。私はおばばさま(母)と出かけたのだが、ご家族で見られることをおすすめする。昭和の生活は忘れているものを思い出させてくれるというわけだ。
 悲しいかな、TVでは商品購入者が視聴者になる。高額商品を購入する20代30代の女性層になるために、TVでこのような作品を観ることはなくなった。舞台設定やロケハンが難しいから、作品をドラマ化するのは難しいだろうが、ドラマ化でも充分観られる作品に出来上がるだろう。もちろん、作り込んで頂かないと行けないので、同じ監督でお願いしたいのだが、日本テレビでしないだろうか?

 昭和の時代がよかったとは思わない。今が一番いいに決まっている。よくなるように生きているんだから当然とも言える。しかし、何もなかった時の方が、価値観が単純化されていて、幸福感を見いだしやすいのかもしれない。自分が楽しければ良いじゃないという先は楽しくない世界というのが今の世の中だから、秩序と統制は必ずしも粗悪とは言えないだろう。

 

公式サイト
ベーゴマゲーム面白いよ!

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November 12, 2007

自虐の詩 -これは深い。原作が読んでみたくなる。

 題名でかなり暗さを誘い、映画のCMではちゃぶ台をひっくり返しているので、また女性の男に苦労させられる話かぁと、観に行く気がなかったのですが、友YKが誘ってきたので、行ってきました。
 行ってよかったです。

 話はちゃぶ台をひっくり返し、パチンコで暇をもてあましている夫を中華料理屋で働きながら支える主人公の物語。折角作った夕食を食べる前に投げられる。そんな夫と別れたらいいのに、と隣のおばちゃんの溜息と同じ感覚を持つ。しかし、この映画は、原作もそうらしいのだが、困った夫を持った可哀想な女性だけではないことを過去に戻って教えてくれるのだ。主人公の学生時代、不幸を脱出する方法を探しても見つからない。そんな中、真の友達の熊本さんと出会い、分かれて東京へ。東京ではシャブ中の売春婦まで落ちてしまったところを主人公の夫が彼女を見いだし、幸せを掴もうと共に生きていこうとするのだ。そんな過去を振り返って、自分には幸も不幸もないと悟っていく姿がラストへと続く。
 マンガは哲学するという面白い本があるのだが、その中で「このマンガは絶対に読む価値がある」と書かれている。この本で取り上げられているように、この作品は人生の意味を問いただしているマンガであるが、人生に意味などいらないことをちゃんと描いてもいるのだ。

 この作品の中で一番胸を打つのは、学生時代のエピソードで、熊本さんとの話だ。どこかこのような熊本さんに憧れている自分がいる。人間は強い生き物ではない。強く見せる生き物なんだ。熊本さんを観ていたら、どこでへこたれるかで価値が決まるような気がする。

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November 09, 2007

痴人の愛 - 確かに面白い!若いときの可憐な田村正和必見!

 谷崎文学に私は全く興味なし。今回、新開地映画祭で上映されていたので、観ることにする。
しかし、映画祭で観た6本の映画の中で一番魅力的な女優さんがヒロインだった。

 勤勉で堅物な男と性に奔放な女が繰り広げる喜悲劇。この映画の中で、なぜか私は主人公の男性側に立っており、馬鹿な男の生き様に腹を立てていた。男と女はこういうものだろうとは思うが、人生に対して馬鹿な奴は腹が立って仕方がない。私の人生に「色ぼけ」という言葉は無いのかもしれない。
 ストーリーを知っておられる方が多いと思うが、飲み屋で知り合った若い女性をマイフェアレディの如く育てようと籍を入れるのだが、生まれ持ったものはどうしようもないようで、金遣いはあらいわ、男は入れ替わるわ、でも、そんな女でも男は愛おしいのである。

私はあんたしかいないのよ

上記のラストの科白のように、お互いもちつもたれつの関係が、必要とされているのだから、男女の恋愛の根本はこんなものなのだろう。主役を小沢昭一、ナオミを今の大楠道代が演じている。
 最初にナオミの写真がいっぱい出てくるのだが、その姿に私も惚れてしまいました。写真を検索したけれど、見つからなかったので、ここで観て頂けなかったのが残念です。
 動いている彼女より写真の姿に魅力を感じました。

 書き忘れるところでした。田村正和の若いときが出てきます。これが初々しくて必見です!ハンサムも年齢を重ねた方がいい場合があるという感じでした。プレイボーイ役の倉石功もハンサムでした。彼は若いときの方がいいです。

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November 05, 2007

化身 - バブル前夜。まだまだ籠もった女の世界が観られます。

 新開地映画祭の上映作品。若いときの黒木瞳が綺麗だった。昔つきあった人が藤竜也に似ているので、ちょっとドキドキ…o(^-^o)(o^-^)oものでした(笑)

 夜の世界で見つけた若い女性を自分好みに、籠の中に入れて慈しもうとしたが、主人公の思惑とは裏腹に違う姿で素敵な女性へと輝いていった。バブルに入る頃の作品で、女性がからを破り始め、男性がとまどい出すという時代がそうさせた恋愛劇。渡辺淳一作品を初めて映画で観たかもしれない。今の時代なら考えられない純な女性がそこにいてほほえみかけている。そういう姿から七変化していく姿を黒木瞳はうまく演じ分けている。とまどう藤竜也も憐れなおっさんぶりまでの変化が素晴らしい。素敵な女性の役柄の阿木燿子はここではヘタだ。うまい二人のせいで、なんかぎこちなく映った。
 
 黒木瞳は、宝塚退団後初めての映画になる。大胆なヌードを何度も披露して、自分を売り出している女優魂に敬服する。兎に角、藤竜也演じる役が彼女の裸を観て興奮するのが分かるぐらい綺麗な姿だった。色んな姿にも挑戦しているので、彼女を売り出しにはかっこうの作品に思える。

 映画としては、あんまり良いとは思えないが、バブルの頃はこうだったんだと、そういう意味では面白い映画だった。

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秘愛 - 女の選択肢は、合理的過ぎる。人生130年、もっと楽しまなきゃ、とも思う。

 この作品も、新開地映画祭で上映していた作品。中日に一緒に出かけた友人YKはこの日の4本中、一番綺麗な主人公だと言っていた。

 韓国映画で、出ている二人とも私は知らない俳優さんだ。相手役のチョ・ドンヒョクは、何となく好みなので、検索するとやっぱり射手座の人だった。何で好みの俳優は射手座の人になるのだろう(笑)。惚れたぁと、叫んだら大体射手座だものなぁ・・・。キム・ギドクも射手座だもんなぁ・・・。惚れている割に映画を観てないけど(笑)。と言うことは、嫁にしてくれぇと叫んでしまう「寄生獣」のミギーは、射手座かもしれないなぁ(笑)

 結婚を控えた女性と、明日外国に旅立つ男の1日の恋愛劇。なんとなく、理解できるようななだれ込んでしまう恋愛に彼女の心理が面白く感じる。1日でも恋愛は出来て、一生分の思い出が出来るとこの映画は描いています。私はどっちかというと、そんなに溺れない方なので、10年も経ったら、すっかり忘れてしまうことうけあい(笑)。でも、結婚を控えて悩むような人にはこういう恋愛は必要なのかもしれません。
ネタばれします。

 彼が腐れ縁として彼女と結婚している以上に彼女のことを分かってあげて、あえて野放しをしているという姿が、彼女も理解していて、本当に腐れ縁なのだと、そういう繋がりも、結婚には必要不可欠なのだと教えてくれます。しかし、ときめきや夢に冷めた男性といつまでも少女のように恋していたい女性とは根本的に違うために、このような出会いに向かってしまうのかもしれません。ベンチの手形は、きゅんとしますね。いつまでも彼女は思い出の彼との逢瀬を辛いときや悲しいときに繰り返し、人生を癒してゆくのかもしれません。なかなか、考えさせられる映画でした。
 全編は、二人のセックスで美しく描かれていますが、そんなにHな印象がないのは、二人が美しすぎるからでしょう。こんなもんじゃないのはご承知の通り、あくまで映画なのです。おしゃれな映画として描かれていて、小道具や背景が素敵でした。

 あの場合は、やっぱり私も主人公の女性と同じようにするのかもしれません。しかし、選択肢をもっと時間をかけて選んでもよかったのではと今でも思ってしまいます。

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November 04, 2007

LOVE MY LIFE -少女マンガがそのまま映画になった感じだね。

 新開地映画祭の2日目最終で上映していた作品。漫画が原作なので、漫画らしいところがたくさん出てくる。でも、女性から観たマイノリティの姿が新鮮に映っているので、そういったことを考えるための青少年の教材にはとても良い映画だと思う。
 主人公は、大学に通う女の子。3日居続けるぐらいの恋人が出来たのだが、相手は同性である。主人公の父は翻訳家でリベラルな考え方を持ち合わせた人物で、主人公は恋人を父親に紹介する。その後、主人公にとっては衝撃的な出来事が続く。実は亡くなったお母さんとは内緒にすることを約束していたんだが・・・・と、父も母も同性愛者であることを告白し、今つきあっている相手がいることを告げられる。その後、父の若い恋人から、会いたいと言われ、主人公は会いに行った。
 複雑な恋愛が絡んだストーリーであるが、気付かされるのは、何でもない恋愛話だと言うこと。マスコミが面白がって作り上げた同性愛のイメージが色濃く行き渡っているが、実際は何でもない恋の物語なのだ。少女マンガの世界のこの映画が、実は一番真理を得ているのかもしれない。

 実際、セックスマイノリティは、TVや小説や漫画の出来事でしか接したことがない。この映画の中のように、カミングアウトした後にどれだけのバッシングを受けるかは予想だに出来るので、彼らが自分たちの気持ちを自由に且つ幸せに語り合える世界はまだなかなかやってこないからだ。こんな風に書きながらも、同性が好きかと言われたら、あわてて否定してしまうだろう。だから、同性であろうとも恋愛は誰でもあると言うことを浸透させるのはなかなか難しいことなのである。
 この映画では、性別関係なく、人をいとおしむ心が描かれている。自分に今そんな風に思える相手がいないから、羨ましく観てしまうのかもしれない。

 主人公の父親に作家の石田衣良が好演。本人そのものの語りなのだが、なかなか味があっていいのだ。今後の出演に期待したい。

LOVE MY LIFE 公式サイト

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November 02, 2007

大奥十八景 -勝野洋の役柄はめちゃくちゃHなのに、そのように見えないのはハンサムだからか!?

 新開地映画祭の選び方はなかなかのものだといつも感心する。この作品もエロ満載だったけれど、めちゃくちゃ楽しめた。登場人物がたくさんいて、誰が主人公かが分からない程だったので、エロ満載でも、ストーリーが複雑になって面白かったのだ。
 大奥の話だから、お世継ぎのために、女性とのいとなみがたくさん描かれているのだが、面白いのが、女優さんによって、裸をどこまで映したらよいのかが決まっているようで、勝野洋と結ばれる役の女優さんなんて、まるでイメージビデオのようで、全くいやらしさが無かった。
 今回、女性の裸をたくさん見させて貰った。胸を出してする女綱引きってのが本当にあったのかは検索できなかった。で、変なことを書くのだが、やっぱり、ピンク色の乳首の人っていないよなぁ。白人じゃあるまいし、日本人は少ないだろうと思っているのだが、お風呂屋さんや温泉で人の乳首をまじまじ見ることがないから、今回よく観察出来た。なんか、今の男性は乳首にピンクを求めるそうな、その為に女性もそのことを気にしているとネットのニュースに書いていた。まぁ、真っ黒の乳首は男性じゃなくても、げんなりするのは理解出来るが、黒の色素を多く持つアジア人にピンクがそんなにたくさんいるのだろうかと考えていた。でも、この映画を観て納得出来た次第である。よかったよかった。やはり、昔の海外のポルノの影響を受けているんだろうね。白人さんなら当たり前のことなんだから。
 この中で一番美味しい役柄が、勝野が演じる町医者だ。脅されて、お手つきの女性達の中で、興奮に達したときに麝香の匂いがするものを探すという役目をさせられるのだが、色んな女性達とお試ししているのに、いやらしく見えない!ベンガルもお手伝いしていたのに、悪く見えないのは、この映画が根本的に変だからだろうか(笑)
 麝香の匂いがするというのを検索してみたら、名器のひとつにあげている人がいた。でも、何千人に一人、何万人に一人の割合だとか、そんな匂いが自分や他人から出ているのかを知るのは、女性ではまず無理だろう。男性も見つける旅なんかに出かけないように。

 大奥の役割は、お胤をたやさんためとか言っているけれど、徳川は松平や一橋だのちゃんとまともな後継者を見つけるようにシステムが組まれているんだから、女好きの殿様のお胤がどこに行くや分からないのを防ぐためか、女の特有の囲い込みかってことだろうなぁ。そんな世界は、いらんだろうと思うのだが・・・・。

 しかし、殿様のお戯れが俯瞰映像から始まる映画なんだから、観るべし(笑)ですなぁ。

 

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October 31, 2007

団地妻 昼下がりの情事 -大爆笑の中、歓声と大きな拍手で終わりました(笑)

 昨日、友人FTと新開地映画祭に行って参りました。7本中6本も見たので、色々感想をここに書きたいのですが、眠たくなっちゃって、とりあえず、先に一番凄かった最終日のこの作品を描きます。
 友人FTはすっかりはまってしまって、このシリーズをみんな見たいと言っていました(笑)

 日活ロマンポルノは1971年に日活が低迷する映画産業を打破するため、また後進の活躍する場を与えるために作られたシリーズで、家庭にビデオデッキが普及するまで、ピンク映画と一線をかいした予算の入れ方で、日活の黄金時代を作っている。その記念すべき第一作がこの作品だ。
 主人公に、白川和子を迎え、現在の彼女の女優業に繋がる程の売れ行きであった。

 さて、現在とは違った割と直視出来るポルノ映画で、1971年の純粋な気持ちを少しばかり感じてしまう。しかし、このような男性本位の映画には、浅はかでバカな女達が登場して、失笑をかってしまうのは致し方あるまい。この映画も、タイトルに書いた通り、観客達がまるで家で観ているかの如く、つっこみ始め、大爆笑のうちに拍手で終わったのだから、この時代の風俗や日活ロマンポルノは恐るべしと言ったところか。
あまり観る方もおられないだろうから、そのすさまじいストーリー展開を箇条書きしていこう。

団地の若い夫婦ABのいとなみ「私はまだなのに・・・」と妻の言葉を「疲れているんだ」でそそくさ寝てしまう夫
その会話を盗聴して聞いていた団地に住む主婦C
次の日、主婦Cはこけし型の玩具を持って、主人公宅へ。「まぁまぁ」と言いながら無理矢理置いていく
その頃、夫Bは大学時代の友人Dと偶然出会い自宅の電話番号を教える。
その友人DはBの妻Aを好きでいた。また、お金持ちで大人のグッズなどを販売する会社を経営していた。
主人公の主婦Aは、早速、Cから借りたおもちゃで遊んでいると、Dから電話が入る
その晩、AとDは久しぶりにと、夜飲みに出かけることに
酔った勢いで、二人はホテルへ。そこを付けてきていた主婦Cがカメラでパチリ
次の日、写真をネタに売春の仕事を斡旋される
性生活に満足し、お金も貯まって行くので、脅されてしていた仕事も、楽しむようになっていた主人公
夫Bの接待に女性を斡旋し、それを主人公が請け負ってしまった。お金を払う際に、夫にばれる
夫Bは自宅で主人公を叱り、会社に知られたら身の破滅だ!と言っているところに、会社の人から電話。
妻が相手していたことがばれているのが分かった夫は失意のまま家を飛び出す。
その後すぐに斡旋料を取りに来た主婦Cと「あなたのせいよ」ともめて、運悪く主婦Cを殺害
主人公は、友人Dの家に押しかけ、「私を無茶苦茶にして」とすがる
友人Dは殺人のことを聞き、「一緒に逃げよう」と、二人はベッドで盛り上がる
突然、カーブの多い崖の道を乗用車が走っている場面になる
二人は裸になり、友人Dは運転をしながら、盛り上がる。
対向車線が来ないのを良いことに、二人は持ち上がり、主人公は彼の彼を愛撫し
彼が絶頂に達したときに、車は崖から飛び出し、谷底に落ちて爆発炎上して、
The END

あまりにも短絡思考の主人公が考えられないぐらい急展開を見せたので、映画のストーリーとしては、付いていけなかった。また、私は男性の思考に近いのか、友人FTは主人公の立場で見ていたのに、私は一生懸命課長昇進を狙っていた夫の方の気持ちに入り込んでしまった。いくら可愛くても、学生当時マドンナの扱いを受けていても、頭とあそこのゆるい女を嫁にしたらいかんよという話だと解釈してしまった。
簡単にホテルに行くのもまぁ分からなくもないが、写真を撮られたからって、それ以上にもっと夫に言えない売春に手を染める時点で私の理解出来る世界から逸脱していた。だから、もうギャクのように映ってしまって、所々笑うしかなかった。
ロマンポルノと銘打っているのに、もっと、観ている人をいやらしい気持ちにさせないとダメだよな(笑)

こんなタイトルにすると、またいっぱい変なTBが来るなぁ(笑)

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October 24, 2007

黒蜥蜴 発見!

いかんとは思いつつも、ようつべで見つけたので・・・。
美輪さんの美しさ、三島さんの凄さ(笑)
知らない人はご堪能あれ。

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October 15, 2007

パーフェクト・ストレンジャー -あ~悔しい最後の方でやっと犯人が分かるなんて!!!

 とうとう、私の頭も老いてきたのか、ラスト近くなって、話に引き込まれていた私は、やっと犯人の目星をつけた。遅い遅すぎる。最初からあれもこれも違うし、あの過去の映像が断面的で、本来の時間の流れに引き込まれ、深くそのことを思いめぐらさなかった。あー私のおばかぁ。
 で、ストーリー展開が面白過ぎで引き込まれたのかというと、映画的にはいまいちで終わったのだ。もう、あれだけ、面白い話なのにこんな映画になるかなぁ。この映画は監督から替えないとダメって映画になった。
 よかったのは、主人公のハル・ベリーの姿が素晴らしかったこと。男性の観客は、主人公に恋するマイルズやブルース・ウィリス演じるハリソンのように彼女の体を嘗め回すように観たに違いない。この映画の40%は彼女を観るだけで価値がある。私が引き込まれたのは彼女のBODYもそうだが、ストーカーのように主人公を愛する職場の同僚で友人のマイルズの姿だ。
 はっきり言って、私は私のことに興味を持つ人はあんまり好きではない。興味を持って接してきても、そこまで出さない人の方に興味を持つだろう。主人公も関心を持っているマイルズをうまく利用し、しかしキス一つすらさせないという酷い仕打ちをしている。それを見ると、片思い側の気持ちになって彼の味方に付いてしまう。彼の異様なストーカー行為も許せてしまうのだから、人間の感情は不思議なものだ。
 マイルズを演じていたジョバンニ・リビシに好感を持ったのだが、どこかで観たことがあると思ったら、ロスト・イン・トランスレーションで主人公の夫役をしていた人だった。私の好みではないと思っているが、大好きなロバート・カーライルに似ているとも言えるので、それで彼が演じるマイルズに味方してしまったのかなぁ。
 あんまりいい映画ではなかったけれど、あなたはこの謎がどれぐらいで解ける?さすがに宣伝文句のラスト7分以上前には解けたけれど、ちょっと悲しくなるような情けない自分を思い知りました。

パーフェクト・ストレンジャー公式サイト

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October 13, 2007

めがね

 映画を観てから半月ほったらかしにしていました。
 先日から通い出したヨガ教室の先生が、めがねにでているもたいまさこさんの歩き方が、背筋が伸びていて綺麗だったと言われていました。みんな見るところが違うのだと思いました。

 この映画別に嫌で書かなかったわけではなく、書く気持ちがあまり湧いてこなかったので放置していました。今日も違う映画を見に行くので、そろそろ書いておこうと書き始めた次第です。

 前回同じチームで撮ったかもめ食堂が面白かったので、初日に見に行ってきました。話題騒然だったのでしょうか凄い人でびっくりしてしまいました。
 今度の映画は主人公がまだ完成されていない状態から始まっている話で、南の島で完成を迎えると行った話です。見事な風景を配置して、何でもないところに違う世界を持ってくる。見ているだけで癒しになる、そんな空間を映画が与えてくれる作品でした。時間という概念や世間と言った通念が存在しない。有り難い、映画の中の世界でした。
 したいことがいっぱいあって、しなくてはならないことがいっぱいあって、でもこんな風な時間も必要で・・・、そっかCPUのデフラグ処理のような感じだなぁと、違う違う一旦データを全部外に出して、それからデフラグして、自分の容量を増やすために、私もしないとと思わせてくれるような映画でした。別に南の島じゃなくてもいいのです。でも、環境に必要な人間配置には、都会で頑張っている人ではこのような処理が出来ないでしょう。南の島で正解だったのです。

 私も行かなきゃ。時間や自分の観念から逃れる旅へ。


めがね 公式サイト

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September 30, 2007

世界残酷物語

 先日、神戸映画博物館で上映していたので、変人倶楽部の顧問である友人FTと出かけてきました。ちなみに私が部長だそうです(笑)
 世界残酷物語は、小学生の時にサンテレビでやっていたアフタヌーンシアターで見たことがあって、首長族とか、美容のための行われている顔の皮膚を剥がすってのを見た記憶があります。しかし、私は大きな勘違いをしていたようで、わざわざ顧問まで連れて行ったのに、眠りたくなるぐらいの残酷さでした。
 今現在が世界中残酷日常ですものね。先日の須磨の高校の事件で噂になっていることが本当なら、この映画の100倍残酷だと思います。
 なんか、昔の人は幸せだったなぁと思います。確かに遙か昔は残酷だったので、イギリスでも人間を食っていた!というのは読んだことがあります。でも、今の心理的な残酷と違って、幸せな残酷と思えます。
 この中で日本が出てくるのですが、私の大好きなフォアグラの製法と同じで、無理矢理ビール付けをされている松坂牛のシーンでした。
 対人間より、動物虐待の方が残酷に感じるなんて、私の精神がどっかおかしいのでしょうか!?
 大好きなフォアグラも、この映画の中では囲いの中に入れられて、身動きが取れない状態で、どんどん餌を押し込まれていたのですが、昔の製法は足を板に釘打ちしていたそうなので、この姿でも残酷なことが減ったということなのだそうです。
 美味しいものを食べること、精神的に耐えていかないといけないことがたくさんあるのです。ベジタリアンになる人の気持ちがちょっとばかり分かりました。知らなくてもいいことばかり、ご飯が食べられないよ!と誰かに言われそうですが、知らないと言えないことがいっぱい潜んでいるということを意識しないいけないんだと思います。
 で、フォアグラ松坂牛の製法は今でも変わりないようです。
 神戸牛の生産の仕方は、載っていませんでした。検索を見てもヒットしませんでした。

 「動物と人間を対等にみる」ことについて、いつも悩んでいます。日本人はペットを擬人化しやすい民族なので仕方がないですが、動物や植物を食べて生きているので、うむむ難しいなぁ。

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September 29, 2007

第12回 神戸100年映画祭 情報!

神戸100年映画祭

ピフレホール(長田区若松町4―2―15)
10月25日(木)
10:30~ わが愛
13:30~ 夜の鼓
15:30~ 有馬稲子トークショー
10月26日(金)
10:30~ 細雪
14:00~ 華麗なる一族
10月27日(土)
10:30~ スウィングガールズ
13:30~ GAIJIN2
15:30~ 神戸FC・トークショー「ブラジルと神戸と映画」

県民ホール(中央区下山手通4―16―3)
11月1日(木)
10:30~ 名もなきアフリカの地で
13:30~ 赤い鯨と白い蛇
16:00~ 女はみんな生きている
18:30~ スタンドアップ
11月2日(金)
10:30~ スタンドアップ
13:30~ 名もなきアフリカの地で
16:10~ 赤い鯨と白い蛇
18:30~ ハリヨの夏(上映後、中村真夕監督トークショー)
11月3日(土・祝)
10:30~ 終りよければすべてよし
13:30~ 羽田澄子監督トークショー
15:00~ 終りよければすべてよし

淀川長治メモリアル
アートビレッジセンター(兵庫区新開地5―3―14)
11月9日(金)
10:30~ 駅馬車
13:30~ 望郷
16:00~ シャレード
11月10日(土)
10:30~ 忍ぶ川
13:30~ 禁じられた遊び
16:00~ 望郷(ペペル・モコ)
11月11日(日)
10:30~ シャレード
13:30~ 駅馬車
16:00~ 禁じられた遊び
【入場券の販売】

前売券
1回券…1,000円(当日1,200円)
3回券…2,500円
※障害者・60歳以上は当日のみ1,000円
販売所=文化ホール、国際会館、映画祭事務局などで
問い合わせは、NPO神戸100年映画祭(電話332―7050)へ。
※ホームページ(http://www5e.biglobe.ne.jp/~kff100/)もご覧ください

今回も観たい映画は観られない時間帯だ(泣)

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NHK情報 BSマンガ夜話復活!

ジェリー・イェンのホスピタルが10月4日から始まります。
ジェリー・イェンは、前にここでも記事に書いたF4の一人、台湾、アジアの超人気俳優です。
BS2木曜の11時からです。

もう一つ、面白そうな海外ドラマは、アグリー・ベティ
さえない女の子が、ファッション業界で成長していく物語です。プラダをきた悪魔のドラマ版のような感じかな。
10月1日(月)午後11時00分~ スタートです。

私が観たいと思う映画のご案内

衛星映画劇場 ロストロポーヴィチ 人生の祭典 2006年・ロシア ELEGY OF LIFE.ROSTROPOVICH.VISHNEVSKAYA.
BS2 10月2日(火) 午後10:00~午後11:43

衛星映画劇場 モロッコ 1930年・アメリカ MOROCCO
BS2 10月4日(木) 午前0:40~午前2:13(3日深夜)

ハイビジョン金曜シネマ ロバと王女 デジタルニューマスター版 1970年・フランス PEAU D’ANE
BShi 10月12日(金) 午後10:45~午前0:16

BS世界のドキュメンタリー

50年後の未来の再放送が11月にあります。面白かったので、おすすめです。 全部観られなかったので、とても楽しみ。

ニュールンベルグ裁判も再放送が来週にあります。

10月の知るの楽しむは、昨年の再放送ですが白州正子さんです。

日本の伝統芸能は今月から、歌舞伎が始まります。

BSマンガ夜話 11月27日から3日間復活です!嬉しい~。待ってたよん。

マンガノゲンバ 10月2日(火) 深夜24:00~24:39 [BS2] / 10月3日(水) 午後6:00~6:39 [BShi]
次回はゴルゴ13特集です。

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September 28, 2007

HERO -映画にしたらダメでしょう!

映画化になるというので、他の地域でも放映されていたとは思うが、関西テレビの昼のドラマ再放送枠で、HEROを見た。残念ながら先日再放送された特別番組はされなかったのでその内容を知らない状態で映画館に足を運んだ。
ドラマは脚本がよくできていて、登場人物のそれぞれの個性も生かされていて、かなりレベルの高い作品に仕上がっている。このドラマなら、他局の相棒のように、第二シリーズ、第三シリーズと作っていって、カップルも付かず離れずにしていったら、面白い作品になっていくのにと思えるぐらいだった。
しかし、映画の出来映えは、TVの2時間ドラマレベルの作品に終わっている。
アンフェアのような作品なら映画化も分かるが、海猿の売上のような回収を狙って映画化したのなら、折角木村拓哉が作り込んだキャラクターを今回限りで捨て去ったようで、非常に勿体ないことをしている。
映画の話は面白い。しかし、方法で負けたという感じだ。
西遊記でこけた分、木村拓哉があちらこちらの取材を受けまくっていると聞く。勿体ないスターの使い方かも知れない。

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第5回新開地映画祭~オンナ度50%アップ!ラブ&エロス~ 開催!

また、新開地で女性のための映画祭がやってくる!
ラインナップが公開されたので、情報を載せますと、

第5回新開地映画祭
~オンナ度50%アップ!ラブ&エロス~

10月26日(金)~28日(日)
会場:神戸アートビレッジセンター


▼26日(金)
19:15~ 「コスプレの人」(2006)
20:25~ 新開地映画祭ファン特別企画
     シークレット・トーク

▼27日(土)
12:00~ 「痴人の愛」(1967)
14:00~ 「化身」(1986)
16:15~ 「秘愛」(2005)
18:25~ 「LOVE MY LIFE」(2006)

▼28日(日)
12:00~ 「大奥十八景」(1986)
14:25~ 「団地妻 昼下りの情事」(1971)

16:00~ クロストーク 女優に学ぶオンナの魅力
             「オンナ度を上げる」
     ゲスト:白川和子「団地妻 昼下りの情事」
         辻沢響江「大奥十八景」
         吉井怜 「LOVE MY LIFE」

※チケット料金は1作品1,000円、クロストーク1,000円
 ご予約は10月上旬から。

楽しみですね。早速、変人倶楽部の友人FTにメールを送りました(笑)

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September 25, 2007

エヴァンゲリオン新劇場版・序 -見たことがない人、この機会に足を運んだ方がいいですよ!

さよならなんていうなよ

 本放送は1995年。その頃には私はいい大人になっていた。(いや~ん、本当は14歳だったのん、って言いたい・笑)兎に角、話題になったので、WOWOWでの放映時にとりあえず観たが、社会現象と言われた程の影響力を感じなかったので、制作者達は私より年齢が上だったとしても、対象者として作られたのは、10代の青少年だったのだろうという感想に終わった。
 この頃には、謎の多い作品がたくさん出ていたが、10代対象の作品としては、物珍しかったのだろう。色んな演出や言葉達が、彼らの心を踊らせたのは理解出来る。
 さて、映画となったら、10代の対象というわけではいかない。その頃のファンは、20代から30代になっていて、彼らを引っ張っていくのは、「伝説」ではないのだ。
 一様、友人Mと予習をして出かけた。ストーリーが頭の中に入っている状態で見ているので、全26話を4本にまとめ上げる1/4としては、分かりやすく、シリーズを見たことがない人にもまだ理解出来る作りになっている。映像も12年も経てばかなりレベルがアップしており、意図的に今回多く描いている第3東京市のビジュアルの美しさに映画版のレベルの高さを知る。兎に角、建物の描き方や効果的な演出、完成された街の筈なのに、なぜか電信柱と電気のケーブルの映像はそれを専門に撮っている写真家を思い出す程だった。で、今の子が分からないオートリバースのカセットのウォークマンをまだ聴いてるよシンジったら。何かガンダムの雨天型野球場(ドーム球場)を思い出しちゃった。作った1995年を大事にしたいんだなぁと思う。
 それから気になったのが、タイアップ商品。ドリトスとUCCの缶コーヒーはうまいことやったなぁと思うのだが、ぷっはーって、毎日飲んでいたビールのタイアップがない。確かEBISUだったっけ。それっぽいのを飲んでいたと思う。でも、タイアップされていないんだよ。企業は目の付け所が悪いんじゃないか!缶コーヒーよりも、ビールでしょう!あれだけ宣伝になるのに!もしかして、未成年者も映画を観るからダメだったのだろうか?
 ラストのアレは何だ!違う解釈が始まるってことだろうか?

 映画を観て、めっちゃ楽しみになりました。これは観に行った方がいいでしょう!

エヴァンゲリオン新劇場版・序 公式サイト

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September 24, 2007

スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ -娯楽活劇なわりに、主人公がいまいちかっこよくないのだ。

 ジャンゴって何?
 何を意味するのか?全く分からずに映画館に足を向けた。主人公は、伊藤英明。源平合戦から何百年か経った平家の落人伝説のある村の話だ。敵対する伊勢谷友介演じる義経率いる源氏と、佐藤浩市演じる清盛率いる平家とのお宝を巡る闘いに、主人公はやってきたっと言う話だ。
 源平合戦の義経と清盛のキャラクターをそのまま演じているので、現代風義経がもののふをうたっているところがかっこいい。主人公が「用心棒」のようにあっち行ったりこっち行ったりするのかと思いきや、それを保安官があっち行ったりこっち行ったりして、終いには人格が分裂するというパロディを繰り広げる。
 主人公の過去が数秒しか描かれておらず、口が聞こえなくなった少年とオーバーラップさせて主人公の深みを出そうとしたのだろうが、ジュリアーノ・ジェンマにちょっとは劣るぐらいの伊藤英明は、無個性のまま動き回るために、主人公の魅力の欠ける。まわりは個性は揃いのためにこういう形を取ったのかもしれないが、伊藤からしたら、世界で上映される作品なのに残念だろう。

 三池 崇史監督の作品を見たことがなかったのですが、関西系のお笑いの人のようなエッセンスが入っていますね。暴力的な作品が多いと聞いていましたが、この作品はあまり気にせず見ることが出来ました。ちょっと引いてしまうようなギャグは彼の持ち味なのでしょうか?石橋貴明をあそこまでしなくてもよかったのではと思ってしまいました。この作品はきっと監督のお遊び的なものが詰まった作品なのかも知れません。

ジャンゴ 公式サイト
重い!?出るのが遅い!!

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September 10, 2007

シッコ Sicko - このままじゃ日本はアメリカと同じ道を突き進むなぁ

 たかじんの委員会まで取り上げていたから、知っている人が多いと思うが、今度のムーアは、アメリカの保険にメスを入れた。日本の健康保険制度というものがアメリカには全くない!というのをこの映画を観て初めて知った。病気をしたときに、かかっている保険会社がお金を出してくれるというやり方なので、企業論理で、たくさんの助かる命が見捨てられてきているのだ。アメリカの保険制度が分かるようにたくさんの事例を出してくれた。チェンソーの事故で手の指の第一関節を2本切断した男性に、縫合するのに1本100万円以上という法外な医療費を請求する。やむなく男性は、一番必要な方の指だけ縫合して貰った。保険制度がなければこのような高額な費用を負担して充分な治療を受けることが出来ない。ましてや、保険会社に入っていたとしても、交通事故に遭い、意識不明のまま救急車で病院に搬送された女性に、保険会社は救急車を呼ぶ前に事前の連絡がなかったために保険金が下りない旨連絡をしている。今の日本人なら、「何それっ」って、目ぇー剥いて怒鳴り散らすかも知れないが、日本人よりはっきりしているアメリカ人が、こんな案件がごまんとあるというていたらく、一体この国はどうなってるねん!ムーアは、いつもの映画のように、よそ様の保険制度について調べ上げていった。お隣の国カナダや、英国、フランスと、みな医療費負担が全くなく、弱者に優しい制度になっているのだ。日本の少子化問題が何年もぐちゃぐちゃしているのも、この映画のフランスの対応を見たら、何をすればいいのか答えが載っているではないかと言うぐらい、他国は素晴らしい出来映えなのだ。
 日本の制度も出してくれて、こりゃアメリカのようにいつかなっていくなぁと痛めつけてくれたらいいのにと、映画を観ながらずっと考えていました。
 上記三国のような保険制度を目指せばいいのに!と、映画を観てすぐに思いました。しかし、・・・。
 上記三国は、日本と違って大人の国なのです。富めるものが弱いものにするのは当然ですと彼らは語ります。アメリカのような個人主義の社会では、医療費をなんで税金で払わないといけない!それも、働かず、税金も払っていない人達のために、それなら、自分たちだけの保険にお金をかけた方がいいじゃないか、という意見が誰でも持っている普通の考え方。そう、どっちかというと、日本は、前者のような大人の優しいお金持ちなんておらず、儲かったお金をいかに増やすかということにしのぎを削り、そういった貢献が社会的地位に及ぼすような社会構造を作っていないから、後者のようになんで働かない人の面倒を見ないといけない!って方に流れていってしまう。
 悲しい話だが、私だって対して儲かっているわけでもないし、税金もたくさん払っているわけではないけれど、その税金が、訳の分からないところで使われていたりするのはあんまり嬉しくない。今独り身で、この先、独居老人になったとしても、生活保護なんかを受けるつもりはさらさら無いが、人生どうなるか分からないときに、生活保護という仕組みがあるのは助かると思うだろう。しかし、元気な今なら、若い人で生活保護を受けている人が多いねんでぇと批判的にいう人達の意見にも同じ気持ちになってしまうときがあるのだ。
 こんな荒廃した狭い心では、日本を背負っていけないので、この考えが大多数とは思いたくないのだが、この先年金も税金から支払われるようになったり、保険制度もいつしか税金から払われたりすると、頑張ってきた人達はなんで???ってなるのは否めないだろうと思う。しかし、こんな気持ちのままでは、アメリカへの道なのだ。アメリカの保険会社は手ぐすね引いて、日本人の持っているお金を何とかしようと考えているから、保険制度が無くなる日もあるかもしれない。兎に角、この映画を観て、よかった、日本は・・・ではなく!、こんなんになっちゃダメだぁと、みんな危険信号を受け取らないといけないのだ。

Sicko 公式サイト

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September 06, 2007

ananとゲイの男性の好きな男は大分違うのよ。

 ananの好きな男投票結果はまたまた木村拓哉が第1位。こうなると、よっぽどの彗星のようなスターが現れない限りこの順位は変わらないのではないだろうか。
 今日、医者に行って、女性週刊誌を読んでいたら、ゲイの男性の好きな男アンケートをしていた。ananの方にも妻夫木聡が十位内に入っていたのだが、ゲイの男性からも人気があるようで、彼と坂口憲二が人気あるようなんです。嫌いな男は、木村拓哉だそうで、ゲイの人達にはジャニ系は人気がないそうです。その中でも、ポイントが高かったのは、山口達也と田中聖でした。
 妻夫木聡が男女とも人気があるのが分かる。今の流行のはにかんだような爽やかさを残している俳優で、CMとか出ていても、目を奪われる。だから、めちゃくちゃCM効果が高いんではないかと思う。ドコモのキム兄とのやりとりを見ていても、自然と「かわいい」と思ってしまうもの。
 まだ、ananを全部読んでいないのだが、本当に木村拓哉と明石家さんまは仲がいいんだね。少ないコメントをまとめ上げた文章にまで、明石家さんまが言った言葉を載せている。瑛太が結構高い位置でランクインしていて、コメントはやっぱり、仕事より恋愛!!を断言していました。早くお父さんになれるといいね。花ざかりの君たちへのドラマに出て一番よかった人は、中津役の生田斗真じゃないだろうか。稲垣吾郎が10位だった。いつもその辺りにいるのだが、ドラマに出ているわけでもないのにこの位置にずっといるのは、大したものだ。役者として演じた役柄で人気が左右されるというのではなく、稲垣吾郎自身の魅力なんだろう。松田龍平ではなく、松田翔太が入るのは、ドラマのせいかなぁ?龍平は殆ど映画ばかりだし、なかなか難解な役をこなしているから、あんなに麗しいのに。でも、翔太も魅力的だ。コメントに女性の香りが好きで、彼女が汗だくでやってきたら、彼女の汗を流すのに部屋を取って上げるよってコメントなんだが、この人はえらく早くから大人の男になっちゃたんだね。

敬称略

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September 01, 2007

トランスフォーマー -これは子供が楽しむものなのだ!

 トランスフォーマーってアニメかコミックが実写化されたんだと思っていたら、タカラが国内向けに出していた玩具をアメリカの会社がアメリカで販売し大ヒットした商品なのだそうだ。それから、逆輸入され、漫画やアニメ化になったそうだ。映画の中で「きっと、日本製だ!」と言っていたのもあながち嘘ではなかったのだ(笑)。車がロボットに変身するといった発想は、やっぱり男性でしか考えられないもので、スピルバーグまで興味を持って映画化になった作品だが、それがどうした!って感じで受け止める。ストーリーは、玩具からの空想の話なので、もっとも子供受けしそうな話で、これで機関車トーマスのように、車に顔まであったらひいているところだろう。しかし、車からロボットにトランスフォームするときの技術的な映像はかなり唸るものがある。前に所さんの世田谷ベースで車からロボットにトランスフォームさせて、元に戻せないと言っていたけれど、その玩具以上に複雑な構造を作り上げており、これを何台も動かしているのだから、見る側にはかなりの迫力が伝わってくる。惜しむらくは、戦っている最中色分けされているとはいえ、善と悪が分からなくなってしまうと言うことと、ラストのあまりにも短絡的な解決に、折角の盛り上がりがガクッてしてしまったことだ。
 まぁ、夏休みにお父さんと男の子が楽しむ映画だったのだろう。
 俳優達は、私が知らない人ばかりだったのですが、興味を持てる人もいなかったのが残念です。何とか思い起こすと一人だけ、最も美しい50人に選ばれていたジョシュ・ディアメルがおすすめかなぁ。写真の彼です。

 そうそう、面白かったのが、色んな機械も影響されてトランスフォームするのですが、世界で一番使われていそうなノキアの携帯が変身をすると凶暴になるってのが面白かったのと、ノキアも日本製だと主人公が思っているところです。

Josh_duhamel

トランスフォーマー 公式サイト

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August 30, 2007

オーシャンズ13 -荒唐無稽すぎて・・・、越えてるよぉ

 オーシャンの仲間達が織りなすだまし騙される映画の3作目。友人Aが「オーシャンズなのに、ブラット・ピットが名前の一番上!」と、エンドロールを見ながら叫んでいたぐらい、この映画はブラット・ピットを中心に共演者が面白おかしく楽しんで作っています。
 だってぇ・・・・、こっから、ネタばれになります。
 ラスベガスは砂漠のオアシスだよ。たしか、地盤沈下したホテルがあったはずだし。私の知識が足りないのかも知れなけれど、何で固い岩盤があるの?ドーバー海峡を掘削した機械は、一人では絶対動かせないし、シールド工法になっているし、大きさが違いすぎるのではないのか!なんて、私みたいなものがいっぱい「そんなわけないやろぉ」とつっこみを入れてしまいたくなるぐらい荒唐無稽な作品に仕上がった。
 お話しの方は、仲間が裏切られ、できたてほやほやのホテルオーナーに復讐するって話なのだが、最初の盛り上がりとうってかわって、ラストは尻つぼみのようになっているし、登場人物が多いから彼らが何をしているのか目を離すと、何がなんだか分からなくなってしまう。
 でも、次回も期待してるよ!

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August 27, 2007

rainさんの映像会

 先日友人T1がrainのファンの方のブログのイベントで、神戸でrainの映像会をするから行かないと誘ってきたので、rainはあんまり知らないのですが、T1がよく「年齢層はめちゃくちゃ高いけど、元気!」と言っているので、そのパワーを見に出かけてきました。なんせ韓流ファンを見るのは初めてなので楽しみだし、T1が踊りがうまいといっていたので、どんなのか楽しみでした。ところで、ここに来られる方は、rainって誰?の世界だと思うので、彼を紹介しますと・・・。

rainの公式サイト
うぃき
ようつべ Rain - it's raining
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 なんとなく、なんですが、香取慎吾ちゃんに見えたり、森山未来くんに見えたりします。写真は韓国サイトでかき集めてきました。私の好みの写真ばかりです。ダメだったら消します。許して下さい。

 ひなさんと言われるブロガーさんのサイトで集まる人達が、有志で全国各地にて、rainさんのCM映像や他国でのコンサートの模様を流してくれました。私は夜にお食事会を予定しており、胃の調子が悪かったので、バイキングを楽しめなかったのですが、音割れするコンサート映像でしたが、とても素敵な筋肉の持ち主で、CM映像はとても可愛い人だと思いました。
 神戸で120人程集まっており、全国で500人以上がこのイベントに参加されています。素人の企画で、各都市でこのような催しをされるなんて、ファンは凄いですね。
 確かに、T1が自分を棚上げしてあえて言っているように、彼の恋愛対象からしたら、年齢層が高すぎるのだが、映像会に来られている人達は皆少女のようで、きっと年齢よりかなり若く見られている人達だろうなぁと、恋することでどんどん若返っている人達を目の当たりにしました。
 やはり、女は恋してないとダメなのよ!私も好き好き!と言える人が現れて欲しいなぁ~。

 なんせ、就職して安定したからか、通常な女性ホルモンの作用で、今日は生理前のメスになる時期を迎えているのです。その対象者を狩りたいです(笑)

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August 25, 2007

ベクシル2077日本鎖国 -松雪さんの声サイコー!

 鎖国をした日本の10年後という話が考えられない展開で綴られていく。残念ながら、ストーリーの深みが感じられず、これでもかと言ったアニメ技術の凄さを表しているだけだった。人の動き方は素晴らしい。表情と歩き方にはかなり違和感があったが、それ以外の動作には凄さを感じた。また、パワースーツというか、ロボットもそうだが、リアルな動き方や設計に面白さを感じる。
 やはり、あと70年後の日本には見えない。もっと、荒廃した日本、借金で首が回らない日本、しかしハイテクでもある日本。あまりにも違和感のある設定で、ストーリーも、主人公達もなんか納得出来ない進み方でがっくりであった。
 そんな中で、松雪泰子の声がいい。元々いい声の人なので予測は出来たが大きな収穫だ。黒木メイサは話題性があったのだが、主人公の声と合っていない。本人もつらかったのではと思う程、変だった。谷原章介は、彼でなくてもいいのではという印象で終わった。オープニングが期待したくなる映像だっただけに、尻つぼみ的なストーリーでがっくりさ加減が倍増した。
 minkのエンディングはよかった。音楽は挿入歌共々、よかった。ポール・オークンフィールドって人の曲は、私の好みかも知れないと、思っていたら、マトリックスの音楽監督をした人だった。やっぱり。デッド・カン・ダンスってのもいいと思う。

ベクシル 公式サイト

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August 24, 2007

ショートバス -私はここの常連になりたいです!神戸にこんなサロンないのか!(笑)

 試写会に当たったので、変なもの担当Aでも連れて行けないこの映画に、君しかいないよと友人FTを連れていく。

 この映画どんなだったって!!!これを書いたら、この映画を観たい人と見たくない人がまっぷたつに別れてしまうと思うんだけれど。
 最初のシーンから凄かった。主人公の一人ジェイムズがお風呂の中で自慰行為をしているのだが、自分の息子を自分撮りしている。また、場所が変わって、部屋の中で、自分撮りしながら、彼は自分のものを口で味わおうとヨガのようなポーズをしている。それを向かいに建物に住む男性がカメラで撮っているのだ。こんなことから始まり、他のカップルの性行為が映し出される。ソフィアは言う。

 私達は幸せね。こんなに素晴らしく愛し合えるのだもの

でも、恋愛カウンセラーの彼女は、「オーガズム前なのよ」と、自分以外の人達が味わっているだろう快感の仲間入りが出来ないことで悩んでいる。セヴェリンは、お金のために女王さまとして恋人がいるのだが、本当の自分を解放してあげたいと悩む。

 不思議だ。セックスに対してネガティブなイメージがないアメリカ人ましてやニューヨーカーが、まるで等身大の私達と同じように悩んでいる。その悲しみを分け合えて、どうってことないとお互いが解け合える場所が、ショートバスというサロンだ。実際のサロンをモデルにしているそうだが、何でもありなこの場所が、居心地のよいおこたのようなそんな雰囲気を味合わせてくれる。あぁ、私もか弱き悲しく寂しいおんななのだ。ここで、安眠したいと思った。映画の最後の方に来ると、だんだん唇の端が上がり、自分の顔がほほえみをたたえていることを知った。主人公と同じように何かのきっかけを待っているのだなぁ。


 兎に角、全編オーガズムの宝庫で、俳優達が演技でないセックスを繰り返しているのを見るという前代未聞の映画なのだ。しかし、何でかしらんが癒される。そんな映画なのだな。
 で、こんな映画には、分かって貰える友人FTが有り難いのだ。終わった後、ここに行ってみたいと言ったら、私もここの常連になりたいと言っていた。持つべきものは同類の友人。「お互い一人でも行きそうだけれど、一緒に行こうな(笑)」とか言っていた。

ショートバス 公式サイト

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August 18, 2007

夕凪の街 桜の国 -とても大事なことなのに、自分に置き換えて考えたことがなかった

やっとまた一人死んだと、アメリカさんは喜んでいるのかなぁ


何で、広島におちたんや

違うよ、落ちたんじゃない、落とされたんだよ

ネタばれになります。

 上記のセリフは大分怪しい(笑)けど、インパクトがあり心に残ったセリフだ。
 死ねと思われてピカを落とされたのに、まだ生きている。妹は背中の上で長生きしてねと言って亡くなったのに、幸せだったりしたら、誰かがそれは違うよって、そっちの世界じゃないよって言いに来る。
 被爆した20代の女性と、被爆者を遺族に持ち、自分にも遺伝しているだろうということで考えないようにしていた現在に生きる20代の女性を描いた作品は、全編タオルが離せない程の悲しくてつらい話が続く。
 昔、広島で行われた少年団体の総会に出席したことがあり、その時に平和のワークショップに参加した。私は原爆に対する知識も平和にも薄かったから参加したのだが、数多い広島からの参加者に圧倒したことがあった。これほどまでに認識が違うものなのだと。内容は違うが、震災を受けて、地元の深さを感じることが出来たので今ではよく分かる。その当時は、これだけの歴史認識の凄さをなぜ日本国中の学校が教えることが出来ないのだろうかと思ったものだった。同じような教科書でも意識の違いがそうさせるのだ。ましてや、今でも続いている苦悩の数々に考えたくなくても、否応でも襲ってくる内容なのだ。今年は、戦争が風化されすぎたのか、公式の場に出る人のあほな発言が出て、余計に意識するようになった。そのおかげか、マスコミの広島、長崎、終戦記念日の扱い方が変わってきたことに気がついた。もう、戦争や原爆を知らない人の日本になってきたのかも知れない。こんな時にこの映画の公開で、再認識させて貰えて良かったと思う。
 この作品、2部構成になっていて、前半の被爆体験を持つ皆実の悲しみが染み渡る。隣の見知ら年配の女性は私と共にタオルを握りしめ、大泣き状態であったが、後半の桜の国では、寝息が聞こえてくることがあった。
 やはり、前半がインパクトが強かったせいもあるのだろう。普通の幸せを迎え入れることが出来るはずの女性の悲しみは大きすぎたのだ。しかし、後半の話も、過去を振り返りながら、忘れていないというメッセージと、忘れてはいけないというメッセージが含まれていて、実際におられるであろう被爆者遺族の苦悩を意識していなかった自分を恥じた。
 漫画原作は読んだことがないが購入したいと思う。平積みしている表紙の絵は、皆実を演じる麻生久美子がぴったりの配役とも思う。七波のように突っかけで携帯持っただけで飛び出して旅行に出かけたいものだ(笑)

夕凪の街 桜の国 公式サイト

とりあえず、今年観た映画の順位 怪しいけど・・・

善き人のためのソナタ
ブラッド・ダイヤモンド
ディパーテッド
長い散歩
ダイ・ハード4.0
世界最強のインディアン
サン・ジャックへの道
ボルベール<帰郷>
舞妓Haaaan!!!
それでもボクはやってない
バブルへGO ~タイムマシンはドラム式
不都合な真実
墨攻
夕凪の街桜の国
スパイダーマン3
キサラギ
アヒルと鴨のコインロッカー
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
300
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
約束の旅路
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
しゃべれどもしゃべれども
ホリディ
あなたを忘れない
どろろ

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August 15, 2007

夏は戦争を知る季節 私って何にも知らなかったんだ!